大学受験|古文

名人の授業・気鋭の講師


名人の授業シリーズ 荻野の古文レッスン(下)



講義のはじめに
 みなさん、こんにちは。荻野文子です。
 これからの講義は「敬語」に力を入れていきますよ。尊敬語・謙譲語・丁寧語、みなさんにとっては、また、やっかいなものが登場しました。でも、この敬語を制覇しないことには、入試古文に太刀打ちできません。
 「敬語」という響きだけで、嫌悪感や恐怖感を持つようですが、ビビッちゃだめですよ。みなさんぐらいの齢の人は、あまり使わないから馴染みがないだけです。ちょっと学べば、すぐ、理解できますからだいじょうぶ!
 この「敬語」について、ちょっと触れておきますね。
 現代は、「人間平等」の時代ですが、昔は、そうではありませんでした。身分制度のしっかり決まったタテ社会だったんです。自分より身分の高い人は、絶対に尊敬しなくてはいけませんでした。そこから、「敬語」というものが生まれたんですね。
 敬語は、まず種類を覚える! 正しい手順は、まず、どの単語が尊敬語謙譲語丁寧語かの種類を覚え、それをヒントにして、主体(主語)・客体(目的語・補語)を補う。これが大鉄則です。
 詳しいことは講義で触れていきますから、今は、“敬語はまず種類を覚える”ということだけを頭の中に叩き込んでおいてください。「敬語」って、みなさんが考えているほど、難しいものじゃありませんからね。きちんと学べば、確実に理解できます。
 「敬語」を理解できれば、華麗な宮中絵巻を垣間見られるんですよ。その時代のハイブロウな人々の人生観や恋愛観を知るって、結構、楽しいものです。ちょっとした人生の教養になりますよ。楽しいと思ってやると、勉強って、はかどるものです。
 もちろん敬語以外でも、上巻と同様に、重要文法・重要単語など、キーポイントになるものは、授業の中で実感しながら覚えていってください。
 大学入試の合否ボーダーラインの1点には、数百人のライバルがひしめいています。1点でも多く得点するための努力と積み重ねが、入試当日に本当の実力となって発揮されるのですよ。
 合格ラインを突破するまで、あと一息です。しっかりついてきてください。
 それでは講義をはじめます。

閉じる