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学習アドバイス
  • 東進タイムズ 2020年5月01号

5月の学習アドバイス

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数学 河合正人先生

延べ20万人以上の生徒を指導し、数多くの締切講座を記録する予備校界を代表する数学講師。第一志望合格者は多数。大学別入試問題研究や入試情報にも数多く精通するなど高いプロ意識をもつ。「数学問題の解法の鍵は他者理論」と作問者の意図を理解した「流れを大切にする」授業を展開する。

大学入学共通テストで求められる力

大学入学共通テストの数学では、「数学的な問題解決の過程」が重視されます。特に、問題の解き方の構想・見通しを立てる力は日頃の学習でも大切な力です。

今回は「場合の数」の問題を題材に、問題の捉え方を鍛えましょう。

英語 香川龍志郎先生

熱気あふれるトークで繰り広げられる軽快かつ明快な講義は、君の 〈わからない〉と〈わかったつもり〉にダイレクトアタック。基礎から最難関まで、毎年あらゆるレベルの生徒から「目からうろこが落ちました」と評されるその講義はまさに、痛快、爽快、大正解。「モチベーター」としての評判も高く、授業後には満足感だけではなくやる気に溢れた君自身が必ずやそこに!

具体的意味から抽象的イメージを連想しよう

この時期の学習の要はやはりなんといっても『知識事項のインプット』です。特に意識してほしいのは、頭に入れる際には具体的な意味だけでなく、なるべくその意味から連想されるキーワードやイメージにまで広げて考えてみるということです。そうすることで、日本語が難しい和訳英作文でもしっかり対応できるようになりますよ。

それは自由英作文や整序英作文であっても、日本語で思考し、それを英語としてアウトプットするわけですから、同じことです。この力は、何も特別に鍛えなくても、日々の知識事項のインプットの際に、具体的意味から抽象的イメージへの《連想ゲーム》を、ほんの少し多めに時間をとってトライしてもらうだけで自然と身についていきます。1つひとつは取るに足らないものでも、これをどんどんと積み重ねて土台を作っていけば、受験当日には間違いなく君の英語力は屈強なものとなります!

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本紙で紹介したキーワードやイメージの例を紹介します。(Vすることに苦労する)・(疲れ果てる)というイディオムがありますが、これらの「意味」をたとえば《大変・しんどい》や《クタクタ・ボロボロ》などのキーワードやイメージと紐づけて頭に入れておけば、「お金のなかった学生時代にはやっとの思いで手に入れたレコードをすり切れるまで聴いたものだ。」を、「やっとの思いで」→《大変・つらい》→で書ける!となったり、「すり切れるまで」→《クタクタ・ボロボロ》→で書ける!となって、日本語が難しい場合にもしっかり対応できるようになりますよ(ちなみにこれは今年の京都大学の英作文の一部です)。

まだ5月も始まったばかりです。日々の知識事項の学習の際にほんの少しだけ遠回りして、圧倒的な力をつけていきましょう!

リスニング学習は楽しんで行おう!

今回、僕がお話したいのは「大学入学共通テスト」リスニングについてです。前身の「センター試験」とは違い、リーディングと均等配点でその重要度が高まっています。さらに注目すべきは、読み上げ音声には『アメリカ英語』だけでなく、『イギリス英語』も使用されること!……そう言われてもあまりピンとこないかもしれませんが、そういう方はぜひ一度動画共有サイトなどで「イギリス英語」と検索してみてください。アメリカ英語とどれくらい違うものなのかはすぐに理解できると思いますよ。

ただ、それだけ大きく違うものなのに、日本の英語教育ではあまりイギリス英語に触れる機会はありません。そのため高2生・高1生のみなさんには今のうちから少しでも多くイギリス英語に触れる機会を持ってほしいのです。幸い、現代では気軽に海外ドラマを観ることができます。ぜひ楽しんで勉強しましょう。

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イギリス英語に楽しく触れるには、イギリスのテレビドラマにハマること!(笑)(ちなみに僕は「シャーロック」というイギリスドラマにハマっていて、今はこれで日々イギリス英語のリスニングトレーニングをしています)。今はわざわざDVDを借りたりしなくても動画配信アプリなどで数多くの海外ドラマが観られますし、これらは語学学習用のサポートも手厚く、英語字幕を表示しながら観られることも多いので、できることならまずは普通に視聴してストーリーを把握し、2度目に英語字幕をつけながらイギリス英語の学習にトライしてほしいです。これはまだ英語学習に時間を割ける高1・2生だからこそできる勉強ですし、勉強というよりもドラマであれば楽しみながら音の学習ができますし、何より家にいることがどうしても多くなる今の状況で、ある意味最善の学習法とも言えます。さぁみなさん、この記事を読んだらすぐに動いて、この5月、ライバルたちに差をつけてやりましょう!!

