日本史A
新高3生へのアドバイス
センター試験・日本史Aの出題の中心が正誤問題にあるということはいうまでもありません。正誤問題を解くカギは、3つに大別できると考えてください。

1つは、正誤を判断する際の材料を歴史用語に置く出題で、こういった問題で正答を出すためには、教科書を丹念に読み、問題集などを利用して歴史用語を確実に定着させることが求められます。

2つめは、歴史事項の「内容」「結果」「意義」「背景」などを考察する力を試す出題で、用語の単純な暗記にとどまることなく、常に教科書のエッセンスを吸収しながら理解を深めていく必要があります。

3つめは、正誤の判断材料を「時間」に置く出題で、時代整序問題や時期判定問題では、年代を問うことにとどまらず、時代の特徴で考察する出題も多くみうけられます。教科書に掲載されている基本年代を頭に入れておくことは当然のこととして、特に社会・経済・文化などの分野の特徴を時代ごとに関連づけて理解する必要があります。

6択の時代整序問題の比重は高く、今年度も4問出題され、この問題ができたかによって得点が左右されたと推測できます。

また、史料だけでなく、グラフ・地図・写真・絵画などが用いられた資料問題もセンター試験・日本史の大きな特徴の1つです。現行の学習指導要領が「資料に触れる」ことに重点を置いていることを考えると、この傾向は今後も続くことが予想されます。学習の際に、常に資料集・史料集を開き、丁寧に確認することを習慣化しましょう



センター試験・日本史Aの対策に王道があるわけではありません。学習はあくまでも教科書が基本です。早い段階からセンター試験・日本史Aの教科書の精読を始め、近代以降の学習を計画的に進めていきましょう。

センター試験・日本史Aでは、近代以降の全時代・全分野から満遍なく出題されます。戦後史からの出題はもちろん、受験生が比較的苦手とする社会・経済史や文化史の比重も高いので、バランスよく学習を進めていきたいところです。教科書をしっかりと読みこむとともに、歴史用語の正確な意味を確認する作業も重ね、知識に厚みをくわえていきましょう

また、正誤問題に慣れるためにも、過去問には早めに触れておきましょう。センター試験の出題傾向を把握することに努め、問題パターンを的確につかむ練習を繰り返すことが必要です。

これを機に、今年度のセンター試験・日本史Aの問題を解いてみましょう。もちろん、未習範囲があると思うが、センター試験・日本史Aの感触をこの時期にいったんつかんでおきたいところです。

感触をつかんだらいよいよスタートです。

センター試験本番の1カ月前に日本史を完成させることを目標にして、明日からの学習計画をしっかりと立て、歩みを進めていきましょう。

新高2生へのアドバイス
センター試験・日本史Aの出題の中心が正誤問題にあるということはいうまでもありません。正誤問題を解くカギは、3つに大別できると考えてください。

1つは、正誤を判断する際の材料を歴史用語に置く出題で、こういった問題で正答を出すためには、教科書を丹念に読み、問題集などを利用して歴史用語を確実に定着させることが求められます。

2つめは、歴史事項の「内容」「結果」「意義」「背景」などを考察する力を試す出題で、用語の単純な暗記にとどまることなく、常に教科書のエッセンスを吸収しながら理解を深めていく必要があります。

3つめは、正誤の判断材料を「時間」に置く出題で、時代整序問題や時期判定問題では、年代を問うことにとどまらず、時代の特徴で考察する出題も多くみうけられます。教科書に掲載されている基本年代を頭に入れておくことは当然のこととして、特に社会・経済・文化などの分野の特徴を時代ごとに関連づけて理解する必要があります。

6択の時代整序問題の比重は高く、今年度も4問出題され、この問題ができたかによって得点が左右されたと推測できます。

また、史料だけでなく、グラフ・地図・写真・絵画などが用いられた資料問題もセンター試験・日本史の大きな特徴の1つです。現行の学習指導要領が「資料に触れる」ことに重点を置いていることを考えると、この傾向は今後も続くことが予想されます。学習の際に、常に資料集・史料集を開き、丁寧に確認することを習慣化しましょう



センター試験・日本史Aの対策に王道があるわけではありません。あくまでも学習の基本は普段の学習にあります

授業を受ける際には予習・復習を欠かさず、知識や歴史的展開の定着をはかりましょう。その際、あくまでも教科書を中心とした学習に徹することが肝要です。

教科書を精読しながら歴史用語を頭に入れ、そのうえで歴史的事項の「内容」「結果」「意義」「背景」の理解を深めていく作業を繰り返しましょう。

知識を確実にし、教科書のエッセンスに対する理解を深めていく、そうした作業の繰り返しが実力の蓄積につながります。

高2生のときの積み重ねが、受験勉強を本格化させるための大きな養分になります。できれば、高2の3月時点で、日本史Aの教科書を一通り終えておきましょう

これを機に、今年度のセンター試験・日本史Aの問題を解いてみましょう。もちろん、未習範囲が多いと思いますが、センター試験・日本史Aで求められているレベルを今の時点で一度把握しておきたいところです。

感触をつかんだら、いよいよスタートです。

センター試験のレベルを常に念頭に置きながら、それに対応した学習を地道に進めていきましょう

Copyright (C) Nagase brothers Inc.