edited by TOSHIN TIMES
大学受験は東進ハイスクール 大学入試は東進衛星予備校 予備校の東進ドットコム










2008オープンキャンパス情報





2007年4月15日号
異文化発見!
〜〜スウェーデン(Kingdom of Sweden)・生活編〜〜
このコラム(column)では、毎回いろいろな方に、さまざまな国で実際に体験したおもしろい習慣や文化を語っていただきます。日本の常識は世界の非常識!?世界はやっぱり広い! と感じずにはいられないコラム(column) です。今回は、前回に引き続き「東進ドットコム」の制作スタッフ(staff)であり、現在スウェーデン(Sweden)に留学中の柏原 生之介くんに、留学先のルンド大学(Lund University) での暮らしについて語っていただきます。
柏原 生之介(かしわばら しょうのすけ)くん
早稲田大学 国際教養学部 3年
神奈川県立 小田原高校卒
「Toshin.com」制作スタッフ(staff)
先日、南イタリア(Italy)を旅したという柏原くん。島国の日本とは違う、ヨーロッパ(Europe)ではすぐ、しかも簡単に外国に行ける手軽さを実感できたそうですよ。

▲ルンド(Lund)の雪景色。アジア人(Asian)の僕には結構な寒さでしたが、スウェーデン人(Swedes)にいわせれば今年は500年ぶりの暖冬らしく、北のほうでもオーロラ(aurora)が見られないくらい、寒くなかったらしいです。
今回は生活の話ということで、時間や物価についてお話ししようと思います。
  ここは日本では信じられないくらい、ゆっくりと時間が流れています。たとえばスウェーデン(Sweden)で「ちょっと」という時間は、日本での「相当」、「相当」は「だいぶ」。これは住んでみて感じたことで、役所仕事にもだいたい当てはまります。なかなかスロウライフ(slow life)には染まりきれない、忙しい国・日本から来た日本人には特に強く印象に残るかもしれません。
  友達がもっとたくさんの講義を受講しようとしたら、コーディネーター(coordinator)に「なんでせっかくスウェーデン(Sweden)に来たのに、そんなに忙しくしようとするの? せっかくなんだからスウェーデン(Sweden)の生活をもっと楽しみなさい!」って言われたんだとか。日本の大学では、毎日がちがちに授業を入れていたのでちっとも「大学生=遊ぶ時間がたくさんある」なんて思えませんでしたが、ここでは本当にゆったり。帰国後、日本の忙しさに順応できるのかを心配しつつも、今はこのゆっくりしたリズム(rhythm)を楽しんでいます。

▲ スウェーデン(Sweden)のヘルシングボリ(Helsingborg)から、デンマーク(Kingdom of Denmark)のヘルシンゲーア(Helsingør)を撮影したもの。ヘルシングボリ(Helsingborg)とヘルシンゲーア(Helsingør)は、フェリー(ferryboat)でたったの30分の距離です。
 ところで皆さんは、サマータイム(daylight saving time)をご存知ですか? 英語だとDaylight Saving Time(DST)って表記されているあれです。日本では国の制度として導入されてないのでいまいちよくわからない、という人も多いはず。世界では欧米を中心に特に緯度の高い地域で導入されているようです。
このサマータイム(daylight saving time)っていうのは、簡単にいうと夏の間だけ時計の針を1時間早めて夏を楽しみましょうっていう制度。具体的にどんな効果が望めるかっていうと、日の出に合わせて活動を開始し、夜は早めに眠るようになるので、照明を使用する時間が減ったり、冷房を使う時間が減ったりと、非常にエコ(eco)な効果があるんです。サマータイム(daylight saving time)が終了する日は、午前3時になると時計の針を1時間戻します(国によって異なります)。不思議ですよね。