古文 栗原隆先生

20年を超える指導経験から、東大・難関大志望者に絶大な信頼を得る真の実力講師。「構造分析による本文解釈」と「出題者の心理・行動分析による設問解法」を軸に、独自の図表や心和ませる古典エピソードを交え展開される講義は必聴。あらゆる入試問題にも素早く、確実に正解へ導く本質の指導を追究する。

孤独に打ち勝って、基礎力を身につけよう!

COVID-19が猛威を奮っていますが、夏には終息していると信じます。それまで、孤独に打ち勝って、基礎力を身につけてください。

古文に関して言うなら、次の三つです。

1 文法的理解が古文解釈の大前提です。しっかりした内容を持つ文法書や東進の「文法基礎」の講座を活用することがおススメ。

2 まだ志望校にこだわらず、「古文の構造」がわかるような講座を選んで、受講してみる。

3 基本的な語彙は、多義語の説明のある単語集を使って一日10語、1カ月かけて三百語程度を楽しみながら覚える。

また、共通テストは、対策・学習方法等これまでと大きく変わることはないと思われます。

選択肢群の比較等のテクニック的なものはこの時期にこだわらなくてよいです。たまたま模試で高得点を得て慢心するよりは、基礎知識と古文の見方を身につける方がずっと大切だからです。勉強(研究)とは楽しいものです!!

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最初に多くの受験生が陥っている偏見を取り除いてください。模試や過去問の「問題文」を解釈することを最初から諦めていないでしょうか? 70%程度の本文理解、つまり大体の「感じ」がつかめればOKで、後は選択肢の比較・対照や勘で解答できればいいなどと思ってはいないでしょうか。もし、そのように考えている人がいるのなら、この場を借りて私が完全に否定いたします。その考えは間違っています。

世の中には、最短・最小の努力で「合格圏の得点」を得られるなどと耳に心地よい言葉を連ねるような様々な教材(商材?)がありますが、そんなものにかまけている時間こそが無駄です。

まず、第一に、古文は日本語であって、その統語システム(文法)と語彙(単語)は現代語とそう大きくかけ離れているわけではありません。文法的に見れば、(S)OVという言語類型は全く同じ、助動詞の形も18%が同じ、助動詞も約52%が変化していません。語彙に関しても、用言・体言はおよそ70%も残っており、特殊な語には注がつけられますから、受験に必要な語彙量は、およそ三百数十語程度です(一般に大学受験に必要な英単語数は6000〜7000語と言われています)。

こんなことを言うと次のような反論が出てくるでしょう。「私は文法書を完璧にマスターし、単語集一冊を完全に丸暗記した。なのに問題文が50%も理解できないのはどうしてだ‼」と。

考えられることは、次の3点です。

 1 その文法書、「お手軽・便利!」を謳っていませんでしたか?

 2 その単語集、意味が一つしか書いていないものではありませんでした?

 3 そもそも、あなたは「古文」の最大の特徴を理解して読んでいましたか?

現代語(多くの人は「母語」)を話す時、人は「文法」をまったく意識しません。しかし、言語類型の違う言語を学ぶときは、最初に「文法」を理解しないでその書記言語を読解することは、不可能とは言いませんが、かえって大きく遠回りになるでしょう。例えば、膠着語を母語とする私は、英文法の知識があって初めて、屈折語である英文を解釈できました。

当たり前ですが、「古文」には音声がありませんので(ある程度「推定」することはできますが)、書記言語が解釈の対象となります。また、その文法的機能を担う助動詞・助詞が現代語とは一致しません。よって、同じ日本語であっても、その文法的構造と機能の理解が必要となります。

ここで重要なのは、その構造と機能の理解が「古文の解釈」の大前提になることを再認識することです。従来から存在する、いわゆる「受験古文のための語呂合わせ的な本」は、その内容も曖昧で、応用の効かないものがほとんどです。ですから、しっかりした内容をともなう文法書や東進の「文法基礎」的な短期講座等を使用されることをお勧めします。

