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名人の演習シリーズ センター数学II・B 分野別問題集 改訂版

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 本書は,2012年度まで発売されていた『2013 センター試験過去問演習 数学II・B』(東進ブックス)を大幅に改訂・編集したもので,「数学II・B」の全分野を網羅した「新(現行)課程」用の問題集です。問題集にするにあたり,全20回の演習を分野別にまとめました。出題の可能性のある分野はセンター試験本番に即した分量と形式にし,全てを掲載しました。例えば,数学Bの「確率分布と統計的な推測」も2015年度と2016年度(一部)のセンター試験を盛り込んでいます。この一冊を解き込めば,センター試験の「数学II・B」にかなりの自信をもって臨むことができるでしょう。
 本書について改めて自信をもって言い切れることは,これから「新(現行)課程」のセンター試験を受ける皆さんにとって,一切の弊害を取り除いた,「全て」が使える分野別問題集になったことです。扱われる素材や設問自体の流れ,空所の形にいたるまで,限りなく新(現行)課程のセンター試験本番に近い問題集になりました。
 センター試験の問題には,ストーリーがあります。大問単位で何段階にも積み重ねられた長い文章で構成される,いわば長編ストーリーです。そのため,問題全体の流れを読むことが重要です。
 どんなに時間が短くても,各設問ごと,キーワードに注意しながら10〜20秒くらいで最後までざっと俯瞰して下さい。各々の問題はどこから始まって,どこへ行こうとしているのか。結末までストーリー全体が示されているため,最終目標を見据えながら,誘導にしたがって前から順番に解いていきましょう。それと同時に,もし行き詰まったら少し先を読んでみることによって,そこまでに到達した点と次のステップとの間を埋めていくという橋渡し的な発想をすると,必ず壁を乗り越えていくことができます。
 センター試験の真髄は,作問の意図を見抜く力を養うことにあるのです。それによって,タイトな時間内に解き終える道も見えてくるし,何の誘導もない2次試験の問題に自力で道を拓き,力を身につけていくことができます。
 作問者のメッセージをしっかりと受け止められるようになれば,数学が楽しくなります。「問題が解けた」というのは,自分の解答と正解が一致しただけの「必要条件」でしかありません。「作問者の意図が見えた」ときに初めて,心からの満足感が沸き上がるものなのです。
 この『センター数学II・B 分野別問題集改訂版』を徹底的に解き込み,皆さんがセンター試験の数学II・Bに堂々と立ち向かっていくことができれば,著者としてこれ以上の喜びはありません。

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