大学受験|小論文


難関大対策 短期完成!人文系小論文 改訂版



はじめに

 この本を手に取った君は、小論文について何らかの知識を必要としている人なのだろう。そもそも小論文とは何かがよくわかっていない人、小論文の問題に手をつけても何を書いてよいのかわからない人、いくら書いても合格点には程遠い人、この本を手にした人の多くが、こうした問題に突き当たっているのだと思う。
 小論文は答えがない科目だから、対策のしようがないとよく言われる。しかし、それは間違いである。小論文に関するデータを、長年、蓄積し分析し、実際に添削指導をしてきた私に言わせれば、対策の仕方はハッキリしている。本書を読めば、君が抱えている問題は全て解決するだろう。
 アメリカでは、小さい頃から学校の授業で論理的な文章を書く練習を行っている。しかし、日本ではなぜか、文章の書き方というと高名な文学者が書いた指導書がほとんどであった。「論文」は、欧米から輸入した文章形式だが、日本ではこうした文章形式への対策はほとんど行われてこなかったのだ。結果的に、小論文の対策と言われても「起承転結で書け」といった程度の指導に終始してしまう。
 ほとんど全ての受験生がこうした指導しか受けていないので、大学側にしてみれば「ほとんど点差のつかないダメな答案ばかり」ということになってしまうのだ。逆に言えば、正しい対策を少しでもすれば、確実にライバルに差をつけられるような答案が書けるようになるのである。
 この本で小論文についてしっかり学習し、志望校合格を勝ち取ろう。

〜小論文を得意にすればこんなにトク!〜

1.英語の長文読解、現代文の問題が解きやすくなる!
  英語の長文読解と現代文の問題は、「論理」が読み取れれば簡単に解くことができる。小論文はその「論理」を中心に学ぶ科目だから、英語や現代文まで得意科目にすることができる。一石二鳥どころか一石三鳥である。

2.大学のレポートにも応用できる!
  大学に入ると、レポートと呼ばれる、授業の成果を文章で表現するテストがある。多くの学生が、はじめてレポートを書くときに戸惑うことになるが、小論文を勉強していれば大丈夫。大学のテストも余裕でこなせる。

3.就職試験に強くなる!

 就職試験と言われても、受験生の君たちにはまだまだ実感がわかないと思うが、就職試験では自己アピールが必要になる。その際、文章を書かせることがあるので、ここでも小論文の学習成果を生かすことができる。

4.見えにくい世の中を見通すことができる!
 人間は年を重ねるごとにいろいろな経験をして、世界が広がっていく。しかし現代社会はいくらいろいろな経験を積んでも、世の中が見えにくくなっているとよく言われる。小論文で現代社会に関するさまざまな見方を学び、自分で考えていくことで、いくら経験を積んでも理解し得ないような複雑な現象に少し近づき、知識だけでなく現代社会を生き抜く知恵も身につけることができるだろう。

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