大問3題構成で、第1問は物理基礎のさまざまな内容を扱った小問集合、第2問は波動と電気、第3問は力学についての出題であった。難問は出題されておらず、計算問題も複雑なものはない。全体として基礎的な問題が中心であった。
第1問の小問集合は、力の合成、エネルギー変換、気体の圧力、自由端反射、電磁誘導からの出題であった。第2問は、Aが縦波のグラフ、Bが変圧器と送電のしくみに関する出題であった。第3問は、Aが力学的エネルギー保存則、Bが鉛直投げ上げの出題であった。
出題形式面では、組合せ問題が13問中4問、グラフの選択問題が13問中2問出題されていた。組合せ問題は、全て正しいものを選択しないと正解とはならないので差がつきやすい。また、グラフの選択問題は現象を理解してグラフを考えられるかどうかで差がつくので、解答には注意を要する。
全体としては計算量が少なく、難易度はほぼ昨年並みであるように予想される。
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