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アメリカのエミー賞をご存知でしょうか?テレビ界のアカデミー賞とも言われる、放送業界では権威のある賞です。セサミストリートは、2015年までにこのエミー賞を164個も受賞。これはテレビ番組の受賞数の最多記録として知られ、今でも毎年新たな受賞によって記録を更新し続けています。

そしてセサミストリートのマペットの中でも、特に名声を得ているのがビッグバードです。スターの名前が路面のプレートに刻まれた、ハリウッドの観光名所「ウオーク・オブ・フェイム」。ここにはビッグバードの名前も刻まれています。 ここに名前が刻まれるのは、世界中の俳優たちの憧れです。それをビッグバードは成し遂げているのですから、ハリウッドスター級の人気者ということですね。実際にビッグバードは、1985年のセサミストリート初の劇場用映画『Follow The Bird』 (邦題:おうちに帰ろう、ビッグバード!)で主演を果たしています。

ウオーク・オブ・フェイム

ハリウッドに限らず、40年以上に及ぶ数々の歴史の中で、ビッグバードはいろいろな栄冠を手にしています。放送開始の翌年1970年には、早くもアメリカを代表するニュース雑誌「TIME」の表紙を飾ります。タイトルは「セサミストリート~子どもたちへのテレビからの贈り物」。まさに時代の顔となったわけです。

そして1999年には、米国郵政公社が発行した20世紀の各年代を代表する切手の図柄に、1970年代を代表するひとりとして選ばれました。

さらに2000年、米国議会図書館は創立200年を記念して、 「リヴィング・レジェンド・アウォード」として81人のアメリカ人が表彰され、 なんとその中にはビッグバードも入っていました。スティーブン・スピルバーグ、モハメド・アリ、タイガー・ウッズなどのそうそうたる顔ぶれと並んで、ビッグバードはまさにレジェンドとなったのです。

参照元:「Kunioの世界の切手紹介と海外写真集」


このビッグバードの輝かしい栄冠の数々からも、セサミストリートがいかにアメリカ人に愛されてきたかがわかることでしょう。