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学習アドバイス
  • 東進タイムズ 2019年4月01号

4月の学習アドバイス

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英語 土岐田健太先生

学生時代より黙々と日々研鑽してきた努力人は、「実用英語」と英語文化の「教養」の橋渡しをする。英語圏の文化背景から英語を捉え直す講義スタイルは、これまでの英語観を大きく変え、将来まで通用する圧倒的な英語力を習得できる。高校生だけでなく、社会人対象の資格講座や教養講座も担当。「知的な面白さ」を追求し続ける講義で、受講者の知的好奇心を満たし、合格のその先の将来と向き合う自信をも与えてくれる。

「文法力」は「成長の幹」になる!

プロのアスリートほど、「基礎」を大切にしています。受験でも「基礎力」の高い生徒が合格を勝ち取っているので、今回は「基礎力」に絞ってお話をします。

基礎力とは「英語の一文に含まれる文法事項と単語がわかり、完全に身についている状態」です。時代の流れによって細かい変化はあっても、「文法のルール」の幹にあたる部分は骨太です。「文法力」は英語力を支える大きな「武器」になります。

実は、上手くいかない受験生には「残念なパターン」があります。それは、「先輩がこれをやっていたから私もこれを使う」という都市伝説の実践です。大量の問題をやみくもに丸暗記するだけでは、力はつきません。

一方で成功する受験生にも「黄金パターン」があります。それは「理屈」→「反復」の流れを大切にすること。授業で「文法の理屈」を理解し、その後で「豊富な演習」をします。文法は前半戦の勝負の要です。特に「読解」の肝となる「文型」、「準動詞(不定詞・動名詞・分詞)」「接続詞」「関係詞」「時制」「比較」「仮定法」の項目は、4~5月にじっくりと時間をかけて、完璧に仕上げておきましょう。さらに、「総合力」を鍛えるために、5~6月は文法から読解への橋渡しとして「句と節:名詞・形容詞・副詞のカタマリ」の理解を完璧に仕上げておきましょう。講座の確認テストや修了判定テストはその流れを意識して作られているので、キッチリ活用していきましょう。

英単語は「五感がフル稼働」する方法を使うと忘れなくなります。「語源&イメージング・イラスト・発音・フレーズ音読」は非常に効果的です。「0.1秒で意味が言える状態」まで英→日の順に声を出して覚えます。さらに、「電子辞書の発音ボタン」や「付属CD」を活用すると、ググっと記憶力が高まります。

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「単語力」は「工夫」で力をつける!

本紙では触れられなかった単語の学習について、今回はcommitという単語を例に複数のアプローチで覚える方法を紹介しましょう。commitの語源は「完全に(com)送る(mit)」→「尽くす」となりました。ませた高校生の会話では「オレあの子にコミットしてるからさ」と日常でも耳にしますよね。カップルの絵を書いて、キモチが一途に彼女に向いている絵を書いて覚えてもOKです。フレーズでは、be committed to X「Xに尽力する」がよく使われるので、「0.1秒で意味が言える状態」まで英→日の順に声に出して覚えます。「電子辞書の発音ボタン」や「付属CD」を活用すると、ググっと記憶力が高まります。

模試で「自己分析力」を磨く!

模試の結果に一喜一憂せず、「自己分析」の絶好の機会と捉えることが重要です。「4月センター試験本番レベル模試」を受けた後も、「時間配分のチェック」と「自分の分野別の得点率」も見てください。成功した生徒のパターンを紹介しましょう。紙に「現状分析・苦手分野」と「対策」を書き、壁orスマホの画面などに貼っておきます。それを1週間以内に克服するプランをメモしておき、いつでも目に触れるようにしていました。例えば、100点未満~160点のラインだと、個別の弱点のほかに、「未習分野がある」「一文一文の把握力が弱い」「選択肢の吟味が不足している」「時間配分が甘い」など、共通した課題を抱えていることが多いのです。

みなさんは、「ダイヤの原石」です。「磨き方」さえしっかりしていれば、勉強で輝けるのが「受験勉強」です。将来輝くためにも今「泥臭い努力」と「工夫」を積み重ねてください。

