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学習アドバイス
  • 東進タイムズ 2019年2月01号

2月の学習アドバイス

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英語 武藤一也先生

東進が誇る新世代英語界の若きホープ。大学生にして、ジャパンタイムズのオーストラリア特派員を務めた異色の経歴を持つ。その記事は入試問題にも使われたことがあり、海を越えて活躍する、まさにグローバル英語人。大学生時代から4技能試験の指導をし、受講生のスコアを劇的に向上させることで話題になった達人講師が今、東進の教壇で4技能を伝授する。TOEIC 4技能すべて満点、英検1級。

「正しい」学習をしている自分を信じて!

「合格」という観点では、大学の入試問題は( 1 ) 「多くの受験生が解ける問題」( 2 )「合否に差がつく問題」( 3 ) 「差のつかない難問」の3つに分けられます。大事なのは( 1 ) で失点せず、そのうえで( 2 ) を何問か正解し、( 3 ) には時間をかけすぎないこと。特に文法問題では、あまり細かいことにとらわれないようにしましょう。私立大学では、私でも調べないとわからないような問題が出ることもあります。そのような問題にこだわりすぎるよりも長文でしっかり点を取れるようにしましょう。過去問演習で傾向をしっかりと掴み、自己ベストを毎回更新する気持ちで演習と復習を積み重ねてください。

過去問演習にあたって問題を解く時間、スピードに注意しましょう。おそらく本番ではいつもと違う環境で緊張しているでしょう。演習のときから英文をいつもより速く音読したり、問題を解く際には必ず制限時間を設けたりして自分にプレッシャーをかけながら解くことが有効です。「過去問演習講座」や「記述型答案練習講座」の添削指導で、自分が減点されたポイントをあぶり出してノートにまとめたりすると効果的です。頻繁に間違えてしまう箇所については、授業で使ったテキストや参考書でしっかりと復習しましょう。

受験に向けては誰もが皆、不安の中で戦っています。不安な中で合否を分けるものは、自分自身を信じ切れるかどうかです。語学に完成はありません。どんなに勉強しても入試本番で知らない単語に出会うでしょう。しかし、そこからが本当の勝負。意味を類推して読み進められるか。皆さんが行っている音読を中心とした学習法は「正しい」学習法です。自分を信じ、音読の力を信じ、学習を重ねていけば、きっと良い結果が手元に届くはず。応援しています。

直前期、いろいろつらい時期ではありますが、最後まで志望校合格を諦めないでほしいです。「どうすれば合格できるか」を念頭に最後の最後まで続けてください。

単語と文法は早期に固めよう

長文をきちんと読む力をつけるために、英語の基礎である「単語」と「基礎文法」を早めに固めておく必要があります。単語は2~3回見たくらいでは覚えられません。何度も根気強く同じ単語に目を通すことが必要です。また、「基礎文法」というのは英文を読み進めていくうえで最低限必要な文法のことです。マニアックな文法問題を解くために文法を勉強しているのではなく、英文を読むために文法を勉強しているのだということを意識してください。

東進で勉強を開始している人は、「高速マスター基礎力養成講座」を活用しましょう。大学入試に必要な英語の基礎を固めるには最適です。それと同時に、英文を正しく音読できる力を伸ばしてください。具体的な音読の練習ですが、まずは授業を丁寧に受け、授業で扱った英文の音声を聴き、音声と同じように読めるようになるまで繰り返し読みましょう。受験学年になって音読の大切さに気づく人もいますが、それでは時間が足りません。今のうちに音読習慣を確立しておきましょう。

新高2生は「大学入学共通テスト」の1期生です。リスニングの比重が大きくなったり、外部試験を活用して4技能(読む・聞く・書く・話す)を総合的に評価したりと大きく変わります。単語は例文を読むなど使い方まで学びましょう。文法も他のどの場面で使えるかという視点を持つことが必要です。単語・文法がわかると、長文が読めてライティングもできるようになります。ライティングができるとスピーキングができるようになって、リスニングもできるようになります。4技能はすべて繋がっていますので、授業の復習と徹底的な音読を通して、「わかった」から「使いこなせる」レベルまで意識を高めていけば、英語4技能試験に十分対応できます。

ぜひ本屋に行きましょう。近年、入試で使用される英文はアカデミックなものが増えています。世界的にベストセラーになった本の原文から出題されることも多いです。そのような本の翻訳で良いので、立ち読みだけでもしてみましょう。本屋では、いま、どんな本が売れているのか。そこに意識を向けるだけでも、世の中への興味が高まり、自身の視野が広がると思いますよ。

