大学受験|英語


英単語センター1500



重要単語を「体で覚える」
これが一番有効な勉強法だ!

●英語の重要な単語とは?

 「最も頻繁に用いられるもの」が最も重要な英語の単語である、との立場に立ってこの単語集は編集されている。たとえば、現在の報道現場の英語で最も頻繁に用いられる20語を頻度順にあげると:
the, of, to, in, and, a, for, was, is, that, on, at, he, with, by, be, it, an, as, hisである。
 これが日常生活の会話ではthe, and, I, to, of, a, you, that, in, it, is, yes, was, this, but, on, well, he, have, forとなる。これらがそれぞれ欠かせない重要語であることに異存はなかろう。両者に共通するのはイタリック体の語である。「重要な単語」も分野によって多少の違いが出ることも見て取れるであろう。
 日本の英語学習者は、センター試験レベル(つまり、「英語T、U」の範囲)の語彙と表現を身につけることで、十分なコミュニケーション力が獲得できるし、将来さまざまな分野で必要とされる英語力もその延長線上に十分に構築できると考えてよい。それだけに大切な時期に、不適切に集められたこのレベルを超える単語や表現を不用意に頭に詰め込むと、重大な「受験後遺症」を残す危険性がある。
 それでは、センター試験を受けようという受験生にとって、最も重要な英単語はどれだろうか。それは間違いなく、この単語集に収められている1500語である。
 この単語集は、第1に1979年以来実施された共通1次・センター試験の本試験及び追試験のすべてを調査し、その全出題単語を厳しく検討した上で、頻度順に配列されている。類書と異なるのは、単に試験に出た単語ということではなく、それぞれの単語の持つ複数の意味のうち「どの意味で出題されたか」まで調査・検討して単語の意味記述がなされていることである。
 第2の点は、現行の高等学校検定教科書(「英語T,U」49種)のすべてを資料として検討分析した点である。センター試験はこの検定教科書の範囲を超えて作成されないことになっているから、万全を期した資料分析によってこの単語集は作成されていると考えていただいてよい。

●いたずらに難しい単語を「暗記」することは有害無益である

 この単語集には、センター試験に十分対応できる内容が盛り込まれているだけではない。類書には見られない豊富な内容と分量のCDが付いている。「使える英語力」を身に付けていただきたいからである。本書に含まれる4000語あまりの単語を句例・文例と結びつけて、「途中まで組み立てられた部品」の形でマスターしていただければ、<単語+文法>でいちいちゼロから組み立てる伝統的な表現技術を遙かに越えたスピーディな対応が可能となる。
 したがって、本書では、英語の現場でほとんどお目にかからないような「難語」の類は排除してある。10年に一度、数十万語に一度しかお目にかからないような単語やイディオムは覚える必要はないのである。しょっちゅうお目にかかる単語や表現がきちんと出来ることが大事なのである。基本的なことを間違えないことこそ大切なのである。受験参考書や単語集にしばしば見かけるような、知らなくてよい単語や表現は暗記しないようにしよう。そして、脳の負担を軽くして大学入学後も考える余力を残しておこう。
 本書の1500語を厳選するに際しては、文部省が決めた「中学必修507語」と、現行中学校教科書7種類のうち5種類(中学生の90%)以上で学習することになっている単語のうち、名詞・動詞の基本的な変化形、代名詞とその変化形、感嘆詞、固有名詞、縮約語などと次の76語をあわせて中学校での「既習語」として除外した。

alone, apple, arm, baby, bag, ball, baseball, bed, believe, best, better, bicycle,
birthday, body, cake, camera, camp, cap, cat, chance, change, Christmas, classroom, clock, cute, dance, diary, die, doctor, dog, dream, earth, egg, end, everywhere, exciting, football, forward, group, hello, hospital, history, hobby, junior, land, later, laugh, lesson, lot, move, newspaper, number, o’clock, okay, orange, pass, person, place, plant, player, present, quiet, radio, rainy, ship, ski, song, sound, space, tennis, thing, travel, TV, upon, while, whom

●将来の英語力に最もふさわしくつながる単語力

 「使える英語の力をつける」というのは、最もふさわしい典型的な「基本表現」が自然に口をついて出てくるようになることである。類書に少なくない例外的事項や単語、「難しい表現」に焦点を合わせた学習ではこの力はつけられない。それどころか、「使えない不自然な英語」を苦労して身につけ、センスの悪い英語学習者になってしまうことになりかねない。自然な言い回しを「自然と感じうる」本物の英語感覚を身につけるには、最も頻度のある自然な英語表現でまず英語力の骨格を固めなければならない。
 本書では、一方で実際に大学の入学試験に出題されるが現実にはほとんど使用されないような“危険な”表現にも対応策を講じつつ、もう一方では「入試英語」の持つ偏りを極力排除し、将来も安心して利用できる表現をスペースの許す限り取り入れ句例、文例とした。本書の特色を4点あげるなら、
 (1)単なる単語リストに終わることなく頻度の高い表現例を取り入れた
 (2)必要と思われるところには、語源や参考・注意事項などを入れ記憶を助ける様々な工夫をした
 (3)ネイティブスピーカーの全面的協力を得て確かな内容にした
 (4)きわめて廉価にCD付きで提供している
ということである。音声を耳から浴びながら、目でつづり字を確認して(必要なら書いたり、言ったりして)単語と表現を「体で覚える」ことの有効性は絶大である。発音は「聞き取れ、自分でも言える」ものでなければならない(しょせん、発音記号は補助手段でしかない)。CDの利点を生かして、必要なだけ音声を浴びそれをまねて自分で発声していただきたい。自分の体が確実に英語を吸収していくはずである。確かな発音を耳と口に植え付けることで、単語と表現が、単なる「知識」ではなくて自分と切り離せない「肉体の機能」の一つになっていくはずである。

編者

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