時間対効果を意識した学習をしよう

高校での勉強の指針は「時間対効果」を意識することです。予習ではまず辞書を引かず、本文の読解をしましょう。評論文ならば、「何が言いたいのか?」「どういう根拠があるのか?」などを意識して、メリハリをつけて読みます。次に、一文の「文の構造」や「語句レベル」を意識しながら丹念に読んでいき、その中で「自力ではわからない」部分をチェックしていきます。「『わからない』の見える化」をするのです。

復習は、①「10分復習法」②「弱点補強」③「音読」がおススメです。

①「10分復習法」。受けた授業を10分で「口頭要約」or「プチ講義」でおさらいします。「人に伝える」つもりで話すと、その内容が驚くほど頭に入るものです。

②「弱点補強」。これは「調べ学習・暗記・類題演習」などです。単純に知らなかった単語を覚えるという勉強のほかに、「調べ学習・類題演習」を入れると、なお復習は効果的です。

③「音読」。これは最も重要な勉強法です。「音読」は復習を総合的に行うのにおススメの方法です。「単語・熟語・文法・文のカタマリ」などを語順どおりに掴む力を養うことができます。音読する時はできればモデルCDのお手本に沿って学習を進めたいところです。

「入試の変化の過渡期」は「あれも・これも必要」と悩んでしまうものです。しかし、大事な勉強のエッセンスは変わりません。また、大学入学共通テストや4技能入試だけではなく、各大学の「理念」にも関心を寄せてみましょう。意外とトップ校ほど、「学問の文献講読力」を求める大学や「英語+αの思考力」を、入試を通して問う大学もあります。

「求められている人物像」と「自分のなりたい理想像」の重なる部分を探して、自分の本当に行きたい志望校を見つけてくださいね。

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大学入学共通テストや今後求められる「学力」とは?

「大学入学共通テスト」で求められる力を考察してみましょう。今回は、英語の共通テストで「最も重要な力」に絞ってお話しします。それは「情報検索力」と「情報分析力」です。

<情報検索力>

「情報検索力」とは、「必要な情報を探し、それを活かす力」のことです。世の中は様々な情報で溢れかえっています。その中から「的確に情報をつかみ取り、それらを適宜組み合わせて活用していく」力が求められています。つまり、必要な情報の「取捨選択」の力が問われています。この力に関しては、「センター試験」と同じなのです。広告・図表・グラフ問題の「目的」を問う問題と一緒ですから、「センター試験の過去問」がバッチリ良い練習素材となります。

<情報分析力>

さらに、共通テストでは、過去のセンター試験から一歩進んで、より明確な意図で「情報分析力」を求めると予想できます。その力をつけるためには、「まとめると?」「違いは?」を習慣化すると差がつきます。特に、新テストの設問で差がつきやすいのは「共通点」と「相違点」を見つける問題です。特に「共通点」を探す力は将来にも役に立ちます。共通テストの英語の文章自体はとても易しいです。シンプルな英文ゆえ、「複数のテクストを比較参照する力」、そこから「共通点」を見つける力が顕著に問われているのです。

共通点を探るのに必要な「分析力」は、同じ「仲間」でくくる力です。一方、相違点なら「仲間外れ」を見抜く分析力です。例えば、ゴリラ、チンパンジー、人間なら・・・「霊長類(primates)」とグルーピングできます。また、てんぷら、寿司、すき焼きなら・・・「和食(Japanese food)」とまとめられますね。そこに「パスタ」が混ざっていると「相違点」とわかります。応用問題として、AとBの発言の「共通点」と「相違点」を探る問題が試行テストでは問われているので、普段から「共通点」や「相違点」を考える習慣が大切です。

4技能入試に向けてのアドバイス

まず「1つ得意なテーマを作る」ことが大切です。例えば、入試にも頻出の「人工知能」に興味があるならば、「人工知能」に関する「読解」をして、それと関連する「リスニング」をします。リーディングとリスニングは「受信・理解」なので、相関関係が高いのです。同じテーマの読解&リスニングをすることで、「興味」を深めながら学習をすることが可能です。なお、「音声学習」では「英語の音のストリーム」「音のつながり」「音の脱落」など、英語らしい音声をチェックして、意味と音の一体化を行うことも実力アップにつながります。