数学 澤村光弘先生

パターンやテクニックの丸暗記とは正反対の、体系的に解法を掘り下げていく授業を展開する。先生の熱くパワフルな語りの波に乗れば、論理を的確に踏まえて自分自身で考える力がつき、数学の世界で自由自在に振る舞えること間違いナシ!数学を楽しみたい君にピッタリ。

とにかく無理せず、できることをやる

余裕をもって本番に臨めるという人は、すべての受験生の中でもおそらく数%でしょう。誰でも焦るもの。試験前日までは、とにかく無理せずできることをやるに限ります。新しい問題、難問には手を出さないこと。解けないと自分を追い込んでしまいかねません。ただし、受験校を変更した人は、志望校の過去問を最低3年分は解いて、分野別の特徴を把握しましょう。

過去問以外にも使い慣れた問題集で、苦手分野は基本問題を、得意分野は標準問題を時間を一割ほど短縮して解きます。一度解いたことのある問題ですので、解く前にポイントを思い出してから、些細なことは気にせず答案を作成しましょう。ポイントが思い浮かばなければしっかり復習をします。

試験前々日までは今までのペースを守り、前日は量を落としてゆっくり過ごすようにしましょう。眠れなくても、横になって身体を休めるだけでも構いません。

「普段通りの力を出せばいい」と言われますが、大多数の受験生が緊張で舞い上がってしまい、普段どおりの力を発揮できないのが現実です。東進でがんばってきたんです。「成功するしかない」という気持ちで会場に向かいましょう。会場では深呼吸して、少しでも落ち着きましょう。

教科書レベルのマスターが最重要事項

新高3生は、受験勉強を通じて「論理的に物事を考えれば実力がつく」ことを経験してほしい。教科書レベルの完全マスターを5~6月にできれば、8月のセンター試験本番レベル模試で7割以上は得点できるはずです。2月の模試を受ける前に、ある年度の過去問を解いてみましょう。時間がかかってもいいので、何も見ずに解きます。それが今の実力。模試では60分という枠の中で時間配分の練習をし、成績帳票が戻ってくる前にもう一度時間無制限で解く。模試でできなかった問題は、時間配分や計算のミスか、緊張か、まったくわからなかったかのどれかに分けられます。今後の模試や学習で克服しましょう。

新高2生は、教科書の「数と式」(数式変形の基礎)、「集合と命題」(論理の基礎)、「2次関数」(関数の基礎)の3分野をものにする過程で、「自分もできる」という成功体験を得ると、数学がおもしろくなり原動力にできます。

模試は漠然と受けないこと。できる人はノートを作って、できたこと、解けたこと、できるようになっていく過程を把握しています。絶対にしてはいけないのは、返ってきた結果に言いわけすること。「すべてを受け入れて、この状況を乗り越える」ことが、勉強や学習の究極の目的で、実は人生の究極の目的でもあるのです。

古文 栗原隆先生

20年を超える指導経験から、東大・難関大志望者に絶大な信頼を得る真の実力講師。「構造分析による本文解釈」と「出題者の心理・行動分析による設問解法」を軸に、独自の図表や心和ませる古典エピソードを交え展開される講義は必聴。あらゆる入試問題にも素早く、確実に正解へ導く本質の指導を追究する。

入試がゴールではない

「結果に対する恐怖感から何も手につかなくなり、時間ばかり過ぎてしまう」というのが、今の時期最もダメなパターンです。これを避けるためには、まずは考え方を変えましょう。今勉強していることは、これから先大学で研究する学問の礎になります。ですから「入試がゴール」と思うのではなく、「これから先の人生のための勉強をしているんだ」という意識を持って、今までどおり、コツコツと勉強を進めていってくださいね。

古文の入試問題では出題者は何を問いたいのか、どうしてそこに傍線をつけたのかを考え、本文の中からその要素を抽出し、出題者が求める形式で、正しい現代語として答案を構成しなくてはなりません。今から新しい教材に取り組むのではなく、これまで勉強してきたテキストや問題集を繰り返し勉強することで、最初に気づかなかった重要な箇所や間違えた原因が明確に見えてきますよ。

試験前日は、入試会場までの道順を再度確認しておくこと。試験当日は、通勤ラッシュや事故等、時間通り到着するとは限りませんから、余裕を持って予定を立てておきましょう。また、特に記述式試験の場合、「自分が理解している語彙」と「表現できる語彙」はできるだけ豊富にしておく必要がありますので、何の教科でも良いですから、試験数分前まで活字に触れておくことをおススメします。

脳を活性化させるためにも食事は重要ですから、試験当日の昼食にも自分が食べやすいものを用意して、試験に挑んでくださいね。「緊張で昼食が食べられなかった」というのは絶対に不利ですよ。

