大学受験|日本史


名人の演習シリーズ 日本史B表解演習書

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「演習問題」+「表解板書」の効率学習
基礎から難関まで、この1冊で全ての知識を完全定着

私が学習参考書を書く理由──
 それは、受験生が自学自習を行う上で、不便や不都合を感じている部分を手助けするためです。
 お陰様で、私の授業は、1,000校舎を超える東進ハイスクール・東進衛星予備校で流れており、私の参考書を使っている学生の数は、年間10万人を超えると聞きます。
 そのすべての受験生に対して、個別に声をかけ指導を行うことは、現実問題として不可能な話です。
 そこで私は、自学自習を行う上で、不便や不都合を感じる部分に手を届かせる意味で、学習参考書を書いております。


『日本史B一問一答【完全版】2nd edition』は、日常の学習が定着しているかどうかを短時間で、しかも入試に沿った形で確認できるツールとして書きました。
『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本(全4冊)』は、学校や予備校などの授業を受ける前の予習書であると同時に、授業で聞き逃してしまったり、忘れてしまったりした「歴史の流れ」の部分を、わざわざ先生に聞きに行かなくても思い出せるようにという目的で書きました。
『日本史史料一問一答【完全版】2nd edition』は、全文訳がきっちり掲載されていて、かつ大学入試に対応している問題集を使うことにより、普段の史料学習を、そのまま大学入試に直結できるようにとの思いで書きました。
『日本史問題集【完全版】』は、普段の学習成果を実際の入試問題で試す、いわゆる過去問をやる前のウォーミングアップ、「オープン戦」の意味合いで書きました。

 ですから、逆に言うと、受験生にとって不便や不都合があまり生じないと思う部分については、私は参考書を世に問うことはしていません。
 そのため、私が世に問うている参考書は、上にあげたように意外と少ないです。

 本書『日本史B表解演習書』は、「日常の学習」と「実践的な演習」の架け橋になるもの、との思いで書きました。
 学校や予備校などの授業で学んだ内容を定着させて、入試問題が解けるようになるための土台を作るツールとして日常的に使える「演習書」との思いで執筆しました。
 また、普段から手元において、折に触れて参考にしたり、日々の学習に使ったりできる、本来の意味での「参考書」という位置づけで執筆しました。
 本書にはそのための様々な「仕掛け」がしてあります。
 本書を日常の学習の友にしてください。学校や予備校で学んだ内容を本書で定着させることで、今やっている学習が、入試につながる学習に変化していきます。

 自国の歴史を学ぶことが、ひいては自らのアイデンティティの確立につながり、諸外国との相互理解につながると考えております。
 私は今、予備校での授業と併行させて、子供たちに「日本にこんなスゴイ人がいた」というお話をするため、全国を講演して回っています。
 日本という、素晴らしい伝統や文化を持ち、安心・安全で礼儀正しい素敵な国に生まれたことを良かったと思える人が一人でも増え、一人でも多くの人が、

「この日本をもっとよくするために頑張るぞ!」

と立ち上がってもらえれば、これ以上の喜びはありません。
 本書が、その一助になってくれれば、著者冥利に尽きます。

金谷 俊一郎

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