大学受験|英語

共通テスト対策


【共通テスト】英語〔リスニング〕ドリル

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◆はじめに
多くの生徒は,共通テストではリスニングがリーディングと同じ配点になるので重要とわかっていても,リスニング対策を後回しにしてしまったり,正しい対策ができていないようです。リーディングであれば,「文法を確認したり,文構造を確認したりしながら読み進める」というように何となく勉強法のイメージができますが,リスニングはなかなかそのイメージがつかめませんよね。共通テストのリスニング対策として「英語をたくさん聞く」という方法を挙げる生徒もいるのですが,「たくさん聞く」だけという勉強はあまり効果的ではありません。共通テストのリスニングに関しては,どのように聞くか,どのように問題にアプローチするかがとても大切になってきます。

この本では,共通テストの試行調査問題とオリジナル問題を用いながら,共通テストのリスニング問題に対して正しい対策ができるようになっています。設問ごとのポイントや注意すべきポイントについてはもちろんのこと,解説では,正解の選択肢の見極め方,不正解の選択肢のひっかけポイントなど,受験生が躓きやすいところを丁寧に説明しています。特に,不正解の選択肢に関してはそのひっかけポイントを理解できると,出題者の意図がわかるようになってきます。そうすることで,不正解の選択肢を避け,正解を選べるようになります。単に,放送文の和訳と選択肢の和訳を見比べて,正解を選ぶだけではリスニングはできるようになりません。設問のポイント,正解の根拠,不正解のひっかけを学ぶことで高得点が狙えるようになります。ですので,1度解いて答え合わせをして終わりではなく,繰り返し復習をしてほしいと思います。復習の際は放送文を聞き,正しい発音で音読をするのがおススメです。英文は正しく音読できれば聞き取れるようになるので,リスニング力を伸ばすためには,音読の手本となる放送文を聞き,なるべくそれに近づけるように音読をしてください。

また,この本は共通テストのリスニングで高得点を取ることを目的として作成していますが,それだけにとどまらず一生役に立つリスニングの土台にもなればと思っています。実際,英語でコミュニケーションをとる際は,自分の話をするだけではなく,相手の話を聞くリスニング力がとても大切です。「一生役立つリスニング力を身に付けるための勉強をしているんだ」そう思いながらこの本を使っていただけると,とても嬉しいです。

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