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セサミストリートから学べること。それは、アルファベットや数だけではありません。

例えば、セサミストリートの仲間たちが集まる「フーパーの店」の初代店長、フーパーさんを演じていた、性格俳優のウィル・リー。彼は皆の良きおじいちゃん的存在でしたが、1982年に病気で亡くなってしまいます。

その時、番組スタッフは、番組の中で彼の「死に触れないでおくべきか」、「死について教えるべきか」議論しました。後者を選んだスタッフたちは、フーパーさんと仲良しだったビッグバードとのやり取りの中で、もうフーパーさんには2度と会うことができないことを伝えます。この放送は、全米中で大きな話題となったことは言うまでもありません。

また、セサミのマドンナ的存在であるマリアを、2014年まで40年以上演じていたソニア・マンザーノは、実生活で結婚し、赤ちゃんを授かります。

セサミストリートは、これを「人は愛する人と結婚し、家庭を作ることで、家族とのつながりを深めていく」ことを教える絶好の機会と捉えました。マリアは番組中でも結婚し、赤ちゃんが誕生することになります。そしてその赤ちゃん役は、なんと実の娘ガブリエラちゃんが担当。実際にガブリエラちゃんは、1993年頃まで番組に出演していました。

子どもに知識を一方的に教えるばかりではなく、現実社会に真剣に向き合いながら、出演者やマペットたちを通じて、人生について一緒に学んで成長していくことができる。それがセサミストリートなのです。