大学受験|数学


数学I・A/II・B 最高の演習160

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「基本とか典型をマスターした次は何をすればいいですか?」
「いままでの授業を復習した次には何をすればいいですか?」
「『Type100』を終えたのですが,次は何をすればいいですか?」

 その要望に応えるべく,難関大志望者向け(文系・理系)に作ったのが,本書『数学I・A/II・B 最高の演習160』です.
 典型解法力を身につけた人が,見たことある問題は確実に解けるようになったけど,模試や過去問などに登場する初見の問題の前ではペンが止まる.模範解答を読むと理解はできるのだが,せっかく身につけたはずの典型解法がうまく使いこなせていない.まさしくそんな人が,次にとりかかるべき問題集です.
 
 東大,京大,一橋大,国公立医学部などの最難関大,またそれに続く難関国公立大,難関私立大の入試では,典型解法力+αの力が要求されます.“どの典型解法を”,“どの場面で”,“どう使うか” という判断が,合格のカギを握ることになります.

 本書『最高の演習』では,数学I・A/II・B 範囲から,実力養成のための標準レベルの良問を厳選し,160 問を扱っています.使いやすさも追求し,問題冊子を別冊に,見開き右ページに復習の手がかりになるようなメモを残せるようにしました.
 解答冊子も,各問題の解答だけで終わることがないように,「解法の糸口」を[Point]として設け,「別解」に対応する[Alternative]や「注・発展事項」に対応する[*(アスタリスク)]も充実させました.1 問を通して,何十問分もの問題に対応できるような,普遍的な数学力が身につくように配慮しました.

 高3 生・受験生ならば,夏くらいから秋まで数ヶ月かけてこの問題集をやりきり,最後に過去問や模試等で数学力を完成させてください.意欲的な高1・2 生は,典型解法をマスターした分野から少しずつ解いていってもいいでしょう.制限時間は明記していませんが,1 問あたり15 分を目安にしてください.また,手元には志望校と同じような解答用紙を用意して,本番のように答案を作っていくことも,普段の演習方法としておすすめです.

 また,本書は『松田の数学I・A/II・B 典型問題Type100』(東進ブックス)(以下『Type100』)に準拠しており,各問題には『Type100』へのリンクが貼ってあります.『Type100』を9 割以上マスターした人が,次に本書に進むと,実戦的な数学力を確実に実現できます.
本書を進めていく中で,解けない問題に出会ったときは,リンク先の『Type100』を参照して,復習の精度を上げることも意識してください.

この「最高の演習」の先に,「最高の結果」があることを祈って.

松田聡平

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