共通テスト 1日目解答

地理歴史

9:30-11:40

公民

9:30-11:40

国語

13:00-14:20

英語

15:10-18:10

共通テスト 2日目解答

理科①

9:30-10:30

数学①

11:20-12:30

数学②

13:50-14:50

理科②

15:40-17:50

理科① 生物基礎

全体概観

「思考力」が求められる問題が大幅に増加!会話文形式の出題は見られず。

大問数
減少 | 変化なし | 増加
設問数
減少 | 変化なし | 増加
マーク数
減少 -7 | 変化なし | 増加
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化
大問数は3問、設問数は16問で昨年と同様であるが、マーク数は16個で昨年より7個少なく、大幅に減少した。出題形式は空所補充、用語の組合せ、正誤判断が主体ではあるが、直接的な知識を問う空所補充問題の数が1つのみであり、昨年度の15と比べて大幅に減少した。一方、図や資料、実験結果を解析して解答する力、いわゆる「思考力」が求められる問題の数が10と、昨年度の4と比べて大幅に増加した。思考力が求められる問題が大幅に増加したことから、試験時間内に余裕をもって解き終わることは難しかったであろう。また、第1問では、「資料を見ながら間違っている箇所を探す問題」や「ピースを当てはめて正しい図を作成する問題」など、真新しい問題も出題されている。昨年に引き続いて計算問題も出題された。また、第3問では、第2問出題範囲に相当する『生物の体内環境の維持』から免疫に関する問題が出題された。センター試験生物基礎では大問ごとにテーマが分かれており、このように分野を跨ぐような問題が出題されなかった。さらに、第3問問5では「合理的な推論」を選ぶ問題が出題された。これらの問題はセンター試験ではみられなかった問題である。今回が実施初年度である共通テストでは、今後もこれらのような問題が出題される可能性は十分にあるだろう。
 出題内容の詳細としては、例年同様、特定の分野に偏ることなく、幅広い内容が出題されている。出題内容は、第1問が『生物と遺伝子』から生物の特徴・代謝・遺伝情報とDNA・遺伝情報とタンパク質の合成、第2問が『生物の体内環境の維持』からホルモン・体液の濃度調節・免疫、第3問が『生物の多様性と生態系』からバイオーム・人間活動による生態系への影響の他、『生物の体内環境の維持』から免疫と医療である。全体として、真新しい問題の出題や思考力が求められる問題が増加したことにより、難化した。
 
年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2021 第1問 生物の特徴および遺伝子とそのはたらき 6 6 18
第2問 生物の体内環境の維持 5 5 16
第3問 生物の多様性と生態系 5 5 16
2020年以前はセンター試験
年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2020 第1問 生物の特徴および遺伝子とそのはたらき 6 10 18
第2問 生物の体内環境の維持 5 5 16
第3問 生物の多様性と生態系 5 8 16
2019 第1問 生物の特徴および遺伝子とそのはたらき 6 7 19
第2問 生物の体内環境の維持 5 6 15
第3問 生物の多様性と生態系 5 5 16
2018 第1問 生物の特徴および遺伝子とそのはたらき 6 7 19
第2問 生物の体内環境の維持 5 5 15
第3問 生物多様性と生態系 5 5 16
2017 第1問 生物の特徴および遺伝子とそのはたらき 6 7 19
第2問 生物の体内環境の維持 5 5 15
第3問 生物多様性と生態系 4 5 16

【参考】過去の平均点の推移

2020 2019 2018 2017 2016 2015
32.10 31.0 35.6 39.5 27.6 26.7