▲ “systembolaget”という、日本でいう大きな酒屋さんみたいなところ。

 
 そして高い税金でよく知られるこの国の物価について。といっても、毎日食べ物や本くらいしか買わないので、スウェーデン(Sweden)で売られているもの全部は網羅できませんが。実際、税率は30%くらいでしょうか? 対象の商品によってかなり上下するようですが、物によっては「なんでこんなものがこんなにするの?」と思うこともしばしばです。

身近な食品でいうと、たとえばペットボトル(plastic bottle)飲料。店にもよりますが、コーラ(cola)50clで約12スウェーデン・クローナ(svensk krona)、200円ほど。このペットボトル(plastic bottle)飲料を買うときには、“pant”というペットボトル(plastic bottle)代のようなものが上乗せされます。飲み終わったあとで、スーパー(supermarket)に備えつけのリサイクル(recycling)回収の機械に入れると、pant分のお金が戻ってくるわけです。コーラ(cola)50clで2スウェーデン・クローナ(svensk krona)。 40円弱って考えたら、結構無視できない額ですよね? 2Lのペットボトル(plastic bottle)になると、大体4スウェーデン・クローナ(svensk krona)。そりゃあちゃんと持って行きますよ。

▲ 黄色の車は、スウェーデン(Sweden)の郵便屋さん。郵便を使った宅配便系統をすべて管轄していますが、葉書以外の郵便物はすべて最寄のスーパー(supermarket)に届くというシステム(system)です。受取人はスーパー(supermarket)まで出掛けて受け取ります。

  牛乳やらチーズ(cheese)やら、乳製品は日本に比べると安い気がします。逆に肉は全般的に高くて、たとえばウインナソーセージ(wiener)は、大きいのが2本で50スウェーデン・クローナ(svensk krona)とか。たしかに日本じゃ売っていない大きさですが、たかがウインナソーセージ(wiener)に700円以上ってどうなの? と驚きましたね。ほかにもトイレットペーパー(toilet paper)やら電球やら、ちょっとしたつまみになるチップス(chips)系も高いです。泣けます。卵なんて、1パック(pack)なんと350円ですから。
  そんなスウェーデン(Sweden)での留学生活や旅行を安上がりにあげたい人には朗報!ピッツァ(pizza)はものすごく安いです。そのせいか、よくピッツァ(pizza)を食べてる人を見ます。平均的に50〜60スウェーデン・クローナ(svensk krona)。ただ、量が多いのでチャイルドサイズ(child size)で十分おなかがいっぱいになりますからご注意。たしか30スウェーデン・クローナ(svensk krona)くらいです。
▲ チューブ(tube)に入った、卵入りたらこペースト(paste)。スウェーデン(Sweden)ではかなりポピュラー(popular)です。とても濃厚で、パン(bread)に塗って食べるのにはまっています。たらこなんですが「キャビア(caviar)」と書いてあります。スウェーデン(Sweden)では、魚の卵全部ひっくるめてキャビア(caviar)と呼んでいるようですね。

▲ これはファラフェル(Falafel)。ひよこ豆から作ったコロッケ(croquette.仏)のようなものをピタパン(pita bread)にはさんだ中東の食べ物です。ルンド(Lund)の隣町のマルメ(Malm¨)には、このファラフェル(Falafel)を売る店がたくさんあります。1個15スウェーデン・クローナ(svensk krona)、ピザ(pizza)より安い!


















家賃については、スウェーデン(Sweden)は安い。寮だからなのかもしれませんが、学生街のルンド(Lund)で、10畳以上の広さの部屋が1カ月約5万円。これはとても安いと思います。場所にもよるけれど、早稲田の近くでは6畳8万くらいじゃないでしょうか?
  スウェーデン(Sweden)という国は、日本とはいろいろなことが対極にあっておもしろいです。あまりにも違い過ぎます。一概にどっちがいいとはいえませんが。皆さんも大学に入ったら自由な時間はきっとつくることができますから、ぜひいろいろな国へ出掛けてみてください。それもきっと学生のうちにしかできない数多くの経験のひとつだと思いますから。