大学受験|古文
名人の授業・気鋭の講師
気鋭の講師シリーズ 富井の古典文法をはじめからていねいに

体系的にすんなりと理解し、楽しく合理的に覚えること、
それが最善の古典文法攻略法!
「古典文法をマスターするためにはどういうふうに学習すれば良いのですか」という質問をよく受けます。
その質問に対して、「無駄をできるだけなくし、効率的に学習することが大切だよ」と答えるようにしております。
この『富井の古典文法をはじめからていねいに』は、この言葉どおり、「効率性」ということにトコトンこだわっています。
例えば、用言には、活用型が九種類ある「動詞」、二種類ずつある「形容詞・形容動詞」がありますが、この用言とほとんど同じ活用をする助動詞が、助動詞28個中、なんと23個もあるのです。つまり、「用言の活用をしっかりとおさえてあれば、助動詞の活用はほとんど終わったものと同じ」だと考えることができますよね。
ところが、用言と助動詞を別々のものであると考えてしまうと、一気に負担感が倍増し、それがやる気をなくさせる原因となってしまうことが多いんです。でも、安心してください。この本は、そういう無駄は一切させず、楽しく読んでいくうちに、本質的かつ体系的な文法の力が身につくようになっています。
古典文法には一種の体系的な構造があるので、各部分の体系的つながりをとらえ、総合的に理解していくという学習プロセスが必要になってきます。用言や助動詞の活用表などは特に系統的に理解する必要がある箇所といってよいでしょう。
活用の仕組みを理解すること自体はそう難しいことではありません。しかし、理屈ではわかっていても、正確に活用表を埋めるということになるとミスをしてしまう人がたくさんいます。これは文法の苦手な人に限ったことではなく、受験生全体の傾向であると言えるでしょう。
そこで、例えば、「四段階に活用するから、四段活用だな」とそのしくみを理解したら、すぐにその活用表にリズムをつけて、「か・き・く・く・け・け」と口ずさんでみましょう。少しくり返せば意外にすんなりと頭に残ってしまうものなんですよ。こういうワケで作られたのが付録のCDです。声優の井上喜久子さんのご協力を得て、たいへん面白いものに仕上がっていますから、すぐに聴いて、楽しみながらマスターしてください。きっと、「こんなに簡単に、楽しく文法が理解できるなんて」と感じるはずですからね。
本書は、最もわかりやすい古典文法の参考書という面と、徹底的に入試を意識した、いわゆる入試の「攻略本」という二つの側面をもちます。この本をさっとマスターして、古典文法における曖昧な箇所をなくし、入試に対するゆるぎない自信を身につけてください。なお、付録の別冊は読解をするとき、問題集を解くときなどに必ず傍らにおき、ボロボロになるまで使ってくださいね。
富井健二