理屈をしっかりとつかもう

語学は1つのシステムです。そのシステムがどのように構築されているかを押さえてしまえば、あとは簡単です。文法も、ただ活用を丸暗記するだけでは途中で嫌になってしまいますから、どのように言葉が組み立てられているか、その理屈をしっかりとつかむことが大切です。独学で勉強するのはなかなか難しいので、時間を有効に使うためにも、東進の授業を活用しましょう。まずは基礎的な講座を一つ受けることから始めて、その授業と馬が合いそうだと感じたら、発展的な講座へと進んでください。

入試の古文というのは、作者との対話ではなく、出題者との対話です。2/24の「第1回 2月センター試験レベル模試」や2/25、26の「東大入試同日体験受験」を受験したら、「出題者はここで一体何を問いたいのか」を考えながら復習すること。ただやみくもに問題集を解いても力はつきませんよ。

現在私達が話している日本語のもとになったのが「古語」ですので、大きな枠組みは変わっていません。文の型は「動詞文」「形容詞文」「形容動詞文」「名詞文」の4つ。主語がないのは当たり前で、その述語の部分が一体「誰の動作」であり、「誰の状態」であり、「誰のこと」なのかを考えるのが古文の勉強なのです。「型」からのアプローチが重要ですよ。

 日本語は孤立言語と呼ばれ、他言語と比較することができません。しかしこれからどんどん言語学的な研究が進み、「古語」がもっと研究されれば、他言語と共通する祖語が発見される可能性があります。実際に、万葉集では「母音調和」に似た現象が起こっていることがわかっていて、もしそれが「母音調和」であるとすれば、アルタイ語の中に日本語を含めても良いのではないか、という説もあります。日本語という孤立言語を今後研究する上で、「古語」は絶対に無くてはならないのです。「古文は社会に出たら役に立たない」と切り捨てるのではなく、世界の中の言語として見ると、古文がもっと楽しくなりませんか?

 勉強は辛いですが、研究は楽しい。どこが違うのかと言うと、自分で興味を持ち、もっと知りたい!と勉強するのが研究なんです。皆さんにも、「もっと知りたい!」と思えるものが必ずあるはず。様々な分野の中からそれを見つけることができたら、皆さんの勉強は研究レベルになりますよ。もちろん、基礎的な事項等、ある程度覚えなければいけない要素はありますが、単なる「やらされている勉強」ではなく、その先にある自分の研究のための勉強なんだと思って進めてくださいね。勉強する中で、何か疑問に思ったことがあれば、そのままにしないで必ず質問すること。疑問が湧くこと自体が、進歩ですよ。

物理 三宅唯先生 

「理論は知っているだけではだめ、それを行使できるかが重要」であるとし、原理・定義・法則の定性的把握と定量的行使を軸に、自然現象をグラフィカルに解析。それは公式を振り回すだけの物理を超え、因果関係を的確に捉える直感を君に与えてくれるだろう。公式の運用のみならず、それ自身の導出と解釈に重点を置いた講義で、森羅万象の謎を華麗に紐解いていく。

「深く考察する」感覚を取り戻そう

頭の使い方が「スパッと答えを出していく」センター試験モードになってしまっている生徒は、二次・私大試験に必要な「深く考察する」感覚を取り戻しておくこと。その際、直前期に自信を失わないよう、「これならできそうだ」という自分の一番やる気の出る問題集や過去問を使うことをおススメします。問題演習の際は、答えを出した後、すぐに模範解答を見るのではなく、答えたその結論が果たして起こりうるのかを丁寧に想像してください。これを入念に行うことで本試でのミスも減ります。多くの国公立大では記述形式の問題が出題されます。選択肢がないということは、計算ミスをしても気づかないということなので、注意深く計算チェックをしていくことが大切です。

試験前日は、頭に知識をたくさん詰め込もうとするよりも、メンタル面を重視してリラックスすることを心がけてください。

「原子物理」の分野は、あまりカバーできていない生徒が多いので、出題された場合に差がつきやすいです。易しい問題で良いので、直前期にひと通り見直しておくと得点につながりますよ。

試験直前期の今、色々と不安もあるかもしれませんが、自分がこれまでに東進で勉強してきたことや、勉強にかけてきた時間は決して裏切りません。それらを原動力にして、自信を持って進んで行ってください。自分の好きな勉強をやるのでもいいですね。夜、なかなか寝られなくても、焦らなくて大丈夫。目をつぶって静かに横になるだけでも、充分体力は回復しますよ。

