大学受験|数学


数学III 最高の演習90

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「典型はマスターしたんですが,まだまだ数III範囲が不安!」
「演習量を増やしていきたいが,どんな問題集が良いですか?」
「『Type60』を終えたんですが,次は何をすればいいですか?」

その要望に応えるべく,数学III範囲に絞って難関大理系志望者向けに作ったのが,本書『数学III 最高の演習90』です。
典型解法力を身につけた人が,見たことある問題は確実に解けるようになったけど,模試や過去問などに登場する初見の問題の前ではペンが止まる。模範解答を読むと理解はできるのだが,せっかく身につけたはずの典型解法がうまく使いこなせていない。まさしくそんな人が,次にとりかかるべき問題集です。

 東大,京大,東工大,国公立医学部などの最難関大,またそれに続く難関国公立大,難関私立大の入試では,典型解法力+αの力が要求されます。“どの典型解法を” ,“どの場面で” ,“どう使うか” という判断が,合格のカギを握ることになります。

本書『数学III 最高の演習90』では,数学Ⅲ範囲から,実力養成のための標準~難レベルの良問90問を厳選しました。使いやすさも追求し,問題冊子を別冊に,見開き右ページに復習の手がかりになるようなメモを残せるようにしました。解答冊子も,各問題の解答だけで終わることがないように,「解法の糸口」を[Point]として設け,「別解」に対応する[Alternative]や「注・発展事項」に対応する[*(アスタリスク)]も充実させました。紙面が許す限り[類題]も貪欲に盛り込み,1問を通して何十問分もの問題に対応できるような,普遍的な数学力とその数学的背景が学べるように配慮しました。

高3生・受験生ならば,数ヶ月かけてこの問題集をやりきり,最後に過去問や模試等で数学力を完成させてください。意欲的な高2生は典型解法をマスターした上で少しずつ解いていってもいいでしょう。制限時間は明記していませんが,1問あたり20~30分を目安にしてください。演習後は,解答を見て納得するだけでなく,[Alternative][*(アスタリスク)][類題]までを理解してください。そうすることで,立体的で奥行きのある数学力が獲得できるはずです。手元には志望校と同じような解答用紙を用意して,本番のように答案を作っていくことも,普段の演習方法としておすすめです。

また,本書は『松田の数学III 典型問題Type60』(東進ブックス)(以下「Type60」)に準拠しており,各問題にはリンクが貼ってあります。「Type60」を9割以上マスターした人が,次に本書に進むと,実戦的な数学力を確実に実現できます。また,本書を進めていく中で解けない問題に出会ったときは,リンク先の「Type60」を参照して,復習の精度を上げることも意識してください。


 この「最高の演習」の先に「最高の数学力」があることを祈って

                                      松田聡平

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