全国統一テスト企業案内採用情報サイトマップニュースリリース
東進ドットコムトップページ > センター試験解答速報2014 > 学習アドバイス
トップヘ戻る。 センター速報 学習アドバイス

センター試験を甘くみず、重要な試験として位置づけよう!
センター試験は、全国の約50万人の受験生が受験する最大の試験です。センター試験は、次にひかえている国公立二次・私大入試の重要な試金石となる試験です。また、センター試験の問題を吟味してみると、高等学校で学んだ基礎学力をしっかり修養しているかを確認する意図がよく伝わってきます。基礎学力を修養することは、社会生活を円滑に営んでいくための「エッセンス」であるということを肝に銘じて下さい。

歴史を俯瞰し、科学的な目で分析する習慣をつけよう!
日本史の学習では、歴史用語の暗記に終始してしまいがちです。確かに用語を「覚える」ことは必要ですが、暗記に終始するとその用語が頭の中で断片的な存在となり、その用語と関連性が高い他の用語・知識との「つながり」を見出せなくなってしまう危険性があります。たとえば、1894年に勃発した日清戦争ひとつをとってみても、明治時代初期以降日本が朝鮮に対してもった「戦略」について内外の事情から理解する必要があります。つまり、あらゆる史実がおこった背景には必然的要因があり、しかもそのもたらした結果は後世に多大な影響を及ぼしているのです。(1)時代と時代の差異を大局的な視点から俯瞰して明確にしていく。(2)ある史実がおこった必然的要因について、科学的に分析する習慣をつけていく。(3)ある時代の個々の史実には「つながり」があることを自覚し、その関連性を見出して他の史実にも派生させていく。この3点に留意しながら学習を進めておくと、史実に対する確実で「ブレ」ない知識が容易に身についていきます。

パターン化された出題形式から戦略を立てよう!
センター試験・日本史Bの出題形式は空欄補充問題、時代整序問題、正誤問題、図版・史料を駆使した問題の4パターンに集約されます。まさにあらゆる角度から、歴史を理解できているかどうかを試していることがよくわかります。ひとつの史実を構成する要素は、時代背景、関わった人物、その内容・結果など実に多方面に及びます。それらをすべて考慮しながら瞬時にして正誤判断する力が求められているのです。そのために、教科書至上主義をとり、教科書の「ひとつの時代を、ひととおり続けて、歴史の流れを意識しながら読みこむ」習慣をつけて下さい。また、近年の図版重視の傾向に対応するために「いつの時期か」を鮮烈に意識しながら図説資料集で常に確認して下さい。視覚に訴える学習は記憶を強化するために非常に有効な手段となります。

原始時代(縄文時代・弥生時代)と人物史が復活、全体的に易化 


大問数
減少 | 変化なし | 増加 
設問数
減少 | 変化なし | 増加 
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 

大問数6題、小問数36問の問題数は昨年と同様。

グラフ・表・図版・地図・表を用いた問題の出題数は昨年並。

歴史的思考力を試す問題は例年通り多かったが、判断しやすい設問が増加。

(時代)
昨年までしばらくみられなかった原始時代(縄文時代・弥生時代)からの出題が復活した。
反対に、昨年多くみられた戦後史からの出題が減少した。

(分野)
例年通り、政治・社会経済・外交・文化とバランス良く出題されていたが、社会経済史がやや目立った。
人物史(手塚治虫)が第6問で復活したことが特筆点としてあげられる。

(出題形式)
地図・図版・グラフ・表などを用いた問題が多く、歴史的思考力を重視する傾向は変わらなかった。
史実を多面的に考察する力が求められている。
正誤問題が約半数を占め、なかでも正文(誤文)選択問題・文章の正誤組合せを問う問題が多かった。
年代整序問題は昨年より増加し、選択肢文が示している時期の間隔がやや狭いものが多かったため、受験生が苦戦したことも予想される。
グラフ・表を使用した問題では、史実の「時期」を把握していれば読み取れるものが多く、過去問に取り組んで出題形式にどれだけ慣れていたかで差がついたと思われる。
問題文や設問文をよく読まないと判断が難しい設問が出題された(第6問の問1)。