「ライティング・スピーキング」は「発信」に当たるので、こちらも相関関係が強いです。「インプット」で培ったストックを用いて、能動的に使いたい「英語表現」を蒐集します。話すことは「十分なインプット」をした後で行うのが僕のおススメの方法です。特に、英語の運用では「アクティブ・ボキャブラリー(運用語彙):英語を書いたり話したりする際に必要な語彙」の習得が必須です。単語集でも「運用」の観点から「選抜メンバー」を選んで、積極的に活用していきましょう。例えば、「重要な情報を伝える語彙」「価値観を伝える形容詞」のように「選抜メンバー」にグルーピングをしていきます。資格試験では「言い換え力」が語彙の豊富さの加点対象にもなりますので、同じことを別の単語で言い換える練習は有効ですね。

次に、リーディングとリスニングで内容の理解を深めたら、「人工知能」に関してエッセイライティングをします。その際には、「一般論」「主張」「理由」「具体例」「結論」などの構成を立ててから、「十分な推敲」を練り、良いエッセイに仕上げておきたいです。「身の丈に合った解答」を作るのが大事なので、「シンプルな内容」が好ましいです。意識的に収集した語句を散りばめることも忘れないでください。「見たことのある表現だけを使う」を守ることで、「intelligible(伝わりやすい)」な英語になっていきます。

最後に「スピーキング」です。話すことは「スピーチ(speech)」と「インターアクション(interaction)」の2つが主です。今回は「スピーチ」に絞ってみましょう。スピーチでは、エッセイライティングの「ネタ」を土台にしましょう。エッセイライティング以上に時間も限られているので、「シンプリフィケーション」に徹することになります。仕込みとして、ストックした表現を「日本語→英語」で瞬間的に言えるように練習しておいてください。話すときの構成はプレゼン技術として有名な「PREP(Point/ Reason/ Example/ Point)法」の流れで話すと、説得力が増します。スピーチの定型表現として、X is important/ critical/ vital.「Xは重要です」One factor/ reason is that SV.「要因・理由の一つは~です」やAnother factor/ reason is that SV.「もう一つの要因点理由は~です」Let me give you an example./ Let’s say ~.「~の例を考えてみましょう」などの表現は使えると、メリハリのついた話し方になります。最後のまとめの1文はIn short, SV.「まとめると、SVです」やMy point/ The bottom line is that SV.「言いたいのは~です」などバリエーションの利いた表現を使えると、スピーチの締めとしてググっと完成度が上がります。

数学 青木純二先生

公式は覚えるだけでなく、自分で創って使うものという変わらぬ想いで、20年以上教壇に立ち続けてきた本格派講師。「なぜそうなるの?」を考えることを数学の基本とした講義は、本物志向の生徒から永く支持される。既知の修得はもちろん、一つの考え方から発想を広げ、自分の頭で考え続けるトレーニングを通じて、未知なる問題を解決できる力を養成する。

講師の思考法を盗む

数学は「①概念を理解する」「②思考訓練をする」「③問題を解く」という3つの段階を順に乗り越える必要があります。①②を飛ばして③ばかりでは、高いレベルに達することはできません。最も難しくて時間がかかるのが②ですが、それは授業中に「先生はどのような思考をしているのか?」を盗むことから始まります。解き方を教えてくれる授業よりも、どのように考えたかを教えてくれる授業の方が何倍も成長させてくれます。

大切なことは「教えてもらう」という受け身の姿勢ではなく「自ら盗む」という積極的な姿勢。「授業は君たちが講師から思考法を盗むためにあるのだ!」ということを忘れないでください。

模試は経験値を高めるためにできる限り受けましょう。その段階での自分の相対的な位置を確認することは重要です。そして、入試は本番で勝てばいいもの。模試の結果が出るたびに一喜一憂するのは止めましょう。

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自分に合った先生の授業をたくさん受講して、「①概念を理解する」「②思考訓練をする」を徹底的に実行しましょう。問題を解くのはそのあとです。過去問演習などは、力がついてからやるものです。常に「自分はなぜこの発想に至ったのか?」を意識しながら数学と向き合ってください。

