地理歴史 日本史A
全体概観
系図・年表・資料などが多く出題され、的確な思考力・判断力が求められた。
難易度 |
易化
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やや易化
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昨年並み
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やや難化
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難化
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全体的に満遍なく、系図・グラフ・年表・史資料・図などをともなう問題が出題された。習得してきた知識を土台とし、提示された資料をヒントにして解答する、的確な思考力・判断力が要求された問題であったといってよいだろう。
なかでも、史料の読解問題が目立ち、知識偏重からの脱却を意図していることがわかる。出題形式は、空欄補充問題・年代整序問題・正誤判定問題に集約され、センター試験を踏襲していた部分が多かった。特筆すべきは空欄補充問題の場合、従来の語句をあてはめるもののほか、あてはまる文章を解答させていた点である。
出題範囲は明治から平成まで、近現代史の広範にわたったが、例年みられた幕末からの出題はなかった。平成史からの出題は第5問・問7、1999年制定の「男女共同参画社会基本法」の1か所にとどまった。分野は政治・外交・社会・経済・文化と、これまで同様総合的な理解力が重視された。また例年通り、社会保障問題・日本学術会議・女性の社会進出といった、時事的要素を含んだ問題もみられた。
年度 | 大問 | 出題分野 | 設問数 | マーク数 | 配点 |
2021 | 第1問 | 家族の会話と手紙(会話文) | 7 | 7 | 22 |
第2問 | 近代の女性 | 5 | 4 | 12 | |
第3問 | 国内政治と外交の歴史 | 7 | 7 | 22 | |
第4問 | 第二次世界大戦後の民主化政策 | 7 | 7 | 22 | |
第5問 | 社会福祉・社会保障と国内外の動き | 7 | 7 | 22 | |
2020年以前はセンター試験 | |||||
2020 | 第1問 | 日本における外国人(会話文) | 6 | 6 | 20 |
第2問 | 幕末から明治前期の民衆運動 | 4 | 4 | 12 | |
第3問 | 近代の都市 | 6 | 6 | 19 | |
第4問 | 近現代の風刺漫画 | 8 | 8 | 24 | |
第5問 | 近現代日本のエネルギー資源の調達と利用 | 8 | 8 | 25 | |
2019 | 第1問 | 歴史のなかで音楽が果たした役割(会話文) | 6 | 6 | 20 |
第2問 | 近世・近代における公家と華族 | 4 | 4 | 12 | |
第3問 | 明治の浮世絵師・小林清親 | 6 | 6 | 19 | |
第4問 | 近現代の日米関係 | 8 | 8 | 24 | |
第5問 | 近現代の港湾 | 8 | 8 | 25 | |
2018 | 第1問 | 紙幣に描かれた肖像・経済政策(会話文) | 6 | 6 | 20 |
第2問 | 幕末から明治維新にかけての軍制改革と西洋医学 | 4 | 4 | 12 | |
第3問 | 近世後期から近代における言論活動や表現活動 | 6 | 6 | 19 | |
第4問 | 石橋湛山 | 8 | 8 | 24 | |
第5問 | 近現代日本の流通業 | 8 | 8 | 25 | |
2017 | 第1問 | 妖怪と現代科学(会話文) | 6 | 6 | 20 |
第2問 | 幕末から明治期の大坂(大阪) | 4 | 4 | 12 | |
第3問 | 政治家 三島通庸 | 6 | 6 | 19 | |
第4問 | 近現代の公園 | 8 | 8 | 24 | |
第5問 | 昭和期の経済・社会 | 8 | 8 | 25 |
【参考】過去の平均点の推移
2020 | 2019 | 2018 | 2017 | 2016 | 2015 |
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44.59 | 50.6 | 46.2 | 37.5 | 40.8 | 45.6 |