大学受験|物理
名人の授業・気鋭の講師
名人の授業シリーズ 橋元の物理をはじめからていねいに 力学編[新課程版]

授業のはじめに
物理はイメージだ!
物理の勉強をはじめようとするみなさんに、ボクはいつも「物理はイメージだ!」とアドバイスします。すると多くの人たちは、けげんな顔をして、物理というのは、公式を使って式を立てて、複雑な計算をする科目じゃないの?と反論します。その顔には、だから物理はムツカシイ、オモシロクナイ科目に違いないと書いてあります。
しかし、そうではないのです。物理の本質は、公式や計算とは無関係です。イメージがすべてなのです。
本書は、「物理はイメージだ!」という信念のもとに、はじめて物理を学ぼうとする人のために企画しました。東進衛星予備校での実際の授業をもとに、ライブの雰囲気を生かしてまとめたものです。
中学校の理科や数学はある程度わかったのだけれど、高校の物理はゼンゼン理解できないと思っている人が、主な対象です。それだけでなく、文系の人でもわかるように、また大学入試を物理で受験しようと思っている人にも役立つように工夫しました。
なぜ? どうして?
何かを学ぶには好奇心が必要です。
好奇心とは、「なぜ? どうして? どういう意味?」といつも自分や先生に問いかける姿勢です。物理が面白くなる最大のコツは、このような好奇心を持つことです。「理屈はどうでもいい、ともかく公式を覚えなさい!」という教えかた、学びかたがいちばんよくありません。多くの人が物理ギライになる理由は、訳もわからないまま公式を覚えさせられるからです。
本書では、随所に「なぜ? どうして? どういう意味?」という問いかけが出てきます。みなさんも、ハッシー君と同じ好奇心を持って物理にアタックしてみてください。そうしたら、きっと思ってもみなかった物理の面白さが体験できるでしょう。
力学が物理の基本
高校の物理は、大きく「力学」「熱」「波動」「電磁気」「原子」の5つの分野に分けられますが、その中で「力学」が何といっても、物理の基本になります。また大学入試での出題比率がもっとも高いのも「力学」です。
そこで、本書は「力学」をターゲットとして、物理の考えかた、問題の解きかたを伝授してみることにしました。最初は全部が理解できなくてもかまいません。一つでも二つでも、あっ、なるほど、そういうことなのか、という感動を味わってください。そうすれば、いつのまにかキミは物理の魅力にとりつかれていることでしょう。一人でも多くの人が物理好きになってくれる。それがハッシー君の願いです。
おかげさまで、本書も版を重ねてまいりましたが、この度、学習指導要領の改訂に合わせて、改訂をおこないました。とくに、円運動と単振動の章を加え、力学分野のよりいっそうの充実をはかりました。
橋元淳一郎