新しい概念は徹底理解

数学は積み重ねの学問です。ステップ1が理解できていないと、ステップ2には進めないことが多いのです。ですから、新しい概念が登場したときは、その直観的なイメージを大切にしながら教科書レベルの易しい問題で早くその概念に慣れてください。ステップ2に進んだ後に「あれ? ステップ1ってどんなだったっけ?」となっては危険信号。「新しい概念に出会ったときこそ頑張る」ことを忘れないようにしましょう。

東進の映像による授業は、「授業を自分のタイミングで止めることができる」「授業を何度も見直すことができる」メリットがあります。授業中に知らない言葉が出てきたときはきちんと調べ直してから聴き直すこと。聴き逃したりしたときはけっして放置せず、何度も見返して理解しようとする姿勢が重要です。最初のうちは「何時間かかってもきちんと理解するぞ」という心意気で臨んでください。

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 あなたがもしも「数学が楽しい!」と思えていないのであれば、それはあなたのせいではなく、教える講師の責任です。東進には「数学が楽しい!」と思わせてくれる講師が必ずいます。早くそういう講師と出会うためにも、いろいろな先生の授業を体験してみましょう。

現代文 西原剛先生

「文章の現実から逃げない」ことを信条に、明快な構造板書と豊富な具体例を用いて難解な入試問題を「誰でも分かる」レベルに解きほぐす。卒業論文では『文章論的文章読解指導法の研究』を執筆。文章の「客観性」だけでなく、時に「多義性」「曖昧さ」まで見遣りながら、文章読解に正面から向き合う正統派の現代文講義。

授業を受けるだけでなく効果的な予習・復習を

勉強は筋トレのようなものです。「筋トレのやり方を聞く」だけでは筋肉がつかないのと同様に、「授業だけ聞く」「解答だけ見る」のでは読解力はつきません。予習の段階では、自分の頭をフルに働かせて文の意味・構造を考えてください。その時、段落ごとに文章内容をメモしながら読み進めると、文章構造を理解する力が上がります。毎年、「やってよかった」という声をもらえる方法なので、ぜひ試してみてください。

復習では、授業・解説を踏まえて、文章の流れを口頭でもいいので、短くまとめてみましょう。この作業は30分もかからないと思いますので、授業当日か翌日に行ってください。現代文に限った話ではありませんが、復習によって記憶を整理・定着させる作業は非常に大切です。「復習は夏にまわそう」などと考えず(そういう人は大体、夏になっても復習しません!)、その都度復習していきましょう。

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今年のセンター試験は、2021年度から始まる「大学入学共通テスト」の影響で何らかの変化があるのではないかと言われていましたが、終わってみれば、「従来通りのセンター」でした。皆さんが受けるセンター試験も、基本的には今までのものを踏襲した形になると思います。ジタバタすることなく、センター試験の過去問を解き進め、必要であれば、東進のセンター対策の講座を受講しましょう。

日常の生活から実用文を意識しよう

今の高2生から「大学入学共通テスト」が始まります。このテストでは、評論文や小説のほかに「実用的な文章」(契約書、校則、新聞、広告、ポスターなど、実生活において触れることの多い文章。以下「実用文」)が出題されます。実用文の読解では、まずは文章・資料の内容を大きく掴んだうえで、必要な情報を細かく検索する力が必要です。実用文は身の周りに溢れています。例えば、新聞を読む時に、「見出し」「グラフ」など目立つ部分に注目して大体の内容を推測したうえで、その推測が合っているかどうかを確かめながら細部を読む、といったことを心がければ、実用文読解のトレーニングになります。そして、自分が生きていく社会についての幅広い知識を得られるという大きなメリットもあります。東進生は合わせて「大学入学共通テスト対応思考力・判断力・表現力養成講座」の受講をおススメします。

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 生徒の中に、「学校の勉強」と「受験勉強」を分けて考えてしまう人がいますが、勉強とは本来、そのようなものではありません。例えば、自然科学系の文章を扱う時に「受験では使わないけれど、学校で生物を勉強していたから理解し易かった」ということがあります。また、数学的思考が評論文読解を支えるということもあります。特に高1の段階では、「受験に必要/不要」という基準に縛られ過ぎないようにしましょう。

