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◆センター試験化学Iの特徴
センター試験「化学I」は、「教科書を逸脱しない内容」の「良質な問題」を出題するという基本スタンスをずっと守り続けています。例年、第1問と第2問が「物質の構造」、「熱化学」、「酸と塩基」、「酸化還元・電池・電気分解」、第3問が「無機化学」、第4問が「有機化学」という構成で合計28〜29問、平均点が60〜65点になるようなレベルの問題が出題されます。知識を問うだけの単純な問題は少なく、出題の仕方が工夫されており、実力がついていなければ容易には解けない問題が多く出題されています。過去問の類似問題が出題されることもあります。

◆化学の理論分野を早期に固めよう!
センター試験では60分間で約30問の問題を解かなければならないため、迅速な判断力と計算力が要求されます。センター試験の直前期になると、無機化学と有機化学の暗記にかなり時間を割かれてしまうため、計算問題には早い時期から対応しておく必要があります。計算問題を解く際には本番の試験だと思って電卓を使わずに速く正確に解答できるように訓練しておきましょう。

◆無機化学と有機化学の学習を夏までに終わらせよう!
無機化学と有機化学の分野は暗記事項が多いのですが、例えば「沈殿形成反応」や「ベンゼンから誘導される芳香族化合物」などはノートの見開き1ページにまとめると覚えやすくなります。このようなノートはセンター試験直前の復習時に役に立つので、早めに作っておくことをおすすめします。

◆模試と過去問を活用しよう!
今までに受けた模試やこれから受ける模試の結果から、自分の得意分野と苦手分野が明らかになってきます。苦手分野を重点的にチェックして間違えた問題は切り取ってノートに貼り、再度解き直すようにしましょう。また、センター試験ではここ数年間、過去のグラフ問題、実験問題に類似した問題が出題されています。センター試験本番では解答時間が足りなくなることのないように、過去問を多く解き、センター試験独特の出題形式に慣れておきましょう。

大問数に変化なし。設問数、マーク数ともに増加。出題内容と形式にやや変化あり。 


大問数
減少 | 変化なし | 増加 
設問数
減少 | 変化なし | 増加 
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 

大問数に変化はなかったが、設問数、マーク数ともに増加した。特にマーク数は2012年より5つも増えている。出題内容と形式に大きな変化はなかったが、第3問の複数選択式の設問や、第4問の有機化学分野でグラフを選択させる設問など、目新しい出題内容があった。また、計算問題が昨年に比べ3題増え、全体の計算量は増加した。一方で、2011年から選択肢数は減少傾向にあり、2013年も最大で6択となっている。しかし、6択の問題は2012年の7問から12問に増加した。また、4択の問題が2012年に引き続き出題されている。2012年と同様、過去のセンター試験問題と似通った出題が複数問あり、過去問学習を行うことの重要性を再認識する問題であった。全体として昨年に比べてやや難化した。

年度

大問

出題分野

設問数

マーク数

配点

2013

第1問

同素体、結合に使われている電子の総数、周期表、濃度計算、1molに含まれる原子数など、酸化物の計算、身のまわりの化学

6

7

25

第2問

熱化学、酸化剤の判別、実験器具の取扱い、中和熱の計算、鉛蓄電池の充電、電気分解

7

7

25

第3問

無機物質全般

7

9

25

第4問

有機化学全般

7

10

25

2012

第1問

物質の構造、同位体、物質の量的関係、状態変化、身のまわりの化学

6

7

25

第2問

熱化学、酸と塩基、中和滴定、酸化還元反応、電池・電気分解

6

7

25

第3問

無機物質全般

7

7

25

第4問

有機化学全般

7

7

25

2011

第1問

物質の構造、周期表、物質の量的関係、身のまわりの化学

6

7

25

第2問

熱化学、酸化還元、中和滴定、電池・電気分解

6

7

25

第3問

無機物質全般

7

7

25

第4問

有機化学全般

6

7

25

2010

第1問

物質の構造、状態変化、物質の量的関係、身のまわりの化学

7

7

25

第2問

熱化学、酸と塩基、酸化還元、電池

4

7

25

第3問

無機物質全般

6

7

25

第4問

有機化学全般

6

7

25


過去の平均点の推移

                 
2012 20112010 2009 2008
65.13点 56.57点53.79点 69.54点 64.21点

◆はじめに
皆さんは、センター試験では、この化学Iを受験する訳ではありませんが、「化学基礎」や「化学」を受験する際の参考になると思いますので、よく読んでください。

