地理歴史 地理B
全体概観
用語や地名の知識を問う設問は少なく、理論的な考察力や、多面的な理解が求められた。米国大統領選を題材にした出題も。
大問数 |
減少
-1 |
変化なし
|
増加
|
設問数 |
減少
-5 |
変化なし
|
増加
|
マーク数 |
減少
-3 |
変化なし
|
増加
|
難易度 |
易化
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やや易化
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昨年並み
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やや難化
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難化
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試行問題と同程度。大問5題、設問30・マーク数32。
センター試験に比べマーク数は3つ減っているが、設問の文章量や図版が多いため問題のページ数は同程度であり、全体のボリューム感に変化はない。
出題形式
組合せ式の問題が20題あり、センター試験時代に比べて割合が非常に高まった。そのうち2題は試行調査でも出題された8択式であった。一方、文章の正誤を判定する4択式の問題は大きく減少している。
第4問に、センター試験では避けられていた設問間で内容が関連する出題(⑴での正解・不正解が⑵に影響する)があった。
センター試験同様に図版を多用し(図25、表5、写真2、「資料」※5)地理的な考え方や理解を問う問題が中心である。
※図表・写真や短文などを組み合わせた複合的な図版
出題内容
各大問の分野構成は試行調査と同様であり、旧センター試験の構成のうち「比較地誌」に相当する大問が抜けた形である。
第1問
A(気候と自然災害)、B(山岳の自然環境)に分かれて出題された。
問1では仮想大陸が扱われ、比較の技能が問われた。
第2問
広く「産業」がテーマとなった。問3では仮想地域の工場立地が問われたが、試行調査の類題である。
第3問
旧センター試験では「都市・村落と生活文化」に関する大問が置かれていたが、この共通テストでは「都市と人口」が扱われた。
第4問
「アメリカ合衆国」について、A、Bに分けた出題となった。
問6では過去の大統領選挙における州別の共和党・民主党の選挙人獲得数のデータが題材となった。
第5問
旧センター試験の第6問と同様の「地域調査」に関する出題であった。
題材となった京都府に関する知識ではなく、図版・資料の読み取りが鍵となる。
第1問 | 第2問 | 第3問 | 第4問 | 第5問 |
世界の自然環境 | 産業 | 都市と人口 | アメリカ合衆国 | 地域調査(京都府宮津市) |
年度 | 大問 | 出題分野 | 設問数 | マーク数 | 配点 |
2021 | 第1問 | 世界の自然環境 | 6 | 7 | 20 |
第2問 | 産業 | 6 | 6 | 20 | |
第3問 | 都市と人口 | 6 | 6 | 20 | |
第4問 | アメリカ合衆国 | 6 | 7 | 20 | |
第5問 | 地域調査(京都府宮津市) | 6 | 6 | 20 |
2020年以前はセンター試験
年度 | 大問 | 出題分野 | 設問数 | マーク数 | 配点 |
2020 | 第1問 | 世界の自然環境と自然災害 | 6 | 6 | 17 |
第2問 | 資源と産業 | 6 | 6 | 17 | |
第3問 | 都市と村落 | 6 | 6 | 17 | |
第4問 | 東南アジアとオセアニア | 6 | 6 | 17 | |
第5問 | 中国とブラジル | 5 | 5 | 14 | |
第6問 | 地域調査(山梨県甲府盆地とその周辺地域) | 6 | 6 | 18 | |
2019 | 第1問 | 世界の自然環境と自然災害 | 6 | 6 | 17 |
第2問 | 資源と産業 | 6 | 6 | 17 | |
第3問 | 都市と村落,生活文化 | 6 | 6 | 17 | |
第4問 | 地中海沿岸地域 | 6 | 6 | 17 | |
第5問 | ウクライナとウズベキスタン | 5 | 5 | 14 | |
第6問 | 地域調査(宮崎市) | 6 | 6 | 18 | |
2018 | 第1問 | 世界の自然環境と自然災害 | 6 | 6 | 17 |
第2問 | 資源と産業 | 6 | 6 | 17 | |
第3問 | 生活文化と都市 | 6 | 6 | 17 | |
第4問 | 西アジアとその周辺地域 | 6 | 6 | 17 | |
第5問 | 北欧3カ国(ノルウェー、スウェーデン、フィンランド)の比較 | 5 | 5 | 14 | |
第6問 | 地域調査(岐阜県高山市) | 6 | 6 | 18 | |
2017 | 第1問 | 世界の自然環境と自然災害 | 6 | 6 | 17 |
第2問 | 資源と産業 | 6 | 6 | 17 | |
第3問 | 都市・村落と生活文化 | 5 | 5 | 15 | |
第4問 | 中国 | 6 | 6 | 17 | |
第5問 | スペインとドイツ | 5 | 5 | 14 | |
第6問 | 地域調査(長崎県壱岐島) | 7 | 7 | 20 |
【参考】過去の平均点の推移
2020 | 2019 | 2018 | 2017 | 2016 | 2015 |
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66.35 | 62.0 | 68.0 | 62.3 | 60.1 | 58.6 |