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セサミストリートイングリッシュとは

セサミストリートって?

 「セサミストリートって、どこかに本当にあるの?」そんな素朴な疑問をお持ちの方も多いことでしょう。そうそう、番組のテーマ曲でも、”Can You Tell Me How to Get to Sesame Street?”と歌われているんですよ。さっそく、一緒に訪ねてみましょう!

 セサミストリートがあるのは、アメリカ・ニューヨークの123番地。さまざまな人々と一緒に、エルモやビッグバードなどのマペットたちが楽しく暮らしています。このストリートを舞台にして、毎日いろいろなことが起こる賑やかなこのテレビ番組は、一度訪れたら誰もが好きになるはずです。なぜなら、心を捕えるユーモアや素敵な音楽、そしてアートなど、みんなを引きこむ要素がいっぱい詰まっているから。

 そもそも「セサミ」とは、『アラビアン・ナイト』の「オープン・セサミ(開けゴマ)」からヒントを得ました。そこには、「子供たちに新しい世界への扉を開いてあげたい」という想いが込められています。

世界No.1の教育プログラム

 「セサミストリート」は、1969年にアメリカで誕生して以来、46年にわたって150カ国以上で愛され続けている世界で最も有名な子供向け教育テレビ番組です。さまざまな人々とユーモラスなモンスターや動物が平和に暮らす街として親しまれ、心と心を結ぶという意味から「セサミストリート」は「世界で一番長い通り」とも呼ばれています。



子どもたちを照らす
一筋の光として、
セサミストリートは生まれた

 1960年代のアメリカは、人種差別と経済格差と社会不安が渦巻き、公民権運動が続く激動の時代でした。 そんな中、キング牧師が“I have a dream.”の演説で、ワシントンの20万人の大衆を惹きつけたのが1963年。 それから世論は大いに盛り上がり、混乱を繰り返しながらも、人種を超えた国民の融和に向けてアメリカは大きく変わり始め、 そのさなかの1969年11月10日に、セサミストリートの放送は始まりました。

 当時多くの人が、そうした社会問題を根本から解決するには教育が必要であり、特に幼児期が大切であると気づき始めていました。そこでセサミストリートの制作スタッフは、テレビで子どもの教育ができないかと考えました。すでにアメリカの多くの家庭にはテレビが普及しており、子どもたちもテレビをよく観ていました。しかし、当時の子ども向け番組は、商品を買わせるための安上がりなスタジオショーばかり。セサミストリートのような、人やマペットという枠を超えて仲間や家族の大切さを謳う番組などまだありませんでした。

 セサミストリートのメッセージは明確でした。 それは、「子どもは社会全体の宝」であり、「子どもたちの可能性が全てに優先される」という理念です。 特に当時、黒人やヒスパニック系に多かった貧困層やノンネイティブの子どもたちに、 夢と希望を与えるための幼児教育番組として生まれました。


 テレビでは子どもを教育することなどできないと考えられていた当時のアメリカで、 セサミストリートは「テレビを通して教育格差をなくす」ことに果敢に挑戦しました。 そして翌年1970年1月には、セサミストリートを定期的に視聴した低所得世帯の子どもたちが、 視聴しなかった子どもたちに比べて2倍の教育効果を得たと、ニューヨーク・タイムズ紙が発表しました。 セサミストリートは、恵まれない環境にあった子どもたちの未来を変えていきました。

 子ども向けテレビ番組史上、かつてない番組が始まったのです。 そして45年以上経った今も、番組は続いています。

セサミで育った大人たち

 現在の50代以下のアメリカ国民は、総じてセサミストリートを観て育ったと言っても過言ではありません。 その例として挙げられるのが、2012年大統領選前の討論会でしょう。

 共和党のロムニー候補が、歳出削減策として、公共放送局であるPBSへの補助金打ち切りに言及しました。 そのとき、ロムニー候補はセサミストリートがPBSの人気番組であることを思い出し、 すぐさま「ビッグバードは大好きだけどね」と付け加えましたが、後の祭り。 対するオバマ陣営は「ウォールストリートは野放しにして、セサミストリートを潰そうとしている」と反論しました。

 そして、討論会直後からSNSでは「ビッグバードを守れ!」とばかりにフォロワーが一気に増加。その後、ついにオバマ陣営はビッグバードが登場する大統領選用のテレビCMを作り、今までの大統領選挙CMの中で一番面白いとも言われました。これは、オバマ大統領再選への大きな足がかりになったといえるかもしれません。

(YouTubeより)


子どもに大人気のマペットたち

 最も魅力的なのは“マペット”と呼ばれる個性豊かな人形たち。その創始者ジム・ヘンソンが生み出したエルモやビッグバード、クッキーモンスター、オスカー、グローバーなどのキャラクターたちが生き生きと登場して、ゴードン、スーザン、ボブ、マリアやルイスなどの“ヒューマンキャスト”たちとともに、ニューヨークのダウンタウンの街を舞台に楽しい交流を繰り広げます。
 

