僕の人生を変えたD判定
受験全般でうまくいったこと、思うようにいかなかったこと
高三の夏まで、僕は野球を続けていたので、受験に向けた特別な勉強というのはあまりやりませんでしたが、学校の勉強は絶対に疎かにせず、定期テストでもできるだけ上位になろうと心がけました。そうすることで自然と模試でもいい点数が取れたのだと思います。
しかし夏休みは部活がなくなった空白感からか、あまり勉強がはかどりませんでした。今考えると、何を勉強するのかという全体像をつかまないまま、時間だけかかる勉強をしていました。
そんな僕を変えたのは9月末に返ってきた東大オープンのD判定でした。英語・国語・社会の勉強法を根本的に変えていかなければいけないと痛切に感じました。自分に足りていない部分を何とか埋めようとし、授業の時も自習の時もそれまでより格段に集中するようにしました。また、他人の良い所を積極的に自分のものにしようと心がけました。しばらくは、成績が伸び悩みましたが、10月末頃からは着実に実力がついていることを実感しました。
あの時のD判定が僕の人生を変えたような気がします。
勉強法について教えてください
特定の科目を得意科目として考えるのではなく、どの科目も弱点を探し出し、それを克服していくよう努めました。特に国語に関しては、現代文の問題を解く際に自分の勝手な思い込みで解く癖がついていたので、客観的な読解・解答能力を身につけるのには苦心しました。英語に関しては苦手意識を持ったことはありませんでしたが、語い力の強化・構文把握の徹底を2学期の前半で完成させ、ラジオ英会話と模試のリスニング問題を繰り返し聴き続けることで英語の穴をなくしました。
日本史は2学期から21年分の過去問を解くことで知識・応用力・解答力を養いました。世界史は教科書や市販の研究ノートを使って正確な流れを捉え、論述能力は
荒巻先生の授業で身につけました。歴史教科は最終的な部分では知識がものを言うと考えていたので、教科書を隅々まで音読することで知識を蓄えるとともに、論述に使えそうなフレーズを自分のものにしていきました。
最後の最後まで、まだ力がつくと自分に言い聞かせて勉強をすることが大切です。
東進ハイスクール東大特進コースについて
僕は野球を夏まで続けていたため、東大特進の授業には夏から参加しました。
宮崎先生・
野島先生・
荒巻先生の授業を受けましたが、どの先生も確実にこの業界屈指の実力派講師です。
荒巻先生が教えて下さった世界システム論、主権国家体制、国民国家論などは東大の論述問題のみならず現代世界を考える際に不可欠な思考基盤となりました。
荒巻先生の授業は生徒参加型で非常に楽しく、授業後にはいつも充実感が残りました。この授業を受けずにして東大を受験するのは不可能だ、と思われるくらい最高の授業でした。
野島先生の日本史は、非常に説明が丁寧で、ここで得た日本史の基本的で重要な流れがその後の僕の学習を支えてくれました。
野島先生は人間的にも温みのあるおもしろい先生で、勉強で張りつめた僕たちの心を癒してくれました。
宮崎先生の英語も自ら積極的に授業に参加し、英作文などを指導してもらうことで、東大型英語を効率的に学習できました。
東大特進担当のスタッフは本当に優しい方で、気軽に相談に乗って下さり、カツカレーを御馳走になるなど、最後まで温かい声援を送り続けてくれました。
後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと
「受験は他人との勝負ではなく、自分との勝負だ」とよく言いますが、本当にその通りです。最後の最後まで自分の力を過信してはいけません。ある時点で、自分の力に満足してしまえば、その力はそれ以上伸びません。模試の結果に一喜一憂しても構わないと思いますが、一番大切なのはその後です。EとかD判定なら、それにショックを受けるのではなく、それをバネにして、「次は絶対結果で返してやる」と意気込むことが肝心です。いい点をとっている友達のいい所を積極的に取り入れていくのも良い方法だと思いますし、もう一度何をしなければいけないかを、確認して学習計画を立てることも欠かせません。逆にAやB判定であっても、ただ満足するのではなく、どうすればもう少し点を伸ばせるのか、自分の弱点はどこかなど見つけなければならないことはたくさんあります。受験までに自分の弱点をゼロにするという気持ちを切らしてはいけません。
受験とは直接関係ないかもしれませんが、体育祭や文化祭、体育の授業も積極的に活動することは息抜きにもなりますし、精神的にも受験の支えになると思います。
あとは、最後の最後まで知識には貪欲になって下さい。英単語・古文単語・歴史知識など知って損をすることはありません。最後の努力が合否を分けます。
「努力は夢を裏切らない」そう思って試験に臨んで下さい。皆さんの健闘を期待しています。
お薦めの参考書・問題集
| 教科 |
出版社 |
参考書名 |
お勧めのポイントなど |
| 英 語 |
河合出版 |
英語構文把握のプラチカ |
ものすごく難しいわけでもないが、様々な構文を徹底的に把握することができる。この一冊を読めば、確実に英語が得意教科になる。どんな難解な構文も怖いものなし。 |
| 英 語 |
アルク出版 |
灘高キムタツの
東大リスニング |
定評通り、東大用のリスニング教材としては最適。ディクテーション、シャドーイングなどを駆使することで、本番の文章はゆっくり聞こえるようになる。特にセンター後の1ヶ月で毎日し続けると効果は絶大。 |
| 数 学 |
河合出版 |
文系数学良問のプラチカ |
題名の通り、まさに良問が編集されている。解説が非常に詳しいのが一番の特徴。自分の苦手な所を把握できるし、絶対に必要な解法を身につけることもできる。 |
| 現代文 |
水王舎 |
出口のシステム現代文 |
いろいろと現代文を解いた参考書があるが、出口式現代文はその王道。徹底的な論理トレーニングができる。
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| 日本史 |
山川出版社 |
詳説日本史研究 |
日本史受験生の知的好奇心を駆き立てる一冊。詳しく深く、正確な日本史を学べる。
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| 世界史 |
東進ブックス |
荒巻の世界史の見取り図 |
教科書同様、東大世界史受験生には必須アイテム。問題を解く際にこの本で得た知識は大いに活用できる。教科書だけでは分からない部分まで網羅できる。
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| 世界史 |
東京書籍 |
世界史B(教科書) |
歴史学習の基礎は何よりも教科書の熟読であり、教科書の中でも特にこの一冊は東大に適している。他の教科書(僕の場合は帝国書院と山川出版) との並読で様々な視点から歴史が眺められる。
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