語彙の表す「意味」は、通時的(歴史的)にも変化しますし、共時的(同じ時代)にも状況によって異なる意味を表す場合があります。これも至極当然のことですが、「一単語=一意味」ではほとんど役に立ちません。皆さんは大嫌いでしょうが、ほとんどの語彙は「多義語」なのです。よって、もし単語集を使うのならば、よく使われる「意味」が説明してあるものを選ぶべきです。

語は初めから「多義」ではありません。ある「意味」から他の「意味」へと転義してゆきます。そしてその転義のシステムは、「類似」・「近接」・「部分と全体」の三つだけです(例 「bureau」はもともと「机を覆う布」でしたが、「机」、「事務室」、「事務所」、「事務局」等々転義してゆきました)。このように考えてゆくと、転義のプロセスそのものが興味深く思えてくるものです。

さらに、一般に大学受験に必要な英単語数は6000〜7000語と言われているのに対して、古文のそれは三百数十語程度です。一日10語検証してゆけば、一月で終わります。できれば、楽しみながら覚えて欲しいものです。

一番大事なことが、「『古文』の最大の特徴」を理解することです。とにかく、古文は一つの文の長さが長いです。実は、このことこそが古文嫌いを多くしていると私は確信します。問題文に目を向けると、そこにはただ、ひらがな(ちょっと漢字)が延々と連なっている。ここで多くの人が目を背けてしまうでしょうね。でもね、これって実は大したことではないんです。

「古文」の特徴の一つに、「接続詞の少なさ」が挙げられます。そして、古文において「接続詞」の替りの役目をはたすのが、「接続助詞」です。つまり、前の文と後ろの文の論理関係を表現しているのが、「接続助詞」なのです。じゃあ、「接続助詞」のところで文を切ってしまえばよい。「接続助詞」の前後の論理関係を見て順接なのか逆接なのか単純接続なのか、現代語の「接続詞」に置き換えて考えればいい。

「古文」のもう一つの特徴に、「連体修飾節の位置」があります。ある名詞を修飾する主述関係を持つ部分を「連体修飾節」と言いますが、古文では名詞の前(ちょっと例外もありますが)にきます。だから、ある名詞の前にだらだらと長い言葉があれば、その部分をいったん〈 〉で括ってしまえばよいのです。つまり「…は…だが、そんな名詞が、…」と現代語で考えれば、とてもわかりやすくなります。

「古文」は、決して「非論理的な表現形式」ではありません。そのように感じられるのは、「古文」の構造を分析しようとする視点がないからです。

以上のような、ちょっとした「古文の見方」は、なかなか書籍では学べません。だからこそ、予備校や塾があるのですが…。

昨今、「COVID-19」が世界的に猛威を奮っており、なかなかに大変な状況です。ですが、こんな時だからこそ、じっくりと勉強と向き合って欲しいと思います。実は、勉強(もうちょっとで「研究」)は楽しいものです。ただ、高校生活の三年間では、あまりにやることが多すぎて、多くの人はその楽しさに気づくことなく、惨憺たる思いでただ通り過ぎてしまいます(私もそうでした。とても後悔しています)。だから、学校に通えなかったり、一人で勉強せざるを得ない環境であったとしたら、今この時に、落ち着いて各教科の勉強と向き合ってみてください。

東進のオンデマンド講座で、一つの教科・科目を集中して、一つ一つクリアしてゆく計画はいかがでしょう? 新たな発見と気づかなかった自分の可能性を見つけられると思うのです。だって、勉強は自分一人でやるものなのですから…。

夏には、この騒ぎも収束に向かっていると信じています。それまでに、孤独に打ち勝って、あなた一人で「知の冒険」を成し遂げてください。

「古文」に関して言うなら、

 1 まずは「平安中期の文法体系の理解」です。旧センター試験・新共通テストの問題文は、平安物語から近世後期の随筆まで、時代もジャンルも多種多様です。しかし、近世後期のテキストであっても、文体は国学者の擬古文体であったりするので、平安中期の文法体系と基本的な語彙の理解があれば解釈できます。

2 この時期はまだ志望校に拘らず、「古文」の構造がわかるような講座を選んで、とりあえず10回くらい受講してみてください。

3 「基本的な語彙」の研究は、上述したように、「多義語」の説明ある単語集を使って、一日10語一月かけて、三百数十語程度を楽しみながら覚えてください。

の、三つですかね。これをクリアできたら、あなたはおそらく人間として一回り成長しています、必ず! 

