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学習アドバイス

古文・漢文 三羽邦美先生の学習アドバイス

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古文・漢文 三羽邦美先生

縦横無尽な知識を駆使し、ゆったりと悠久の世界に誘う独特のストーリー授業が、根強い支持を集める、受験古典界の重鎮。正攻法でありながら歴史的背景を交えた奥深い授業内容に、「古典食わず嫌い」の受験生もグングン引き込まれ、短期間で確実に合格レベルの実力が身につく。

直前まで知識を補完して解法のシミュレーションを!

 古文・漢文は、土台となる古典文法や単語、漢文の句法などの知識量や完成度が勝負の科目です。国公立大にせよ私立大にせよ、志望大学の過去問を再度振り返って、以前できなかった問題ができるか、自分の力を確認し、不足しているポイントや不完全なポイントを発見し、コマメに補充・補完していくこと。それを直前まで怠らないことが、最後のプラス1点、2点につながります。

 私大を複数受験する場合、大学ごとに問題の傾向や難度も多様ですので、それぞれ対策が必要です。国公立の場合は、とにかく記述解答の訓練が不可欠です。

 ここからは、新たに何かをつけ足すよりも、これまで取り組んできた過去問の感覚を再度頭に刷り込み、一度解いた問題で、解く手順と時間配分をシミュレーションして、自信を持って本番に臨みましょう。

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 既に私大入試に突入している皆さんもいると思いますが、古文・漢文の土台の知識の最終チェックは大丈夫でしょうか。これまで使ってきたテキストや参考書、問題集に、もう一度目を通して、知識の確認、定着をはかっておきましょう。

 古文は、古典文法なら、助動詞の意味の判断、とくに「る・らる」「す・さす」「む」「べし」、反実仮想の公式。「に」「なり」「なむ」「ぬ・ね」「し・せ」「る・れ」などの紛らわしい語の識別。格助詞「の」、接続助詞「が・に・を」「ば」、副助詞「だに・すら・さへ」などの主な助詞用法と解釈、係り結びの法則。陳述の副詞の呼応の仕方と解釈。敬語の種類と敬意の対象・方向の判断。掛詞・助詞・縁語などの和歌の修辞などなど、大丈夫でしょうか。

 古文単語(300~400)、慣用句(出家・病気・死・涙など)はどうでしょうか。

 漢文は、返り点のつけ方、漢文の五文型、書き下し文の作り方、置き字、再読文字、否定形(二重否定・部分否定)、不可能、禁止形、疑問形、反語形、使役形、受身形、比較選択形、仮定形、限定形、抑揚形、累加形、願望形、比況形、詠嘆形などの句法(句形)が思い浮かべられますか。大事な同字異訓(与・為・已・故・夫・而・焉・且・之・見・如・自・悪など)、同訓異字(すなはち・いふ・こたふ・ただ・つひに・ひそかに・にはかに・また・ゆく、など)、「故人・左右・百姓・夫子・寡人」などの重要語など、大丈夫ですか。

 過去問は一度やったものでももう一度、とくに時間配分や解く手順をシミュレーションしながらやりましょう。国公立の記述対策では、大学によって解答欄の求めている(出題者の求めている)解答の作り方をしっかり点検しておくことも大切です。 

 

受験古文・受験漢文の意識を持って計画を!

 センター試験や大学受験に必要な知識は、学校の授業の三年間で学習するはずなのですが、いざ入試問題を解いてみると解けないことが多いのが現実です。受験に対応するには、できるだけ早い時期から、「受験のための古文・漢文」の意識を持つことが大切です。

 古文・漢文は、現代文に比べると、何について問われているか(古典文法・古文単語・漢文の句法など)のポイントが見えやすく、しかも重要なポイントは限られている科目です。つまり、「何をどれくらい勉強すればいいのか」が見えていますから、あとはそれをいかに効率よく学習するかだけです。

 そして、将来的な受験に向けては、現時点の自分の力と本番のレベルとの差を知ることが大切です。現時点での力では難しくても、本番と同じレベルの「第1回 2月 センター試験本番レベル模試」に挑戦してみましょう。

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 古文の場合は、中心になるのは古典文法と古文単語、漢文の場合は、漢文の句法と重要な語法ですが、これらは、頭におさめるために覚えなければいけません。もちろん、一回勉強してその後ずっと忘れないということは無理ですから、頭に定着させるには、繰り返すことが必要です。そこに「時間」がいるわけです。

 ですから、新高3生はもちろん当然ですが、新高2生でも、できるだけ早く「受験勉強」としての古文・漢文をスタートしてください。新高2生は今冬くらいから始めれば、300くらいの古文単語を、受験時までに3、4回は繰り返すことができます。完璧を期して一回やるよりも、ザッとでも4回繰り返したほうが頭に残ります。

 たとえば古典文法なども、やみくもに学校で使っている古典文法のテキストを丸々やるのではなく、「る・らる」「す・さす」や「む」「べし」などの助動詞の意味の判断、「に」「なり」「なむ」「ぬ・ね」「し・せ」「る・れ」などの間際らしい語の識別、係り結びの法則、陳述の副詞の呼応と解釈、敬語の種類と敬意の方向の判断など、入試で問われるポイントの「解法」の勉強ということが大事ですから、それがしっかり勉強できるように作られている講座や参考書を選びたいですね。漢文はとにかく句法のドリルで型を覚えることが第一です。

 

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