大学受験|生物


生物合格77講【完全版】2nd edition

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こんにちは。田部です。
 現在,高等学校で使用されている「改訂版 生物基礎「」改訂版 生物」の教科書は,2012年の教育課程変更にともない大改訂されたものが,2017年に,さらに改訂されたもの(再改訂版)であり,複数の出版社から出版されています。これらの全教科書(教科書間の用語・項目のバラツキが著しい!)を,徹底的に比較検討し,大学入試はもとより,日常学習(定期試験対策)に最適な一冊を書き上げました。
 「生物基礎」と「生物」の各項目を,教科書の流れに従って融合させ,13章77講に振り分けた本書を十分に活用して,入試生物で高得点をとり志望校へ合格して下さい。また,学校での定期試験で良い点をとって下さい。そのために,私からのお願い(下記1~ 6 )を必ず守って下さい。

1.本文は絶対に読んで,その内容を必ず理解・記憶して下さい。
〔なぜなら〕主に,『複数の教科書に記載されている用語・項目』あるいは『一冊の教科書にしか記載はないが,記載量が多い,あるいはゴシック文字などで強調されている用語・項目』などを本書の本文として取り上げたからです。本文を正しく理解・記憶することで,複数の教科書に共通する内容と,個々の教科書で強調されている内容を身につけることができます。これにより,本書に,全教科書に対応するスーパー教科書ガイドとしての意味合いをもたせました。
〔なお〕本文の内容を正しく理解・記憶できたかどうかの確認に,【★The Purpose of Study】や【★Visual Study】なども利用して下さい。

2.本文に関連した図は,1つ1つていねいに見て下さい。
〔なぜなら〕教科書では,紙面の都合で重要なのに割愛・簡略化されている図もありますが,本書では,複雑な構造・しくみ・経路などを正確に理解してもらうため,「ていねいに,正確に,美しく」をモットーに作成されているからです。

3.【田部の裏づけ】は必ず読んで下さい。
〔なぜなら〕多くの教科書では,紙面の都合で「この生命現象はなぜ重要なのか」や「この考え方にどのような意味が含まれているか」などが,しばしば省略されていますが,【田部の裏づけ】ではその省略部分を埋めるために,生物学的な意義や根拠をていねいに示してあるからです。

4.※を付した用語の説明は,できるだけ読んで下さい。
〔なぜなら〕用語の不正確な理解の上には,正しい理屈は成り立たないので,※には生物学用語の定義や解釈上の注意,また,教科書間での用語のバラツキなどを示したからです。本文に関連した図,【田部の裏づけ】 ,※などをしっかりマスターすることが,本書を論理的解説書として使いこなすことにつながります。

5.【もっと広く深く】は,必要な人,または興味のある人だけが読んで下さい。
〔なぜなら〕【もっと広く深く】には,主に,『1~2冊の教科書にしか記載されていない用語・項目』『教科書には記載されていないが,教科書の発展学習となる用語・項目』『最近の生物学における知識や考え方』などを示したからです。
〔なお〕入試生物のほとんどは教科書から出題されるので,「本書の本文」,【田部の裏づけ】,※を完璧にすることが多くの大学の入試生物対策に有効です。なお,一部の大学の入試生物対策には,【もっと広く深く】の学習が役に立ちます。これらにより,本書が最強の大学入試対策本となります。

6.【参考】を付した文は,時間と余裕があったら読んで下さい。
〔なぜなら〕【参考】を付した文には,『本文を理解する際の補足的な内容』『語源』『こぼれ話』などを示したからです。

 本書には本文から【参考】までのすべてで,約3,500語のさくいん収録語数をもつ高校生物用語辞典の意味合いをもたせました。
 本書を通じて,君たちを心から応援しています。感染症(☞p.360)にもストレスにも負けずに,マイペースで頑張れ! 手,洗えよ!! うがい,しろよ!!!

2020年6月 田部眞哉

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