化学 岸良祐先生

化学は難しくて、色々暗記しても点数が取れず、嫌気がさしている人も多いよね。でもそれは、きちんと化学現象が理解できていなかったり、最低限何を覚えなきゃいけないのかが分かっていないから。実は、原子レベルで起こっている化学反応を考えるのはもの凄く面白い! 問題を解くのに必要不可欠な知識を蓄えたうえで、未知なる化学現象を一緒に体感しよう!

「理論化学」の早期完成を

早期に仕上げておきたいのは「酸・塩基」「酸化還元」の分野です。ここでしっかりと理解しておけば「無機化学」や「有機化学」にもつながり、より深く理解できるようになります。「理論化学」は他の分野と比べて成績の伸びに時間がかかります。この時期にしっかり時間をかけて学習しておきましょう。

高3生は最後のセンター試験ですね。化学の平均点は、以前と比べると、低い水準を推移しています。思考力を必要とする問題の割合が増加したことがその一因と考えられますが、無理な難問が出題されているわけではなく、普段から「そこで何が起こっているのか?」を理解しようと心掛けてきた受験生であれば、十分に対応できるものです。単なる暗記に頼った学習では、センター試験で高得点を得ることは難しいので、常に「何が起こっているのか」を意識しながら学習を進めていきましょう!

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化学は覚えるべき項目が多いため、通学中のスキマ時間を有効活用して積み重ねていきましょう。それに対して内容の理解や問題演習は、ある程度まとまった時間を確保して学習することをおススメします。その際特定の分野に絞って一気に勉強すれば理解度は深まります。

4月の「センター試験本番レベル模試」では、まだ未修の分野があるかもしれませんが、まずは本番レベルを体感することが大切です。もちろん既習分野に関しては、現時点で殿が弱いのかをきちんと見極めて、今後の学習計画に反映させましょう。復習の際は、ぜひ「文章化」をしてみましょう。「なぜ間違えたのか」「どの知識が足りなかったのか」を自分で文章化してメモしていくことで、間違いの原因をしっかりと認識・自覚できるようになりますよ。

各分野ごとを着実に理解しよう

まずは「化学基礎」を高2の夏までに全範囲を終わらせましょう。高3生のメッセージでも触れましたが、「酸・塩基」「酸化還元」を早くに固めておくと、「有機化学」や「無機化学」につながるのでアドバンテージになりますよ。またモルや濃度の計算に慣れておきましょう。この分野の理解度は化学全体の学習に影響します。しっかりと取り組んでください。

高2生の皆さんから「大学入学共通テスト(以下、新テスト)」がスタートします。化学に関して言えば、センター試験の問題の多くは、教科書の内容がそのまま出題されたのに対して、新テストでは教科書の内容をもとに”その場で考える”問題が主体となると考えられます。「そこで何が起こっているのか?」を常に理解しながら学習を進めていきましょう。東進でも、最新の情報を随時発信していきますので、こまめにチェックしてくださいね!

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 勉強の進め方としては、教科書や東進のコンテンツなどで一度学習し、インプットした状態を作ったら、そこに対応する問題を解いてアウトプットすることをこころがけてください。未習分野の多い高2生や初めて化学基礎に触れる高1生は、先が見えずに不安に感じるかもしれませんが、習った分野の復習を最優先に行い、一歩ずつ進んで行きましょう。

 どうしても化学が苦手な人には、どのような分野でもいいので、キッカケを掴んでほしいと思います。「わかった」「解けた」というキッカケさえあれば、おもしろいと感じ、苦手意識もなくなります。

日本史 井之上勇先生

語りかける口調はとても穏やかだが、緊張感のある厳しい指導で定評がある。しかし、その厳しさは生徒の成長を思ってこそであり、講義は人気を博している。つねに生徒と同じ目線に立ち、入試問題に対する的確な思考法を教えてくれる。気がついたときには、ダイナミックな歴史の流れが一本の糸につむがれ、連綿と輝いているはずである。