(グラフ・表・図版・地図・写真・表)
「産業別就労者の構成比の推移に関するグラフ」、「1875年から1915年における租税収入の推移に関する表」などがとりあげられた。
設問に直接影響しない写真などもみられたが、必ず目を通す習慣をつけておくべきである。



年度

大問

出題分野

設問数

マーク数

配点

2014

 

 

第1問

古文書を中心とした博物館の展示に関する会話

6

6

12

第2問

原始・古代の社会・国家と交通との関係

6

6

18

第3問

中世の政治・経済・文化

6

6

18

第4問

近世の文化・外交

6

6

17

第5問

明治期の租税制度

4

4

12

第6問

手塚治虫とその時代

8

8

23

2013


 


 

第1問

北海道・沖縄の歴史

6

6

12

第2問

原始・古代の政治・宗教・文化

6

6

18

第3問

中世の宗教・文化

6

6

18

第4問

近世の政治・経済・社会

6

6

17

第5問

明治期の特許制度

4

4

12

第6問

20世紀日本における軍事と政治・経済・社会とのかかわり

8

8

23

2012


 


 

第1問

文化財の保護と活用

6

6

12

第2問

古代の政治・社会・文化

6

6

18

第3問

中世の政治

6

6

18

第4問

近世の政治・社会

6

6

17

第5問

明治期における日本の領土とその支配

4

4

12

第6問

市川房枝とその時代

8

8

23

2011

第1問

明かりと燃料の歴史

6

6

12

第2問

原始・古代の政治と宗教

6

6

18

第3問

中世の政治・文化・社会

6

6

18

第4問

近世の外交・政治・社会

6

6

17

第5問

金子堅太郎

4

4

12

第6問

近現代の日本の経済・社会

8

8

23



過去の平均点の推移

2013 2012 2011 2010 2009
62.13点 67.92点 64.11点 61.51点 57.94点

時代区分を明確にし、歴史の大枠をとらえておこう!
高2生のはじめの一歩として大事なことは、「時代の変わり目」、つまり時代区分を明確にすることです。たとえば、旧石器時代・縄文時代・弥生時代までを「原始時代」といいます。そして、旧石器時代と縄文時代は「先史時代」つまり、文献的史料により歴史を解明できる時代以前をさします。それでは、旧石器時代と縄文時代は何によって区分されるのでしょうか? そこを明確にすることはまさに、時代と時代の「相違性」を理解すると同時に、それぞれの時代の「共通性」を見出すことに他なりません。その時代の「根や幹」ともいうべき共通性を見出した上で、時代と時代をつなぐ「筋道」(ストーリー)をつかんでいくことが肝要です。個々の史実を構成する背景や因果関係、関わった人物、おこった場所、そのもたらした結果など「枝葉」の部分を「筋道」に吸引させていくイメージをもって学習にあたってみて下さい

教科書を音読する習慣をつけよう!
センター試験・日本史Bでは、教科書の内容を逸脱した問題は皆無だと考えて下さい。つまり、教科書の内容をどれだけしっかり理解しているかどうかが、高得点確保の大きなカギとなるのです。教科書の目次をみて歴史の流れをつかんだ上で、ひとつの時代を毎日一気に音読する習慣をつけましょう。ただし、たとえば江戸時代は多くのページ数がさかれていますので、その場合は江戸時代のなかでも「筋道」の変わり目の箇所まででかまいません。もちろん部活などで時間的制約はあると思いますが、ストーリーを構築しながら毎日コツコツ実行することで、自然と日本人が歩んできた歴史がくっきりと浮かびあがってくるはずです。2016年度のセンター試験では相当有利な状況で「戦い」を挑むことができるでしょう。

