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学習アドバイス

公民 清水雅博先生の学習アドバイス

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公民 清水雅博先生

政治と経済のメカニズムを論理的に解明しながら、入試頻出ポイントを明確に示す。情熱的な指導で生徒をグイグイ引き込み、驚異の合格率を誇る人気実力講師。著書『政経ハンドブック』(東進ブックス)は、政経受験者のなんと80%が愛用しているといわれる大ベストセラー。

ポイントは時事の裏にある基本事項

最近のセンター試験では「時事問題」が減ってきたと思われていますが、一見時事問題には見えないものでも、実は時事につながる基本事項が問われていることが多いです。ですから、制度やしくみの「定義」や「理由」をきっちりとおさえ、それを現代の「問題点」やその「対策」に結びつける力が重要となります。『一目でわかる新政経ハンドブック』(東進ブックス)は、改訂し今年10月の選挙の話題まで入っているので、今年のセンター試験や二次・私大試験で出題される時事に関してはほぼカバーしています。時事と基本事項との関連をどれだけ理解しているかで、結果がかなり左右されると思いますので、是非活用してください。従来の「グローバリゼーション」の話題はもちろん、アメリカのトランプ大統領やイギリスのEU離脱に代表される「保護主義」の話題に関しても、きちんとおさえておくこと。

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センター試験の場合、細かい時事問題よりも、例えば「18歳からの選挙権」等の「大きな変化」をつかんでおくことが重要です。また、問題に対して余り深読みせず素直に解くことを意識しながら過去問演習を行ってください。国公立二次・私大試験の場合は、大きな変化に加えて、教科書や参考書の脚注など、細部までよく確認していきましょう。東進生なら、時事対策用の講座や『一目でわかる新政経ハンドブック』(東進ブックス)でインプットしたら、予想問題になっている直前講習「政経直前対策」や『一問一答【完全版】』(東進ブックス)でアウトプットしておくことを忘れずに。

大きな流れとしくみを学ぶ

知識の骨組みをじっくりと作っていくことが大切です。今は「何年にどんなことが起きた」という細かい知識に気を取られるより、例えば身近な問題として「年金」がどんなしくみで運用されているかなど、政治や経済のメカニズムをきちんと理解しましょう。高校の教科書も基本事項がわかりやすく書かれていますから、ぜひ活用してください。骨格が出来ていれば、細かな知識もすんなり頭に入ります。

政治・経済の学習は、興味を持つことが第一です。ニュースを見て、社会で「大きな動き」や「大きな政策」が起きたら、「なんでこんなことが起こっているんだろう」と考えてみましょう。例えば少子高齢化が問題と言われていますが、どうして少子高齢化が起きているのでしょう。どうすれば解決できるでしょうか。現実に起きていることの原因を知るおもしろさをぜひ感じながら勉強してほしいと思います。

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不況対策で金利を下げるという話がありますが、「マイナス金利」といった用語もただ暗記するだけではリアリティがありません。では、現実にはどうなることを意味するでしょうか。例えば100万円貯金して-1%の金利だとしたら、1年後に99万円に減っているということです。貯金をしたら罰金が取られる。これでは誰も貯金しませんね。貯金しないと手元にお金がありますから、ついつい使ってしまいます。そして皆がお金を使うと、景気が良くなる。これが金利政策です。現実ではこういうことが起こっているわけですね。このように、実生活に例えると、政治・経済の学習はぐっとおもしろくなります。

「統計資料問題」を苦手とする受験生も多いですが、これも同じことです。数字を覚えることが重要ではありません。制度のしくみの理解ができたら、「現実にはどうなっているだろう」と考える。ここで登場するのが統計資料なのです。『一目でわかる新政経ハンドブック』(東進ブックス)では、テーマと実際のデータが見開きになっていますので、ニュースを見て問題意識を持ったら、ぜひ現実の統計資料を確認してみてください。

また、教科書は1日に少しずつ読んでいっても1ヶ月後には忘れてしまう人も多いですね。小説を読むのと同じように、3~4日でまずは一気に読んで全体像を把握してください。全体像が掴めれば、これから自分がどんなことを勉強するのか、先がわかります。2回目以降は、(1)定義、(2)理由づけ(なぜか)、(3)問題点、(4)対策の4つのポイントをおさえながら読み、内容の理解を深めていってください。1回読んですべてを覚えようとしないことがコツです。

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