◆あらゆる問題に対応できる真の実力をつけよう!
原子番号1の水素Hから原子番号20のカルシウムCaまでの簡単な元素の周期表をつくることはできますか? 周期表を覚えることにより、解ける問題が確実に増えますし、覚える前と覚えた後では化学に対する世界観が変わってきます。さらに、「原子番号20まで覚えたからいいや」ではなく、「ここまで覚えたのだから原子番号36まで覚えてしまおう」と考えましょう。センター試験の問題を解くだけであれば、原子番号20まで覚えていればかろうじて問題を解くことは可能ですが、原子番号36まで覚えてしまえば余裕をもって答えられるようになり、どのような問題が出題されても慌てることはなくなります。

◆計算問題にじっくり取り組んでおこう!
計算問題では、物質量(モル)を正確に求められるかどうかが大きなポイントです。日常の学習では、単位に注目しながら計算するようにしてください。化学現象の理論や計算問題はじっくりと考え、暗記すべき事項は正確に暗記するようにしましょう。日常の学習で時間をかけて身につけた実力は、センター試験本番の独特な雰囲気の中でも確実に発揮できるようになります。問題演習したときに間違えた問題については、何を間違えたのかをノートに書きとめておき、後で確認するようにしましょう。これらの作業を地道に繰り返して、真の実力を養ってください。

大問数に変化なし。設問数、マーク数ともに増加。出題内容と形式にやや変化あり。 


大問数
減少 | 変化なし | 増加 
設問数
減少 | 変化なし | 増加 
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 

大問数に変化はなかったが、設問数、マーク数ともに増加した。特にマーク数は2012年より5つも増えている。出題内容と形式に大きな変化はなかったが、第3問の複数選択式の設問や、第4問の有機化学分野でグラフを選択させる設問など、目新しい出題内容があった。また、計算問題が昨年に比べ3題増え、全体の計算量は増加した。一方で、2011年から選択肢数は減少傾向にあり、2013年も最大で6択となっている。しかし、6択の問題は2012年の7問から12問に増加した。また、4択の問題が2012年に引き続き出題されている。2012年と同様、過去のセンター試験問題と似通った出題が複数問あり、過去問学習を行うことの重要性を再認識する問題であった。全体として昨年に比べてやや難化した。

年度

大問

出題分野

設問数

マーク数

配点

2013

第1問

同素体、結合に使われている電子の総数、周期表、濃度計算、1molに含まれる原子数など、酸化物の計算、身のまわりの化学

6

7

25

第2問

熱化学、酸化剤の判別、実験器具の取扱い、中和熱の計算、鉛蓄電池の充電、電気分解

7

7

25

第3問

無機物質全般

7

9

25

第4問

有機化学全般

7

10

25

2012

第1問

物質の構造、同位体、物質の量的関係、状態変化、身のまわりの化学

6

7

25

第2問

熱化学、酸と塩基、中和滴定、酸化還元反応、電池・電気分解

6

7

25

第3問

無機物質全般

7

7

25

第4問

有機化学全般

7

7

25

2011

第1問

物質の構造、周期表、物質の量的関係、身のまわりの化学

6

7

25

第2問

熱化学、酸化還元、中和滴定、電池・電気分解

6

7

25

第3問

無機物質全般

7

7

25

第4問

有機化学全般

6

7

25

2010

第1問

物質の構造、状態変化、物質の量的関係、身のまわりの化学

7

7

25

第2問

熱化学、酸と塩基、酸化還元、電池

4

7

25

第3問

無機物質全般

6

7

25

第4問

有機化学全般

6

7

25


過去の平均点の推移

                 
2012 20112010 2009 2008
65.13点 56.57点53.79点 69.54点 64.21点