得意な分野を1つでも作っておこう

新高3生、新高2生は、物理の考え方の基盤を構築する時期です。演習は高3以降でいいので、まずは中学の理科も含めて、物理で説明できる現象をある程度知っておくこと。そして1つでも良いので、自分の得意な分野を作りあげてください。物理の場合、根本的な考え方はどの分野も同じなので、1つの分野さえ完成していれば、他分野の学習速度も飛躍的に向上します。「早く先に進めなければ」と焦って広く浅く学習しようとすると、「知識で問題を解く」ようになってしまいますので、考え方の「カタ」をしっかり作ることが大切ですよ。特に今の時期「力学」の「運動方程式」を自分で立式できるようにしておくと良いですね。

物理という学問は、勉強すればするほど生活が楽しくなり、人生の楽しみも広がります。自分の得意なところから伸ばして、モチベーションを維持しながら取り組みましょう。

物理は、数学的素養が固まっている生徒とそうでない生徒とで習熟スピードに大きく差が出る科目です。特に「力学」の計算で戸惑ってしまっている場合は、数学を優先して学習しましょう。中でも三角比、三角関数、ベクトル、微分積分などを先に仕上げておくと、スムーズに物理のスタートを切ることができます。

世界史 加藤和樹先生

若くして既に10年以上の世界史指導経験を持つ気鋭の講師。史実に真摯に向き合い、自らの知識と経験を深める為に様々な国へ視察に行くのを趣味としている。世界史の持つ「必然性」と「展開」を重視し、それを図解して捉える授業は、「世界史に興味が持てない」「自分は暗記が苦手かも」と思っている生徒の意識を180度転換させる。

過去問で強化ポイントを克服していく

国公立二次試験、私大一般入試の直前期は、過去問演習の精度を上げることが重要です。過去問を解いて得点だけを気にするのでは全く意味がありません。間違えた問題に関しては、どのような知識が抜けていたのか、あるいはどのような勘違いをしたことがミスの原因なのかを明確にしましょう。その際に注意すべきは、難問・奇問にとらわれて「細かい知識を丸暗記するぞ!」と躍起にならないこと。教科書の太字レベルの基本事項をおさえておけば、どの大学も8割以上は得点できます。

また、選択式問題で「迷った末に偶然正解した」という場合も要注意。結果的に正解できたからと安心しがちですが、そのとき迷って選ばなかった選択肢にこそ自分の「強化すべきポイント」が隠れています。世界史に、センスは必要ありません。努力しただけ成績が上がります。まさに「努力を裏切らない」科目なのです。

論述型の問題の多くは、センター試験とは異なり、加点方式で中間点が存在します。よくわからない問題が出てきても、何かしら書くことで得点できる可能性もあるので、あきらめず取り組みましょう。過去問や類似問題の演習を沢山行うことで、問われていることに対して「何を書けば得点がもらえるのか」がわかるようになるはずですよ。論述問題は、100人いたら100通りの答えが出てくるので、過去問や問題集の解答例は絶対ではありません。さらに、入試本番の短い時間のなかで解答例のような完成度の高い文章を書くのもなかなか難しいので、あくまで参考例として意識してくださいね。

楽しみながら勉強を進めよう

これから世界史の勉強を始めるにあたって楽しんで勉強してほしいと思います。歴史漫画や映画、テレビ番組などにも、世界の歴史、遺産、文化を取り上げたものがたくさんありますね。そこから興味を持った国や出来事をまず勉強するのもいいでしょう。特に中国史は一番分量が多く、センター試験はもちろん、どの大学でも必ず出題されますので、早めに中国史を得意にしておくと有利です。

世界史は取り組んだ時間に比例して成績が伸びるので、今のうちから早めに取り組んでおきたいですね。古代から現代までの主要な流れをひと通り押さえて土台を作れば、高3での学習はスムーズになります。世界史の中で、好きな国や地域は人それぞれだと思いますが、好きな範囲を少しでも得意にすると、さらに知識は広がっていきます。世界史は人生を豊かにする科目ですから、ぜひ楽しんで勉強してほしいですね。

「第1回センター試験本番レベル模試」が2月にあります。時期的に世界史の学習がまだまだ不十分という人も多いかと思いますが、入試本番でどのようなレベルの問題を解く必要があるのかがわかりますので、得点は気にせずに取り組みましょう。ただし、既習分野であれば解けるはずですから、そこに関しては8割以上正解することを目標にしてがんばってください。もし8割に満たなければ、まだ理解が足りていない証拠。放置せず、次回はきちんと得点できるようにオリジナルの「まちがいノート」などを作って復習してください。

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