全体像を意識しながら学習しよう

社会経済史や文化史も重要なのですが、時代の全体像を把握するために不可欠なのは、政治史と外交史です。これら二つの分野の学習を優先的に進めましょう。

日本史では予習よりも復習に力点を置きましょう。予習では教科書の太字レベルの歴史用語を把握する程度で十分です。どのような流れのなかで登場する用語なのか、印象を持っておくだけでも授業の理解度はかなり違ってきます。復習のポイントは全体像を定着させることを優先するため、テキストやノートを閉じて、「どんな授業内容だったのか」を考えてみましょう。学んだことを箇条書きにしてみるのもオススメです。

今年のセンター試験は、図、グラフなど、視覚資料を用いた設問が出題されませんでした。しかし、入試は多くの資料を分析させる方向へと向かっています。今年の問題を確認しただけで「傾向」だと判断せず、必ず複数年の問題を確認しましょう。

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授業を受ける姿勢

授業を受ける際にも、意識をちょっと変えるだけで効果は変わってきます。先生や予備校の講師がどんな授業を展開しようと、受講するみなさんの意識さえ変えられれば、その場で理解したり、記憶したりすることは不可能ではありません。たとえば、授業の重要事項をメモするのはもちろんですが、受講中に自分なりの図をつくる、一問一答的に設問と解答を作成する、といった作業を行うようにしてみたらいかがでしょうか。また、授業で得た情報を補足するためにも、自習する際にも、最優先で活用してほしいのは、教科書です。教科書を読むことを重視認識していない受験生はいないでしょう。しかし、目が字だけを追って、何も記憶に残っていないといった経験をもつ受験生も多いのではないでしょうか。そこで、講義を受講したあとの復習と共通しますが、たとえば教科書で学んだことなどを常にノートにメモするなどして、学習の証(あかし)を残していくことをおススメします。荘園・金本位制など、やや難解なテーマを理解したのであれば、その記憶を維持するために、ノートなどにメモしておくとよいでしょう。事件や政策について、背景・結果などの因果関係をメモしておくのも効果的です。

授業後の確認テスト・講座修了判定テスト

確認テストや講座修了判定テストは、各単元や講義全体の習熟度を測るためのテストです。一度で合格できたら、それにこしたことはないのですが、不合格だったときに「また、学習する機会が与えられた」とプラスの思考で臨むことが重要です。もちろん、だからといって、何度でも受験すればいいという気楽な感覚で受験してよいものではありません。「必死に学習したが合格だった」という経験であれば、繰り返せば繰り返すほど、そこで学んだ情報が深く定着していくため、学力を向上させる重要な機会となるでしょう。講座修了判定テストでは、本格的な文章選択問題なども多く出題されます。正誤判断のカギを握るのは、①時期に関する感覚、②日常から比較する姿勢をもっているか、です。誤文として設定される要素は、時期や用語といった点で、正しい情報と類似したものが多いはずです。歴史事項を常に比較しながら学習する習慣を定着させましょう。

模試の有効活用について

 受験してみて気づくことは,「未習の範囲でもある程度得点できる」ということでしょう。それもそのはずで,中学社会の歴史の教科書には,センター試験日本史Bにも対応しうる情報がかなり含まれています。中学時代に歴史が得意だった人も,苦手だった人もいるでしょう。重要なのは,現状を把握することです。未習の時代が思うように得点できないのは当然ですが,中学時代に歴史が得意だった受験生が,いきなり高得点をとれてしまうことがあるのも事実です。模試を受験すると,何をどれだけやるべきなのか,時間配分などがみえてくるはずです。「日本史はどのくらい時間をかけたらいいですか」という質問に対して,私は「健康のために,私は何をすべきだとおもいますか?」って逆に問い返すことがあります。それは,健康診断や人間ドックでさまざまな検査をしてわかることですよね。そして,対応も一様ではない。食事制限しなくちゃいけない人もいるだろうし,お酒や煙草をひかえなくちゃいけない人もいる。日本史に割くべき時間,課題などを発見するための重要なツールが模試であると考えましょう。

