高校受験
レベル別シリーズ 出口の国語レベル別問題集 3 難関編

驚異のシリーズ全体の構成
国語の学力を養成するには、ただわけも分からずやみくもに問題を解いているだけでは、効果は上がりません。まず、国語に対しての一貫した考え方、解き方を理解する必要があります。そのためには、本書『出口の国語レベル別問題集 0理論編』を何度も繰り返し読んで下さい。たとえ問題が難しくて解けなくても、心配することはありません。解説が理解できればそれで十分。逆になまじっか答えがあってしまったために、考え方の間違いに気づかないことの方がずっと怖いのです。
次に、その解き方を頭においてなるべく多くの問題にあたって下さい。もし間違ったなら、自分の考え方や解き方のどこが悪いのか、どうすればいいのか、じつくり考えてください。問題を一題解けば、君たちの解き方が一回分変わるのです。そして、新しく変わった解き方でさらに次の問題にチャレンジします。そうやって十題解いたら、君たちの解き方が十回変わったということです。
問題集は、論説文と小説を中心とした総合問題を集め、レベル別に三冊用意しました。徐々に難易度が上がっていくので、無理なく高度な学力を身につけることができるはずです。
レベル1 公立高校中心の基本問題 全十五題
レベル2 国立や私立の難関校のやや標準的な問題 全十五題
レベル3 国立や私立の難関校の難問 全十五題
現在の高校入試では、簡単な古文を出題することがほぼ定着しているといってよいでしょう。また、口語文法や漢字などはもはや必出です。それだけでなく、近年、公立高校では詩や短歌を出題するところが増えています。これらに対処するにも、やはり一貫した考え方があるのです。
こういった傾向をふまえて、『レベル別問題集』で対処しきれない古文、作文、詩、和歌、俳句などや特殊問題の解き方は、今後、別冊としてまとめる予定です。さらに、漢字や文学史、慣用表現など、高校受験に必要な知識もまたハンドブック形式などで一冊にまとめる予定です。
実際、ここ数年の入試傾向を検討してみると、国立、難関私立と、公立では明らかに著しい違いがあります。国立、難関私立の場合は圧倒的に読解力中心で、大学入試問題とほとんど違いはありません。それに対し、公立高校は高度な読解力をみるというよりも、総合的な日本語能力をみるといった傾向が強いようです。つまり、漢字や慣用表現、作文力など、日本語の読み書きの力を試します。また、詩や短歌など、幅広いジャンルからも出題されます。
公立高校を目指す人は、レベル1、2で十分です。難関国立、私立を受験する人は高度な読解力を身につけるため、徹底した問題演習は欠かせません。だからレベル3まで必要とします。
レベル3まで制覇し、まだ余力のある人は、ぜひ大学受験用のレベル別問題集(1【超基礎】〜6【難関編】)に挑戦して下さい。1【超基礎】〜3【標準編】までは、高校入試の問題と大差はありません。また、解き方をより深く理解するために『早わかり現代文』(語学春秋社)もお勧めします。
本書によって、一日も早く、高校受験だけでなく、大学受験でも、卒業してからも無類の威力を発揮できる真の国語力を身につけて下さい。
筆者
はじめに
本書は、「出口の国語シリーズ」の中の『レベル別問題集 3難関編』で、主に難関私立・国立高校の入試問題がおさめられています。
現代文はただやみくもに解いても効果はなく、一貫した解法によってはじめて学力が養成されてくるのです。その意味で、本シリーズの『0理論編』をあらかじめ読破するか、もしくは本書を終了した後、『0理論編』、また『1基礎編』『2標準編』にとりかかることをお勧めします。現代文ほど学力がアップする科目はありません。誰でも満点近くの得点が可能です。国語が勉強してもなかなか伸びないといわれるのは、解き方が間違っているからです。さらに、国語はすべての科目の土台になるもので、君たちが大学を受験する時も、その後も一生つきあっていかなければならないものです。だから、どうか今のうちに本当の国語力を正しい方法で養成して下さい。
本書で取り上げた入試問題を解いても分かるように、悪問・難問のたぐいは全くありません。本書の方法ですべて面白いように解決できます。だから、難関高校の受験生だけでなく、公立高校の受験生も、どうか本書によってより高い学力を身につけて下さい。すべては「レベル1」から出発するのです。
出口 汪