現代社会
新高3生へのアドバイス
センター試験の現代社会は、よく一般常識で対応できるという間違った印象を持たれているケースがあります。昨年までは確かに、常識レベルで判断できる設問も存在しましたが、2012年度からのセンター試験の制度自体の変更をにらんだ出題となった本年は、常識で解ける設問がほぼなくなりました。つまりセンター試験現代社会は、リード文だけではとっつきやすそうに見える第1問・第3問などを見れば明白なように、制度の内容や確立の背景・流れを問う問題が出題されていて、その難度も上がっていることが示されています。その傾向は今後も続くものと考えられます。
つまり、今後の1年でただ暗記をするのではなく正確な理解をしていく学習をしなければ、本番で試験に対応することは困難となっています。そのためにも、「教科書やテキストの学習」「センター試験過去問を解く」「時事への対応」の3本柱が必要となってきます。現代社会が得意科目になるのみならず、幅広い常識を養い小論文はじめ他の科目に通用する学力を育成することができます。

教科書やテキストの学習
現代社会に限らず、公民科目で最も危険な状態なのは、時事的事項の名称だけをなんとなくニュースで見聞きして「知っている」気分になり、その背景や理論、歴史を知らないために選択肢で「知っている」単語に惑わされて正解にたどりつけない、という状態で本番を迎えてしまうことです。たとえば、第5問問3を解く際に、「会社法」という単語だけ知っていてもセンター試験ではなんの役にも立たず、その機能・歴史・制度を理解していて初めて試験に対応できるのです。
「知っている」つもりになっている単語に関して、この理解を行っていくには、今後受験本番までに、1日1項目、15分でもまず教科書・テキストにあたって理解を固めるしかありません。単にセンター試験への対策をするのではなく、常識力養成のための基礎力増強トレーニング、というぐらいの気持ちで勉強を開始してみてください。情報インプットとして『現社ハンドブック』(東進ブックス)を徹底して学習し、制度・しくみの定義はもちろん、その存在理由、問題点、対策をしっかり読み取ることが有効です。その上で、アウトプットとして『センター現社一問一答』(東進ブックス)でトレーニングを行い、実戦問題集として『現代社会問題集』(東進ブックス)で実戦感覚を養うとよいでしょう。

過去問を解く
センター試験の現代社会では、知識がなくても対応できる統計問題などが出題されます。しかしその分、現場で戸惑わないように特殊な設問形式への対応を短時間で行わなくてはならないということです。また第2問問5のように、最適なグラフ形式を答えさせる設問では、どれだけセンター試験のグラフ問題に慣れているかが得点に直結します。過去問でセンターのレベルや形式に慣れておきましょう。一定の自信が出たところで模試を受けることで、弱点の把握なども行え、勉強が効率化できます。

時事問題への対応
時事事項に日々接することで学習が進みます。教科書や資料集に、知らないことが出たらすぐあたる姿勢で臨みましょう。『現代社会の最新時事(2011〜12年版)』、『現代社会資料集』などにも触れておくことで、幅広い学力が養成できます。なお国際分野は特に手が回らないケースがあるので、地図やホームページも参照するなどの工夫をして、特にその理論的背景を意識して学習しましょう。

東進のセンター試験本番レベル模試は、年間のカリキュラムでセンター試験と同一レベル・同一形式の問題演習を繰りかえします。積極的に受験して、自らの学習進度を測る物差しとしてください。
新高2生へのアドバイス
センター試験の現代社会は、よく一般常識で対応できるという間違った印象を持たれているケースがあります。確かに日頃新聞を読むなどのかたちでニュースに接することで対応可能な設問も本試験で出題されるケースがあります(第4問問2・3など)。しかしセンター試験の現代社会では、第1問などを見れば明白ですが、制度の内容や確立の背景・流れを問う問題が出題されています。その傾向は今後も続くものと考えられます。
つまり、今後2年で、この傾向に対応するための学力を目指して少しずつ理解と知識を蓄積することで、本番で試験に対応することが容易となるのです。そのためにも、「教科書やテキストの学習」「センター試験過去問を解く」「時事への対応」の3本柱が必要となってきます。これは直前の付け焼刃で3つ同時にこなすことは困難ですが、今から2年かけて習慣として確立することで、現代社会が得意科目になるのみならず、幅広い常識を養い小論文はじめ他の科目に通用する学力を育成することができます。

教科書やテキストの学習
現代社会に限らず、公民科目で最も危険な状態なのは、時事的事項の名称だけをなんとなくニュースで見聞きして「知っている」気分になり、その背景や理論、歴史を知らないために選択肢で「知っている」単語に惑わされて正解にたどりつけない、という状態で本番を迎えてしまうことです。たとえば、衆議院と参議院という単語だけ知っていてもセンター試験ではなんの役にも立たず、その機能・歴史・制度を理解していて初めて試験に対応できるのです。「知っている」つもりになっている単語に関して、この理解を行っていくには、まず教科書・テキストにあたって理解を固める努力を日々15分でも怠らないようにしましょう。これにより試験本番までに学習を仕上げる体力が身に付きます。現代社会の勝負は政経分野の基本的理解にあると考えると、早いうちに『名人の授業 新経済攻略』(東進ブックス)などで制度・しくみ・理論をしっかり押さえておくことが有効です。その上で,『現社ハンドブック』(東進ブックス)を一読できると良いでしょう。


過去問を解く
センター試験の現代社会では、知識がなくても対応できる統計問題などが出題されます。しかしその分、現場で戸惑わないように特殊な設問形式への対応を短時間で行わなくてはならないということです。過去問でセンターのレベルや形式になれましょう。一定の自信が出たところで2年生の段階から模試を受けるところで、弱点を知ることもできます。

時事問題への対応
時事事項に日々接することで学習が進みます。教科書や資料集に、知らないことが出たらすぐあたる姿勢で臨みましょう。『現代社会の最新時事』、『現代社会資料集』などにも触れておくことで、幅広い学力が要請できます。なお国際分野は特に手が回らないケースがあるので、地図で確認するなどの工夫もして、特に意識して学習しましょう。

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