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センター倫理は「努力」が報われる
センター試験倫理の問題は決して易しくありません。思想の本質的な理解を問う問題、具体的事例を用いて考えさせる問題、現代社会分野からの問題など、出題形式もバラエティに富んでいます。また、現代思想分野からの出題が増えていますので、きちんと対策をしないと高得点は難しいでしょう。ただし、奇をてらった悪問が出題される訳ではありませんから、基本を押さえてきっちり学習していれば、確実に正解できる良問ばかりです。
つまり、センター試験倫理で求められているのは基本事項についての基本的な理解なのです。というわけで、倫理は「努力」が報われる科目です。「努力」が得点に直結します。1年間、それを信じて勉強に励んでください。

「読んで」理解することを心がける
センター試験倫理の特徴として、「読解力の重視」ということが挙げられます。まず、選択肢が地歴・公民の他科目と比べてはるかに長く、人名や用語についての知識だけでは正誤判定のできない設問が多くなっています。つまり、思想内容についての本質的理解が問われているのです。したがって、単なる断片的知識ではなく、とにかく内容理解を深めていくことが求められているのです。
そこで、「文章を読んで理解する」ということを、つねに心がけて下さい。文章で理解していればこそ、選択肢の正誤も的確にも判定できるのです。第一に、学校の教科書を腰をすえてじっくり読みましょう。第二に、用語集をこまめに引きながら、一つ一つの言葉の意味を確実に押さえてください。

問題演習で実戦を重ねる
自分では理解しているつもりなのに、問題になると選択肢の正誤がうまく判定できないという受験生の声を毎年聞きます。センター試験倫理では、選択肢の文章をきちんと読んで解答することが求められているだけに、実戦演習が欠かせません。また、先に述べたとおり、バラエティに富んだ出題形式という点からも、早い時期から問題に数多くあたり、実戦を積み重ねることが必要です。

東進のセンター試験本番レベル模試は、年間のカリキュラムでセンター試験と同一レベル・同一形式の問題演習を繰り返します。定期的な受験により、自らの学習到達度を測る物差しともなります。積極的に受験して、ライバルに差をつけてください。

形式は例年通り、難易度も昨年並み。細かい知識問題が目立った。 


大問数
減少 | 変化なし | 増加 
設問数
減少 | 変化なし | 増加 
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 

大問4、小問37の構成は例年通り。形式も、本文の趣旨読解問題で目新しいものがあったほかは例年通りであった。第1問ではハンス・ヨナスやコミュニタリアニズムについての知識が求められ、また第3問ではスサノヲが犯した罪の内容や護国三部経など、難しい知識問題が出題された。第4問の西洋思想分野は比較的オーソドックスだったが、全体として知識事項で苦しんだ受験生が多かったものと思われる。高得点を狙う受験生には厳しい出題だったと言えよう。資料読解問題では室鳩巣『駿台雑話』やベルクソン『創造的進化』が出題され、読みごたえのあるものだったが、これは冷静に時間をかけて読めば正解が導けるだろう。昨年の倫理は平均点が大きく下がったが、本年も大きく回復することはないものと考えられる。

年度

大問

出題分野

設問数

マーク数

配点

2016

 

第1問

青年期、現代社会分野

10

10

28

第2問

源流思想

9

9

24

第3問

日本思想

9

9

24

第4問

西洋近代思想

9

9

24

2015

 

第1問

青年期、現代社会分野

10

10

28

第2問

源流思想

9

9

24

第3問

日本思想

9

9

24

第4問

西洋近代思想

9

9

24

2014

 

第1問

青年期、現代社会分野

10

10

28

第2問

源流思想

9

9

24

第3問

日本思想

9

9

24

第4問

西洋近代思想

9

9

24

2013

 