 エルモの人気が認められ、1990年にマペティアのケヴィン・クラッシュはテレビ番組のアカデミー賞といわれる「エミー賞」を受賞します。みんなをハッピーにする、エルモの純粋な笑い声やキュートな動き。それらは子どもたちのみならず、大人たちをも魅了したのでした。

最上のエンターテインメント

 幼い子供たちに飽きないように見せる工夫の数々は、エンターテイメントとしての面白さ、アートやユーモアの質の高さに結実しています。 またアメリカを代表するタレントやスポーツ選手、各界のセレブリティなどがゲストとしてエルモたちと共演し大変な話題となってきました。

日本でも愛されてきたセサミ

 日本では1971年にNHKで放映開始され、一時中断期を経て、2004年3月まで米国オリジナル版が放映されました。2004年10月から3年間は、日本語版がテレビ東京から放映されました。

世界中から高い評価

 「セサミストリート」は、2015年までに世界の放送業界で権威と歴史のあるエミー賞を164個も受賞。これはテレビ番組の受賞数の最多記録として知られ、毎年新たな受賞によって記録を更新し続けています。

セサミストリートイングリッシュとは

 世界No.1の教育コンテンツ「セサミストリート」を使って開発された、子どものための英語教育プログラムです。 子どもの成長(年齢と発達段階)に合わせて、英語”で”学びながら、英語圏の子供たちと同じように、”英語で考える”(Think in English)力を習得することができます。

 レッスンでは、スポンジのように何でも吸収することができる子どもの特性を生かすために、日本語への対訳はせず、全て英語で行います。

 カリキュラムは、英語圏の子どもたちが母国語(英語)を身につけるのと同じプロセスを踏んでいます。幼児期には、目と耳でたくさんのことを吸収します。小学生の最初の2年間は、国語としての英語の基礎を英語で学びます。小学生3年目からは、英語”を”学ぶのではなく、英語”で”算数・理科・社会を学び、英語を実際に使い始めます。小学生5年目からは、英語で質問したり、想像力や思考力を駆使して、自分の意見を英語で表現します。クラスメートとともに考え、 お互いを尊重しながら自分の意見を発信し合うことで、英語で考える力を身につけていきます。

世界のセサミと日本のセサミ

 セサミストリートは世界150カ国以上で放送され、何億という人々が楽しみに見ている番組です。放送開始とともにアメリカで爆発的なヒットとなり、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど、英語を母国語とする国々へ広がっていきます。そして、中南米やヨーロッパ、アジアなど、英語圏以外の国々でも見られるようになりました。まさに地球規模で親しまれている番組ですね。

 自国の言葉や文化に合わせて独自制作したセサミストリートを放映している国も多数あります。例えばカナダでは、北極クマのバジルやカワウソのルーイーというマペットが出演。クェートではノーマンという大きなラクダのぬいぐるみが登場します。南米では黄色ではなく、七色のビッグバードが登場し、人気を集めているそうです。

 また、ナイジェリア版では、HIVに感染した女の子のモンスター、カミが登場します。エイズは、子ども番組には重いテーマですが、多くの人がエイズで亡くなるアフリカでは、病気の正しい知識を広めることは非常に重要です。そこで、カミが周りから受ける偏見や誤解を克服することで、視聴している子どもたちにもわかりやすく病気の知識を伝えるなど、表現を工夫しています。

 日本では、NHKで1971年からテスト放送がスタートし、翌年から本放送が始まりました。その後、放送を中断した時期を経て、2004年の3月までアメリカ本国のオリジナル版の放映が続きました。その間30年以上にもわたって、日本の人々はアメリカ本国の子どもたちと同じものを見てきたのです。また、番組の持つアメリカンポップカルチャーの香りは、子どもたちだけでなくハイティーンからヤングアダルトの女性層をも惹きつけたのでした。

 そして今、セサミストリートの面々とは、東進こども英語塾で出会うことができます。

 2016年11月、エルモとクッキーモンスターが、日本人アーティストと初めて共演しました。その相手はピコ太郎です。彼は世界的に大人気で、You Tube週間再生回数1位を記録したアーティストですが、このたびヒット曲「PPAP」を基にしたパロディー映像で共演が実現しました。

 エルモとクッキーモンスターが人気の「PPAP」のリズムにのせて、自分たちの大好物「クッキー」を使い「クッキー、バター、チョコ、クッキー」=「CBCC」を歌って踊っていると、本家ピコ太郎が登場し「CBCC」に細かい修正指示をしてくれるという内容です。最後は3 人一緒に楽しくダンシング、という楽しい流れになっています。

 エルモとクッキーモンスターが日本人アーティストと共演するのは、初めての快挙です。日本初のオリジナル映像で、日本語での配信となっております。

 ピコ太郎が「それは板チョコ?」と二人に聞きますが、クッキーモンスターによるとそれは板チョコではなかったようで、思わず笑ってしまいますね。3人が楽しく歌って踊っている映像はこちらです。

(YouTubeより)