大学受験|英語
【完全版】英文法・語法 問題集 Master1000

■文法を学ぶ意味
これまでみんなはいろいろな単語を暗記してきたよね。では、例えば book にはどんな意味がある? ほとんどの人は「本」と訳すけど、「〜を予約する」という動詞としての意味を覚えている人もいると思う。そう、『単語にはいくつかの意味があって、それを覚える必要がある』んだね。
では複数の意味をみんなはどう使い分けているのだろうか?
「今日はくもひとつない天気だ」という文の「くも」はもちろん空に浮かぶ「雲」のことで「生き物のクモ」ではない。これは文脈(内容と前後のつながり)や文法から見極めることで、「くも」の文字だけでは判断できない。これは英語も同じ。単語に対応する意味は『文法・文脈から見極める』んだ。つまり文法は、単語の意味を読み取る助けになる。
あたりまえだけど、英文を理解するために文法を学ぶということだね。それなのに「文法だけは得意」とか、「読解はできても文法が苦手」という人がいるのはおかしい。本来、『本当の文法力』がつけば、読解力も自然に身につくようにできているのが英語。それが実現する理解こそ、『本当の文法力』につながる『正しい理解』だといえる。
この問題集は、そんな『正しい理解』にこだわって書きあげた、英語マスターへの最短距離だ。この問題集で学べば、文法・語法問題を解けるようになるのはもちろん、『英文読解に役立つ文法』を身につけることができる。『本当の文法力』がつくから、文法・語法問題の得点アップはもちろん、もっと英文を『読める』ようになる。例えば、以下の英文を考えてみよう。
I booked the room at the hotel.
S V O M
動詞の位置にあるので book は動詞と推測できる。さらにedがついているので過去形とわかる。at the hotel は修飾語とわかり(問1で学習)、I ≠ the room の関係より the room は目的語とわかる(問13で学習)のでbookの意味は「ホテルの部屋を〜する」⇒「〜を予約する」と推測できるようになる。
単語の3つの側面と文法の関係性を知っていれば、わかる側面からわからない側面を推測できるようになる。いままで『テキトーに推測』していたものが『可能性が高い推測』に変わっていく。このような『推測する力』を自由に使いこなせるようになると、読解力も自然とついてくる。
この問題集で文法・語法の力を磨くうちに、英語力全体を飛躍的にボトムアップできるというわけだ。つまり、やり終えた達成感→文法・語法の得点力アップ→英語力アップ→志望校合格という喜びのウェーブがみんなを待っている!
■成績アップの秘訣
本書では、【1章】で5文型、【2章】で動詞の語法を学ぶ。なぜなら、『英語は動詞が命』だからだ! 動詞を学習しなければ何も始まらない……。
確かに、仮定法・動名詞・不定詞・関係詞……から勉強を始めれば、手っ取り早く成績が上がるかもしれない。しかし、それでは丸暗記の勉強になって、忘れたらそこでお手上げだ。これでは、たとえある程度はわかったつもりになっても、すぐに成績が伸び悩んでしまう。
なぜなら、文法はそれぞれが体系的につながっていて、時制を勉強せずに仮定法を本質的に理解するのは無理! 動詞を勉強せずに不定詞を正しく理解するのは無理!! 逆に、動詞をきちんと理解するとほかの単元も理解がはかどり、英語が楽しくなる。成績も確実にアップする。この本の順番通りに学習を進めれば、やり終えたときに本当に俺が言いたいことが身をもって、成績で実感できるようになっているから、安心してついてこい!
Are you ready? Let's start!
山中 博