大学受験|現代文

高速マスターシリーズ


高速マスターシリーズ すらすらできる基礎からの漢字1500



はじめに〜本書の使い方〜

漢字の対策には昔から受験生は大変苦しんだものでした。
漢字の問題集を一冊仕上げるのには途方もない時間がかかり、そんな時間があるのなら英語や数学がやりたい!というのも受験生の自然な気持ちで、そのうえせっかく終えた漢字の問題集も、時を置いて見直してみるとほとんど忘れていて、また振り出しに戻ることになり、このまま私の受験生活は漢字の問題集の対策で終わるのでは?と思い悩んだり・・・

そこで本書では以下のような使い方を推奨します。漢字についてはまず読めること、意味を理解することを優先します。というのも現代文の漢字書き取り問題は本文中でカタカナになっていますが、その本文中での意味が分かればほぼ書けたも同然だからです。例えば、ただ「コウセツ」だけではわかりませんが「作品のコウセツを問わない」ならば前後の文脈から、それが「うまい・へた」を意味する言葉であることがわかります。そして、漢字の読み・意味の知識さえあれば、
「うまい」という意味を持つ漢字で「コウ」という音読みを持つのは「巧(うま)い」
「へた」という意味を持つ漢字で「セツ」という音読みを持つのは「拙(つたな)い」
だから、答えは「巧拙」だと導き出すことができます。
書き取り対策を後回しにしていくと、実はスピードを上げつつ大きな効果が得られるのです。
よって・・・

(1)まず読めるようにすること。
(2)読んだならばその意味を頭の中でイメージすること。意味を暗記する必要は全くないが、自分の頭の中のイメージと熟語の正しい意味が大体一致していればそれでよい。
(3)簡単な漢字で構成されているのに書けない、というものは優先的に書けるようにする。難しい漢字が使われている熟語は意味、読みができればよいと割り切る。
(4)四字熟語は意味をしっかり確認すること。四つの漢字が集まって、その意味になる根拠やプロセスを常に意識すること。この作業は現代文の得点力をも上げます。
(5)あとはひたすら本書を繰り返し見ること。読み意味をしつこく確認すること。ただし分からないものはあっさり解答を見て確認すること。

以上が漢字力を身に付ける最も合理的な方法です。この本では、問題の左にはその意味が、解答の左右にはそれぞれの漢字の読みが入っているので、それらを効率良く勉強できるはずです。漢字力は現代文、小論文、古文、漢文、英語、社会各科目に通ずるので決して疎かにせず、語彙力をしっかり身に付けてください。
2006年 3月 河本敏浩

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