語学


今すぐ話せる!シリーズ いちばんはじめのスペイン語会話

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 外国語学習の正道は子どもが言葉を覚えるように、ネイティブの言葉をしっかり聞いて、正しい発音を耳から入れて記憶することです。会話のシチュエーションが書かれただけの本を買って読んでも、目から脳に入る情報は限られているので、とにかく何度も何度も耳で聞いて、同時に目で読み、そのうえ声にも出して発音を真似し、耳と目と口に記憶させることです。
 “ブエノスディアス”「こんにちは」、“コモエスタ? ”「お元気ですか?」などのあいさつから学習を始めますが、日常の簡単な挨拶を覚えただけでは旅先でちょっとした日西親善になるくらいで、一生の思い出になるような旅行にはけっしてならないでしょう。スペインの風土や人情を知る感動的な旅行をするためには、スペイン語の文がどのように組み立てられているかを知って、会話に応用がきくようにしておくことが大切です。そのためにはスペイン語の基礎的な文法も学習する必要があります。
 本書は、会話ではあまり使わない書き言葉や古い言い回しを避けて現代的な表現を採り入れ、同時に会話の幅を広げるために最低限知らなければならないスペイン語の特徴も解説しています。
 本書は初めてスペイン語を学習する方々に基礎を教えることを目的としていますが、文の組み立て・意味・使い方をわかりやすく図解するなどして、少しでも短時間にスペイン語の日常会話ができるように設計してあります。また、スペイン人とコミュニケーションを深められるよう、Eメールの話や日本のスポーツ・文化について雑談する場面を加えました。
 初めての方は間違って当たり前です。だれでも初めから上手に話せるわけではありませんので、楽な気持ちで練習を始めましょう。

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