高校時代の私は、大好きだった日本史については、誰かから教わる必要はないと考えていました。そのため、学校の授業さえもおろそかにしたという記憶があります。日本史は確かに好成績でしたが、それは英語などに割くべき時間を、すべて日本史に費やしてきた結果でした。たとえば高校生だった自分が、予備校で学んだり、学校の授業に真剣に取り組んだりしていれば、他の教科を犠牲にすることはなかったのではないかと思います。

 「平成」も幕を閉じ、センター試験もみなさんの世代が最後となります。時代の転換期に受験をむかえるにあたって、期待と不安が錯綜するような感覚なのではないでしょうか。受験は通過点にすぎませんが、ここでの努力は、みなさん自身の伸びしろをつくっていくことにもつながります。未来の日本を牽引するのは自分たちだという、強い意欲をもって、学習に臨んでくださいね。

新テストではより思考力・分析力が求められる

一度に知識を詰め込もうとすると、大変な労力が必要になり、また記憶から遠ざかっていくのも早いです。まずは、日々の授業を重視してください。授業の前に、太字の語句などを中心に、歴史用語に耳慣れておくとよいでしょう。復習については、先生の話によって得た情報を、教科書の文章で確認する習慣をつけましょう。

「大学入学共通テスト(新テスト)」が始まりますが、センター試験も単なる知識量を測るものではなく、思考力や分析力などを求める出題もありました。新テストではそうした傾向がさらに強まるといえます。初めてのテストなので過去問演習はできませんが、今すぐできることとして、高校入試の歴史分野の問題を解くことをおススメします。新テストのように、多くの素材を分析させる点では類似した側面を持っています。ぜひ、いくつかの都道府県の公立高校入試問題に取り組んでみてください。

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中学と高校の学習方法の違いについて

高校入試を経験した方なら、定期テストなら満点近くとれたのに、日本史の入試問題では手も足も出なかったという経験をすることが多いはずです。高校では、大学受験を視野にいれておく必要があります。定期テストのために定着させた情報は、ときおり復習するなどして、受験本番まで維持できるように復習を徹底させましょう。

 受験にむけては日本史Bの教科書を精読していくことが近道なのですが、表現も難しく情報量も多いため、取り組みづらいという印象をもつ人も多いのではないでしょうか。そのような印象を持つのであれば、中学校で使用した歴史の教科書を参考にしてください。慣れている教科書でしょうし、歴史の大まかな流れであれば、中学歴史の教科書のほうが、つかみやすいかもしれません。学習において、主要科目を優先するのは当然なので、日本史の学習はおろそかになりがちです。持ち運びしやすい教材を書店などで選択して、隙間時間に常に開くような習慣をつけていきましょう。

学習の臨む姿勢

 短期ではなく、長期的な視野で学習を進めましょう。中学までは、敷かれたレールの上を走っていたような印象だったはずです。しかし、大学はみなさん自身の意思で選ぶべきだし、大学は、将来自分が何をしたいのかを明確にしたうえで選択するべきものです。10年後、20年後の自分を思い描きながら、学習を続けていきましょう。勉強に対する意識は,大きく変わっていくはずです。

 大学入学共通テストの1年目に受験を迎えたみなさんは、複雑な思いがあるのではないでしょうか。たしかに、前例がないテストに直面しなくてはならないのですから、動揺するなという方が難しいでしょう。しかし、「ここは入試改革の1年目が受験にあたるなんてラッキーだ」というような、ポジティブな気持ちで臨んでほしいです。物事はマイナスにもプラスにも捉えることができます。どうせなら、プラスにとらえたほうがよいに決まっていますよね。私の娘も、みなさんの後を追ってすぐに大学受験になります。高校受験では、本人に動揺させないよう、本当はいろいろ心配しているのだけど、声はかけずにおく、そんな毎日が続きました。受験は孤独のようにみえて、実はわりといろんな人に支えられていたりします。重要なのは情報を集めることなのかもしれません。東進が、みなさんにしてあげられることは少なくないと考えています。ぜひ頼ってもらえると、とても嬉しく思います。講師としての立場だけではなく、親という立場からも、みなさんを応援しています。

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