 「新共通テスト」の変更点としては、考えられることは次の二点でしょう。

 1 複数の作品が問題文としてあげられ、それらを対照する設問がある(あくまで可能性として)。

 2 最後の内容一致の設問として、複数の人間が意見を口語で表現する選択肢群がある。

いずれにしても、「対策」・「学習方法」等これまでの「センター試験」と大きく変わるものはありません。

「選択肢群」の比較、「出題者の意図の探し方」等、いわゆるテクニックのようなものもありますが、今この時期にお話すすることではありませんので、ここでは述べません。今からテクニックに走って、たまたま共通テスト対応の模試(例えば「6月全国統一高校生テスト」6/7実施)などで高得点を得て慢心するよりは、基礎知識と古文の見方を身に着ける方がずっと大切だからです。

最後にもう一度言いますね。孤独に打ち勝ってください! そして、勉強(「研究」)は楽しいものです‼

高校時代は人生の中で最も時間が足りない

高校時代は人生で最も時間が足りない時期です。国語、数学、英語、社会、理科などの教科をこなすだけでも大変です。さらに部活、学校行事等、いつ静かに思索する時間があるのでしょう。

大人になってしまった今、それぞれの教科を概観すると、その内容はとても興味深く、魅力的です。なのに、それらを一度に詰め込みすぎるから、本当は楽しいはずの勉強が嫌いになってしまうのです。

だから、一度にすべてをやろうとしないで、基礎・標準・発展と段階を区切って、必要とする科目を一つひとつ重点的に勉強したほうが効率的です。今はオンデマンドで講座を受講できます。最初は欲張らず、基礎講座から1ターム(10回程度)ずつ、集中的に取り組んでみてはいかがでしょうか。

この時に、落ち着いて各教科の勉強と向き合ってみてください。きっと新たな発見と気づかなかった自分の可能性を見つけられるでしょう。

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昨今、「COVID-19」が世界的に猛威を奮っており、なかなかに大変な状況です。ですが、こんな時だからこそ、じっくりと勉強と向き合って欲しいと思います。実は、勉強(もうちょっとで「研究」)は楽しいものです。ただ、高校生活の三年間では、あまりにやることが多すぎて、多くの人はその楽しさに気づくことなく、惨憺たる思いでただ通り過ぎてしまいます。私もそうでした。とても後悔しています。

高校時代は人生で最も忙しい季節です。国語、数学、英語、地歴、公民、理科、保健体育、芸術などの教科・科目をこなすだけでも大変です。さらに部活、学校行事だとお! 一体いつ静かに思索する時間があるのでしょう。

大人になってしまった今、それぞれの教科・科目を概観して見ると、それぞれの内容はとても興味深く、魅力的です。なのに、それらを一度に詰め込みすぎるから、本当は楽しいはずの勉強が嫌いになってしまうのです。

だから、一度に全てをやろうとしないで、基礎・標準・発展と段階を区切って、必要とする科目を一つ一つ重点的に勉強した方が効率的だと思います。今はオンデマンドで講座を受講できます。最初は欲張らず、基礎講座から1ターム(10回程度)ずつ、集中的に取り組んでみてはいかがでしょうか。

もしも、今学校に通えず、一人で勉強せざるを得ない環境であったとしたら、この時に、落ち着いて各教科の勉強と向き合ってみてください。新たな発見と気づかなかった自分の可能性を見つけられると思うのです。だって、勉強とは結局自分一人でやるものなのですから…。

私の担当である「古文」に関してお話しすると、まずは古文に対する偏見を取り除いてください。ただ、だらだらとひらがな(ちょっと漢字)が連なる文字の羅列に見えていませんか? だから、古文を読むこと自体を最初から諦めていないでしょうか? もし、そのように考えている人がいるのなら、この場を借りて私が完全に否定いたします。その考えは間違っています。「古文」は読めます。

こんなことを言うと次のように反論する人もいるでしょう。「私は文法書を完璧にマスターし、単語集一冊を完全に丸暗記した。なのに問題文が50%も理解できないのはどうしてだ‼︎」と。

考えられることは、次の3点です。

 1 その文法書、「お手軽・便利!」を謳っていませんでしたか?

 2 その単語集、意味が一つしか書いていないものではありませんでした?

