大学受験|英語

共通テスト対策


【共通テスト】英語〔リーディング〕ドリル

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◆はじめに
大学入学共通テストでは,大学教育の基礎力を高等学校指導要領において育成することを目指す資質・能力を踏まえ,知識の理解の質を問う問題や,思考力,判断力,表現力等を発揮して解くことが求められる問題を重視した問題作成となるが,これが意味する出題とはどのようなものだろうか?

私は,その答えの一つが「出題内容・形式が一定でない」であると確信している。例えば,E-mailの内容が毎回出題されたりはしない。もしくは,仮に同じE-mailの出題が見られた場合でも,解答に求められる力は言い換えなどの語彙力問題から,文脈による内容把握力問題へ変更されていることも考えうる。つまり,数年単位で見れば同じ内容・形式での出題はあり得るが,毎年同じ問われ方はしない可能性があるのだ。

大学入学共通テストの前身となった「センター試験」では,出題内容・出題形式が例年ほぼ同じであり,ゆえに,「このような出題では,こう解く」といった過年度の解答へのアプローチがそのまま流用できる問題も少なくなかった。しかし,あなたが受験する大学入学共通テストは「思考力・判断力」さえも問われる試験なのである。

「設問が問うている内容=正解に辿り着くためのカギ」を1問ごとに考えて理解し,紛らわしい選択肢にも惑わされることのないように正確な判断を下して正解へと辿り着く。これは,テクニックなどは通用しない,純粋な英語力を問う試験になったということを意味するが,その試験こそが「大学入学共通テスト英語〔リーディング〕」そのものなのである。

80分という厳しい時間設定からもわかるように,単語・熟語・文法・構文などの力は今まで以上に反復し,確実な定着が必須となる。それに加えて,形式慣れではなく「思考慣れ」を目的とした演習,具体的には「様々なタイプの問題・出題形式に触れる演習」も必須となる。

特別な対策はいらない。語彙力を身につけ,文法・構文学習を通じて表現力を身につけ,読解演習で思考力を磨く。当たり前の英語力を伸ばすことが,最大の対策となる。本書には,特別なことは何一つ書かれていない。ゆえに,最強の共通テスト英語〔リーディング〕対策書と言えよう。もしあなたが,大学入学共通テストで高得点を目指すなら,本書は最適な1冊となる。「試験当日,確実に目標点を獲得する。」そのために,本書を活用してもらえればと思う。心から健闘を祈る。

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