大学受験|日本史

レベル別問題集


日本史〈記述式〉レベル別問題集1基礎編

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 皆さんは,日本史の「記述式問題」にどのような印象を持っていますか。十分な知識がなくても選んだ解答がたまたま正解になり得る選択式問題と比べて,記述式問題は「不正確な記憶だと対応できない」と考えているかもしれません。事実,求められている用語や情報を記憶していなければ,記述式問題で得点できる可能性はきわめて低く,一般的に選択式問題よりも得点差が開きやすいといわれています。つまり,記述式問題の攻略が合否のカギを握るといえるのです。
 記述式問題は「記述問題」と「論述問題」に分かれます。単純に歴史用語を求めるだけの記述問題であれば,教科書の精読などで対応できるかもしれません。しかし,論述問題はどうでしょうか。対策方法がわからなかったり,大学入試の過去問が難しかったりして,どのように取り組んでよいかわからないのが実情ではないでしょうか。ひょっとしたら,論述問題を避けるために志望校変更まで考える人もいるかもしれません。
 でも,もう大丈夫。論述問題に対する悩みは,次の3つの力を培うことで解決します。


【論述問題に必要な3つの力】
❶知識力
 通史の学習を終わらせ,答案を組み立てられるだけの日本史の知識を身につける。
❷解釈力
 設問文の要求・条件を的確に読み取る力を培う。
❸論述力
 抽出した答案のポイントを文章化できる力を培う。


 本シリーズでは,上記3つの力を段階的に身につけられるよう,次のような工夫をこらしました。

(ⅰ)丁寧な解説:要求・条件を解説で再確認し,文章化のためのポイントにできるだけ言及する。
(ⅱ)採点基準の掲載:明確な採点基準を用意し,答案がどの程度できているのか読者自身が採点できるようにする。
(ⅲ)段階的な学習:レベルに応じて,問題の制限字数や出題範囲・分野を増やしていく。

 本書(レベル1)の目的は,「書くことになれる」ことです。そのため,実際には40〜400字の入試問題を35字以内の少ない字数にアレンジしています。つづくレベル2(標準編),レベル3(上級編)で徐々に入試本番のかたちに近づけ,無理なく学力を伸ばす仕組みをつくりました。
 はじめは,書けない苦痛から諦めたくなることもあるかもしれません。しかし,論述問題への対策は,記述問題・文章選択問題など,あらゆる形式の問題への対策を兼ねるものでもあります。まずは本書のすべてを終了させるという強い意志を持ち,より実戦的な標準編・上級編への取り組みを視野に入れてもらえれば幸いです。

2018年11月
井之上勇

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