 3 そもそも、あなたは「古文」の最大の特徴を理解して読んでいましたか?

1に関しては、文法の構造と機能の理解が「古文の解釈」の大前提です。従来から存在する、いわゆる「受験古文のための語呂合わせ的な本」は、その内容も曖昧で、応用の効かないものがほとんどです。ですから、しっかりした内容をともなう文法書や東進の「文法基礎」的な短期講座等を使用されることをお勧めします。

2に関しては、語の表す「意味」は、通時的(歴史的)にも変化しますし、共時的(同じ時代)にも状況によって異なる意味を表す場合があります。これも至極当然のことですが、「一単語=一意味」ではほとんど役に立ちません。皆さんは大嫌いでしょうが、ほとんどの語彙は「多義語」なのです。よって、もし単語集を使うのならば、よく使われる「意味」が説明してあるものを選ぶべきです。

一般に大学受験に必要な英単語数は6000〜7000語と言われているのに対して、古文のそれは三百数十語程度です。一日10語検証してゆけば、一月で終わります。できれば、楽しみながら覚えて欲しいものです。

3に関しては、「古文の最大の特徴」を理解することです。

「古文」の特徴の一つに、「接続詞の少なさ」が挙げられます。そして、古文において「接続詞」の替りの役目をはたすのが、「接続助詞」です。つまり、前の文と後ろの文の論理関係を表現しているのが、「接続助詞」なのです。じゃあ、「接続助詞」のところで文を切ってしまえばよい。「接続助詞」の前後の論理関係を見て順接なのか逆接なのか単純接続なのか、現代語の「接続詞」に置き換えて考えればいい。

「古文」のもう一つの特徴に、「連体修飾節の位置」があります。ある名詞を修飾する主述関係を持つ部分を「連体修飾節」と言いますが、古文では名詞の前(ちょっと例外もありますが)にきます。だから、ある名詞の前にだらだらと長い言葉があれば、その部分をいったん〈 〉で括ってしまえばよいのです。つまり「…は…だが、そんな名詞が、…」と現代語で考えれば、とてもわかりやすくなります。

「古文」は、決して「非論理的な表現形式」ではありません。そのように感じられるのは、「古文」の構造を分析しようとする視点がないからです。

化学 立脇香奈先生

自ら鉱山を巡り発掘しに行くほど「石」をこよなく愛する講師が展開する講義は、様々な切り口から化学の面白さと奥深さを感じさせてくれる。覚えることも多い化学だからこそ、常に「なぜ」「どうして」を優しく丁寧に追求する。「規則性のない学問はない」を信念に、化学の世界における規則性や法則性を見出しながら、学ぶ楽しさを与えてくれる。

スタートダッシュが肝心!最高のスタートを切って

化学では「酸塩基反応」・「酸化還元反応」がこの時期の一つの山場と言えるでしょう。化学反応を説明するうえで根幹の反応とも言える最重要分野です。定義や原理、代表的な物質などを即座に答えられるようにしてください。量的計算もスマートに解けるようにすること。難易度の高い滴定実験問題も積極的に解いて力をつけておいてください。

また、ここまでの学習で何となく理解したつもりになっていた点などありませんか? 「塩化アンモニウムは何結晶?」「共有結合性結晶の性質と代表例は?」「極性分子とは?」など……この辺りの説明を苦手とする人はたくさんいます。化学用語や現象は、誰かに説明できるようになるまで深めて記憶しておくことで、記述問題や共通テスト対策にもなりますし、十分な理解につながります。

模試は一つの本番ととらえて習った範囲で納得した結果を出せるよう、準備をしていきましょう。

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①学習の上で特に気をつけるべきこと

やらないといけないけど気が重い……なんてことは、私にもよくありますが、いざ手をつけてみると大したことない、やり始めてみると意外とできることがほとんどです。10分でも1問でも問題に取り組んで、できることを少しずつでも増やしてください。必ず俯瞰して学習すること。好きな教科にはまりすぎないように、ニガテを解消する期間としましょう。

②東進模試の活用について

本紙も踏まえて、東進模試で自分なりに満足できる結果を残すことを目標にしてください。年度初めの模試で得意を実感したり、過去の自分と比べて成長が感じられれば、今後の大きな自信と原動力になります。頑張れ受験生!

学校行事も部活も勉強も何事も全力で!