第1問

青年期、現代社会分野

11

11

28

第2問

源流思想

9

9

24

第3問

日本思想

9

9

24

第4問

西洋近代思想

9

9

24

過去の平均点の推移

                 
2015 2014 2013 2012 2011
53.39点 60.87点 58.83点 69.01点 69.42点


「基本重視」のセンター倫理
センター試験倫理の問題は決して易しくありません。思想の本質的な理解を問う問題、具体的事例を用いて考えさせる問題、現代社会分野の時事問題と、出題形式もバラエティに富んでいます。また、近年では現代思想分野からの出題が増えており、通り一遍の学習では高得点は望めません。ただし、奇をてらった悪問が出題されるわけではありませんから、基本事項をきちんと理解していれば確実に得点を重ねることができるでしょう。
というわけで、センター試験倫理では基礎力が重視されていると言えます。これから先、出題形式に変化が加えられる可能性もありますが、「基本重視」という姿勢は変わらないでしょう。選択肢文や資料文を読ませ、内容を判定させる問題が多いので、2年生のうちから教科書をじっくりと読んで、思想の大きな流れをつかんでおきましょう。

倫理は「私」について考える科目です
現行のセンター試験倫理は、「青年期」「源流思想」「日本思想」「西洋近現代思想」「現代社会」の5つの分野からなります。「倫理」というと思想や宗教のことと思いがちですが、第1問では、「青年期」「現代社会」から自我形成や社会的な諸問題なども出題されます。
これは、〈今ここに生きる私〉を総合的に捉えてほしいという、出題者からのメッセージであると受け取れます。哲学も宗教が人生と深く関わっていることは言うまでもありません。「私とは何か」、「私たちの社会とはいかなるものか」、こういった問題について先哲たちは深く考察してきました。倫理には、単に試験科目であるというにとどまらず、大人になる前に考えてほしい内容が詰まっています。

2年生のうちには、「倫理」を受験科目として意識しすぎないほうがいいでしょう。まだ自分でいろいろと考える習慣を身につけてほしい時期です。鷲田清一『じぶん・この不思議な存在』(講談社現代新書)・池田晶子『14歳からの哲学』(トランスビュー)といった、若者向けに書かれた本を読むことをお勧めします。そうしたことが土台として、受験向けの勉強に必ず生きてきます。
東進のセンター試験本番レベル模試は、年間のカリキュラムでセンター試験と同一レベル・同一形式の問題演習を繰り返します。定期的な受験により、自らの学習到達度を測る物差しともなります。積極的に受験して、ライバルに差をつけてください。

形式は例年通り、難易度も昨年並み。細かい知識問題が目立った。 


大問数
減少 | 変化なし | 増加 
設問数
減少 | 変化なし | 増加 
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 

大問4、小問37の構成は例年通り。形式も、本文の趣旨読解問題で目新しいものがあったほかは例年通りであった。第1問ではハンス・ヨナスやコミュニタリアニズムについての知識が求められ、また第3問ではスサノヲが犯した罪の内容や護国三部経など、難しい知識問題が出題された。第4問の西洋思想分野は比較的オーソドックスだったが、全体として知識事項で苦しんだ受験生が多かったものと思われる。高得点を狙う受験生には厳しい出題だったと言えよう。資料読解問題では室鳩巣『駿台雑話』やベルクソン『創造的進化』が出題され、読みごたえのあるものだったが、これは冷静に時間をかけて読めば正解が導けるだろう。昨年の倫理は平均点が大きく下がったが、本年も大きく回復することはないものと考えられる。

年度

大問

出題分野

設問数

マーク数

配点

2016

 

第1問

青年期、現代社会分野

10

10

28

第2問

源流思想

9

9

24

第3問

日本思想

9

9

24

第4問

西洋近代思想

9

9

24

2015

 

第1問

青年期、現代社会分野

10

10

28

第2問

源流思想

9

9

24

第3問

日本思想

9

9

24

第4問

西洋近代思想

9

9

24

2014

 

第1問

青年期、現代社会分野

10

10

28

第2問

源流思想

9

9

24

第3問

日本思想

9

9

24

第4問

西洋近代思想

9

9

24

2013

 

第1問

青年期、現代社会分野

11

11

28

第2問

源流思想

9

9

24

第3問

日本思想

9

9

24

第4問

西洋近代思想

9

9

24

過去の平均点の推移

                 
2015 2014 2013 2012 2011
53.39点 60.87点 58.83点 69.01点 69.42点