大学受験|地理

一目でわかるハンドブックシリーズ


一目でわかるハンドブックシリーズ 一目でわかる地理ハンドブック2006-2007



はじめに

地図や統計資料を使いこなして
短い時間で確実に実力をアップ

 地理は世界各地域の特色を理解する科目です。自然環境や政治、経済、文化、産業、人種や民族………さらに歴史的背景など、カバーする範囲は広く、テーマは多彩です。だから、「こんなに覚えられない!」なんて、めんどうくさがる人も多いでしょう。でも、地理は暗記科目ではありません。わたしたちとは違う国の生活や文化、風土を知ること、興味をもつこと、こんなにおもしろい科目はほかにありますか。
 丸暗記は必要ありません。たくさんの学習テーマを整理して、基本的な地理の知識を系統的に学習すれば、すーっと頭に入ってきます。大学受験の学習で一番大切なことは、短い時間で確実に実力をアップさせることです。そのためには、文字だけの勉強ではダメ! 地図や統計資料を活用してください。
 この本は、世界の地域別地誌を中心にまとめました。見開き左ページの本文を読みながら、右ページに入っている地図や統計データを見て、その内容・知識を確認、チェックしてください。大学入試に欠かせない基本的な地理の知識だけでなく、幅広い応用力と地理的な見方と考えかたが身につくはずです。


センター試験にはアジアやヨーロッパ、
アメリカなどの地誌もよく出題される

 センター試験で出題率の高いテーマは、気候、地形、地形図の読図、農牧業、都市、人口、工業立地と工業地域、貿易といった系統地理のテーマと、アジア、ヨーロッパ、アングロアメリカ、ラテンアメリカ、アフリカなどの世界地誌です。
 空欄の補充とか地理用語の選択といった単純な問題は多くありません。地理的テーマの正誤判定や統計データ・分布図などの資料判読、国名や地名の組合せに関する出題が多いのです。ということは、丸暗記では通用しないですね。各テーマの相互の関係と、世界各地域の特色を理解することが必要です。そのためには、必ず地図帳や統計データを見ながら勉強してください。過去のセンター試験問題に何回もチャレンジすることもきっと役に立ちます。


世界地誌は、私大入試の出題率第1位

 私大入試で出題率の高いテーマを順にあげてみましょう。世界日本地誌25%、続いて、自然環境12%、地図・地域調査9%、農牧業8%、鉱工業8%、村落・都市6%、人口・人口問題5%、資源と環境問題4%、貿易・商業4%、世界と日本の地誌がダントツの第1位です。
 出題形式は、語句と地名の選択解答問題、語句と地名の記入完成問題、文章(論述)解答問題などが多いです。
 私大入試には、高校で学習しない高度な知識や、重箱の隅をつつくような地名も出題されるので、知識や地名を少しでも多く覚えることも必要です。でも一番大事なことは、ほかの地域と比較しながら、世界各地域の特徴をとらえる知恵を身につけることです。そのためには、やはり地図と統計資料を使った学習が欠かせません。民族・貿易・国際機構など時事問題については、入試の前の年の9月までを押さえておけばよいでしょう。
 この本では、センター試験の地理A・B私大入試の地理A・B、さらに国公立大2次の基礎学習に十分対応できます。この本を十分に使いこなして、高校の成績をアップさせ、さらに大学入試をみごとに突破することを願っています。

高橋和明

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