この時期、自分の意志を強く持って自分に合った勉強環境を探り、学習を習慣化してください。勉強できる環境は当たり前ではありません。与えてもらっていることに感謝して自分次第で道を切り開いてほしいと思います。

化学としては、時間がある時期だからこそ、モル・溶液の濃度・反応の量的関係といった計算問題をスマートに解けるように演習を繰り返しましょう。今後学習が進んで、複雑な反応や原理を扱う問題に当たった時、モル計算などの単純作業で思考力を使っては時間の無駄です。機械的に処理できるようになるまで、時間がある今こそ問題集の反復演習をしてください。

また、これまでの学習ででてきた用語の説明はできますか? イオン化エネルギーとは? 共有結合・イオン結合とは? など……化学用語や現象は、他の人に説明できるようになるまで自分なりに深めてノートやカードにまとめて記憶しましょう。

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高2生・高1生は学校行事に部活に青春にと、頑張らなければならないことが多いです。その中で何とか自分で時間を作って、朝練の前の30分間、放課後必ず塾に行くなど工夫の余地はたくさんあります。

本紙で紹介した、誰かに説明するという学習は、記述や共通テスト対策にもなりますし十分な理解につながります。年度の始まりに適切な習慣を身につけて、高校生活を全力で楽しんでほしいと願っています!

地理 山岡信幸先生

「趣味は幾何学の問題を解くこと」ということからもわかるように、その論理立てられた緻密な授業には定評がある。丁寧な板書とわかりやすい図解に、地理が苦手な生徒も思わず引き込まれてしまう。とにかく地理を暗記科目だと思っている君は、ぜひ先生の授業を受講してみてもらいたい。

いますぐ、正しい「思考の癖」をつけよう

4月の間にやるべきことを「GWにやればいい」と考えた人は危険です。GWになると「夏までに」、6月には「夏期講習で挽回だ」、夏が過ぎて「2学期に大逆転だ」……。思考の癖は良くも悪くも習慣化するのです。成功する人は、今月やれることを今月中に、今日やれることを今日中に、と考えます。地理の場合、夏から過去問演習を始めたい。ですから後回しにできることなどないのです。

優先すべきは系統地理。系統をひととおり学べば、地誌と同時並行で過去問に入れます。特に気候分野を徹底。「なぜ砂漠ができるのか」など常に理由づけを考える地理の正しい思考の癖をつけましょう。共通テストの地理でも、思考の過程を問う出題が目立っています。

地理はスキマ時間にやれる教科。机の前でしか勉強しない人は、つまり勉強しない人。ノート、一問一答、白地図などを準備して、電車でも、風呂でも、トイレでも勉強できます。

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地理ではこの時期の模試の成績は気にしません。本番は模試の後。答えの確認は当たり前、解説を読み込んで関連事項もインプット。捨て肢のチェック、理屈で解くシミュレーションも不可欠です。大事な時間を消費する模試受験、成績資料だけでなく必ず実質的なリターンを得ようと考えるのも正しい思考の癖です。

地理ほどおもしろく、役に立つものはない!

地理と言えば、中学社会の延長で暗記科目のイメージがあるでしょう。しかし、高校地理では考え方やメカニズムを理解することが中心で、どちらかというと理系に近い教科です。そもそも、理屈がわからないのに大量の知識は覚えられません。初学者向け参考書(拙著『山岡の地理B教室』(東進ブックス)など)を読んで、暗記学習から卒業しましょう。

また、英語における辞書と同様に、地理の学習には地図が不可欠です。必ず地図帳を横に置き、地名が出てきたらすぐ調べる習慣をつけましょう。白地図を使った整理も効果的。視覚的にインプットできるので、スキマ時間を使った学習にもぴったりです。

地理の学習対象は、地球の表面で起きているすべての事柄=地図上に表せる世の中そのもの。自分たちの暮らしと世の中がどう結びついているのか考えるうえで、地理の学習ほどおもしろく、役立つものはないでしょう。

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1854年、ロンドンで伝染病コレラが流行しました。まだコレラ菌の存在は知られず、空気で感染すると考えられていた時代。医師ジョン=スノーは患者の分布を地図に表し、不衛生な井戸が感染源であることを証明しました。視覚的に示したことで人々の説得に成功し、下水道整備などに繋がったのです。コロナウィルスが猛威をふるう現代でも、地図を学ぶことの重要性は変わっていません。

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