歴史を学ぶことで「考える力」を身につけていこう!
暗記に頼りきった学習では真の実力は身につきません。歴史用語の暗記は、その史実を理解するための前提である最低条件ととらえてほしいのです。個々の史実は時代背景、人物、内容、そのもたらした結果など、実にさまざまな要素がからみ合って成り立っているのです。たとえば、古代の壬申の乱、中世の承久の乱、近世における異国船打払令の発令、近代における治安維持法の発令……こうした事件や政策の背景や結果などを「考える」ことこそが歴史学習であるということを自覚して机に向かって下さい。歴史を学ぶ「面白さ」を実感できることでしょう。

原始時代(縄文時代・弥生時代)と人物史が復活、全体的に易化 


大問数
減少 | 変化なし | 増加 
設問数
減少 | 変化なし | 増加 
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 

大問数6題、小問数36問の問題数は昨年と同様。

グラフ・表・図版・地図・表を用いた問題の出題数は昨年並。

歴史的思考力を試す問題は例年通り多かったが、判断しやすい設問が増加。

(時代)
昨年までしばらくみられなかった原始時代(縄文時代・弥生時代)からの出題が復活した。
反対に、昨年多くみられた戦後史からの出題が減少した。

(分野)
例年通り、政治・社会経済・外交・文化とバランス良く出題されていたが、社会経済史がやや目立った。
人物史(手塚治虫)が第6問で復活したことが特筆点としてあげられる。

(出題形式)
地図・図版・グラフ・表などを用いた問題が多く、歴史的思考力を重視する傾向は変わらなかった。
史実を多面的に考察する力が求められている。
正誤問題が約半数を占め、なかでも正文(誤文)選択問題・文章の正誤組合せを問う問題が多かった。
年代整序問題は昨年より増加し、選択肢文が示している時期の間隔がやや狭いものが多かったため、受験生が苦戦したことも予想される。
グラフ・表を使用した問題では、史実の「時期」を把握していれば読み取れるものが多く、過去問に取り組んで出題形式にどれだけ慣れていたかで差がついたと思われる。
問題文や設問文をよく読まないと判断が難しい設問が出題された(第6問の問1)。

(グラフ・表・図版・地図・写真・表)
「産業別就労者の構成比の推移に関するグラフ」、「1875年から1915年における租税収入の推移に関する表」などがとりあげられた。
設問に直接影響しない写真などもみられたが、必ず目を通す習慣をつけておくべきである。



年度

大問

出題分野

設問数

マーク数

配点

2014

 

 

第1問

古文書を中心とした博物館の展示に関する会話

6

6

12

第2問

原始・古代の社会・国家と交通との関係

6

6

18

第3問

中世の政治・経済・文化

6

6

18

第4問

近世の文化・外交

6

6

17

第5問

明治期の租税制度

4

4

12

第6問

手塚治虫とその時代

8

8

23

2013


 


 

第1問

北海道・沖縄の歴史

6

6

12

第2問

原始・古代の政治・宗教・文化

6

6

18

第3問

中世の宗教・文化

6

6

18

第4問

近世の政治・経済・社会

6

6

17

第5問

明治期の特許制度

4

4

12

第6問

20世紀日本における軍事と政治・経済・社会とのかかわり

8

8

23

2012


 


 

第1問

文化財の保護と活用

6

6

12

第2問

古代の政治・社会・文化

6

6

18

第3問

中世の政治

6

6

18

第4問

近世の政治・社会

6

6

17

第5問

明治期における日本の領土とその支配

4

4

12

第6問

市川房枝とその時代

8

8

23

2011

第1問

明かりと燃料の歴史

6

6

12

第2問

原始・古代の政治と宗教

6

6

18

第3問

中世の政治・文化・社会

6

6

18

第4問

近世の外交・政治・社会

6

6

17

第5問

金子堅太郎

4

4

12

第6問

近現代の日本の経済・社会

8

8

23



過去の平均点の推移

2013 2012 2011 2010 2009
62.13点 67.92点 64.11点 61.51点 57.94点