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学習アドバイス

化学 立脇香奈先生の学習アドバイス

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化学 立脇香奈先生

自ら鉱山を巡り発掘しに行くほど「石」をこよなく愛する講師が展開する講義は、様々な切り口から化学の面白さと奥深さを感じさせてくれる。覚えることも多い化学だからこそ、常に「なぜ」「どうして」を優しく丁寧に追求する。「規則性のない学問はない」を信念に、化学の世界における規則性や法則性を見出しながら、学ぶ楽しさを与えてくれる。

共通テストでは読解力と思考力を求められる出題が予想されます。例えば、「酸化数」などセンター試験であれば、規則を覚えて原子の酸化数を解答できれば良いものでしたが、共通テストにおける試行調査では「酸化数」は電気陰性度の概念を用いた定義であることが出題されていました。問題までのリード文となる記述が実験レポートや論文形式で長文であることが多く、出題者の意図を理解し、必要な部分を抽出して思考する力が求められています。

標準問題を繰り返し基礎力の定着を

 まずは基礎力を磨き上げること。標準的な問題を素早く処理することができれば、思考する時間ができ、一見すると難しそうな問題でも落ち着いて取り組むことができます。問題集の〝標準問題〟を一回ではなく複数回繰り返しましょう。また、共通テストでは、センター試験以上に身の回りの化学に対する出題に重きが置かれています。教科書や図説に記載されている身の回りに関する化学を読んで、興味関心を向けてみましょう。家庭用品など実際に自分で手に取って確認することで、記憶として定着しやすくなりますよ。 

私が担当した「大学入学共通テスト対策講座 化学基礎」でも実験を取り入れて身の回りの化学に関心を持ってもらえるような授業になっていますので、ぜひ活用してほしいです。

二つの演習をバランスよく重ねる

問題集の標準レベルの問題演習を地道に行いましょう。新しい分野を習得するインプットのための演習、どの分野が出題されても対応できるようにするアウトプットのための演習、といった二つの演習を重ねていく必要があります。一周目は問題集の並び順に解き、二周目は問題集の分野をランダムにして解く。 

一周目と二周目は間隔をあけずに行う方が、忘れにくく定着しやすいでしょう。計画マニアになると苦しくなってしまうこともあるので、ほどほどに。しかしやるべきことを俯瞰して眺めて、ある程度の見通しは立ててから実行しましょう。

まずは、「モル計算」と「反応の量的関係」の問題をマスターしましょう。さまざまな問題パターンがありますから、標準レベルの問題演習で化学計算に慣れてください。 

そしてメインは「中和反応」と「酸化還元反応」。化学において、理論の根幹となる重要な反応です。混同しやすい分野でもありますので、代表的物質を素早く答えられること、滴定実験や計算をできるようにしましょう。

以上は共通テストでの「化学基礎」の出題範囲です。問題集で演習を積んだら、実践問題として過去のセンター試験の「化学基礎」に挑戦してみてください。

自分なりの工夫で達成感を味わう

自由に動くことができないことで、息が詰まる思いをしている人もいるかと思います。乗り越えた先で普段どおりの生活に戻った時、今よりも素敵な自分でいられるよう、知恵を絞って自己研鑽に励みましょう。 

今は「知識と経験」を虎視眈々と準備をする時期です。昨日の自分より一つでも新しいことがわかるようになったという達成感を毎日味わおうとする工夫を、自分なりの方法で考えていきましょう。

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