地学I
新高3生へのアドバイス
◆センター試験地学Iの特徴
 センター試験の出題範囲は教科書に限られています。ですから、センター試験で高得点を得るためには、「教科書」→「問題演習」→「教科書」という流れの学習方法を徹底して、教科書を徹底理解することが大切です。
 地学Iの学習は教科書の通読から始めましょう。すでに地学Iの授業を受けている場合も、あらためて教科書を通読しましょう。はじめは、理解しようとか暗記しようとか考えずに、地学の内容を概観することが大事です。地学は地球物理、プレートテクトニクス、岩石・鉱物、地質・地史、気象、天文と範囲が多岐にわたっています。センター試験では第1問が地球物理とプレートテクトニクス、第2問が岩石・鉱物、第3問が地質・地史、第4問が気象、第5問が天文となっています。これらについてどんなことを学ぶのか、大体のイメージを最初に作っておくことがその後の学習に役立ちます。

◆これからの学習について
 教科書を通読したら、今度はできるだけ丁寧に教科書を読んでいきます。特に、図・表・グラフを正確に読む力をつけていきましょう。教科書の図やグラフはセンター試験に繰り返し出題されています。図やグラフを正確に読むためにはそれを自分でノートに書いてみることが大切です。書いてみると、見ているだけでは分からなかったポイントが見えてくるはずです。また、教科書を読むときは用語を暗記しようとするのでなく、その用語がどのように使われているのか、その論理の道筋を理解するようにしましょう。
 また、教科書に取り上げられている実習・観察・探究活動はセンター試験に頻出のテーマですから、何回も見直して理解を確実にしてください。

◆過去問と模試を活用しよう
 問題演習はセンター試験の過去問と模試を基本にします。センター試験の過去問は2006年度以降の地学Iの過去問をよく研究しましょう。2005年度以前は地学IBという4単位科目でしたので、地学Iでは出題されないものが含まれていますから注意が必要です。
 模試にはできるだけ多くチャレンジしてください。2ヵ月ごとに実施される東進のセンター試験本番レベル模試は学習の進み方と学習の不足点を確認できるとてもよい機会になります。2月からの受験にぜひ挑戦してみて下さい。

 志望校合格に向けて、あきらめずに学習を継続していきましょう。
新高2生へのアドバイス
◆センター試験について知ろう
 最初に、センター試験がどのようなものかを知ることから始めましょう。今回のセンター試験の問題をただ見るだけでなく、実際に解いて採点してみましょう。出題分野、出題の傾向、難易、時間配分など、自分で確認してみましょう。どんな傾向の出題が多いでしょうか。また、どんなタイプの問題が難しく感じられるでしょうか。計算問題はどうでしょうか。

◆センター試験地学Iの特徴
 センター試験の出題範囲は地学Iの教科書の範囲に限られています。ですから、教科書の徹底理解がセンター試験高得点の鍵です。教科書の徹底理解には「教科書」→「問題演習」→「教科書」という流れの学習を徹底することです。そのために、まず、教科書を通読することから始めましょう。地学Iを現在学習している場合は、これまでの学習を見直す意味でも教科書の通読をしてみてください。また、これから学習する人は教科書を手に入れて全体を通読してください。通読することで地学学習の全体像を把握することが大事なのです。地学は地球物理、プレートテクトニクス、岩石・鉱物、地層と地球の歴史、気象・海洋、天文と範囲が多岐にわたっていて、それぞれの分野ごとに探究する方法や考え方があります。これが地学が理科の他の科目と異なる大きな特徴です。それぞれの分野でどのような観察や観測が行われるか、観察や観測からどのようなことが導かれるか、その概略をはじめに把握するようにしましょう。

◆これからの学習について
 地学は暗記科目だと言われることがありますが、それは誤りです。センター試験で問われるのは論理的な思考・判断です。単純な暗記で答えられる問題はせいぜい2割程度でしょう。暗記に頼らない学習を心がけて下さい。
 教科書を通読したら、学校の授業で学習しながら、あるいは、自分で学習(教科書をできるかぎり丹念に読んでいくことが基本です)しながらセンター試験型の模試に早くからチャレンジしてみましょう。早くから模試を受けていくことは教科書の理解をより深めることになります。2ヵ月ごとに行われる東進のセンター試験本番レベル模試はそのための良い機会になります。ぜひチャレンジしてみましょう。
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