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学習アドバイス

生物 飯田高明先生の学習アドバイス

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生物 飯田高明先生

基礎から東大レベルまで、多くの教材を手掛け、全国模試のチーフを担当。また、授業でも全国レベルで受験生指導に情熱を傾けてきた。この豊富な経験に基づく抜群の指導力と温かい人間性が、絶妙のハーモニーを奏でている。“いきもの”をこよなく愛する心が君の好奇心と探究心を引き出し、知的興奮をじわじわ高めていく。

「遺伝子」を6月までに終わらせる

生物は予習より復習に力を入れるべき科目です。教科書には重要な項目が圧縮されていて用語も多く、一度読んだだけではポイントがわかりにくいため、予習には不向きです。なので、復習を大事にしましょう。その際、1日に20~30分というように、少しずつでもいいから毎日コツコツやること。「細胞」、「遺伝」、「遺伝子」など単元ごとに理解していきましょう。資料集やノート、テキストを見返すなど、移動中の電車の中などちょっとした空き時間でも勉強できます。やれば如実に成績が上がっていくのが生物という科目です。

6月までに、「遺伝子」を完全に押さえておきたいですね。遺伝子こそ生物学の中心です。ここを押さえるとずいぶん楽です。遺伝子が終われば、ほかの単元はそれ以降でもフォローが可能です。今からでも始めましょう。早く始めるほど受験ではアドバンテージになります。

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 確認テスト、講座修了判定テストでは、用語を押さえられるようにしましょう。用語で点数を落とすのはもったいない。先日ニュースになった入試の出題ミスでは、得点を数点上乗せしたら合格者数が何十人も増えましたよね。難関校は1点が大事。合格したいなら、用語を大事にするということなのです。用語を大切にするということは、毎日のコツコツ勉強にリンクします。テストで間違えたところが自分の急所ですから、しっかり復習しましょう。

 受験勉強では模試を有効活用します。まずは、模試を受けることで、自分の点数と合格に必要な点数の距離感を知ることが大切です。遺伝子がダメ、進化が弱いなど、分析しましょう。結果を知り、解説を見ながら知識を補強していくことが大事です。 

 今年のセンター試験はだいぶ様変わりしていました。問題の難易度だけでなく、性質も変わってきています。2020年度以降の新テストを意識したのか、実験考察問題など、データがふんだんに盛り込まれていて、多くのデータを短時間に処理する能力が問われる内容でした。対策は模試です。出題する私たちも、そのための問題を用意しています。東進のセンター試験本番レベル模試4回と全国統一テスト2回を受けてください。 

 受験勉強にあたって言っておきたいのは、教科書の内容をきちんと把握するということ。新しい問題集をやるよりまず教科書です。模試の採点をしていると、難しいことは解けても用語ができていない人が多いのが実態です。特にセンター試験では、用語は教科書からしか出ません。「範囲外が出るかもしれない」と1点、2点のために、資料集を必死に勉強する必要はありません。教科書と過去問と模試で十分です。もし問題集を使うのなら、標準的なものを。難しい問題集は時間ばかりかかってもったいない。

標準的なことを標準的にできる人は、難しいこともおのずからできるのです。

 

生物は積み重ねの科目

生物の効果的な学習方法は、新しい問題集をやるより、しっかり授業を受けて復習する習慣を身につけることです。生物の用語は、英語で言えば単語に相当するものです。単語がわからなければ英文が読めないのと同じで、生物の専門書も用語がわからないと読めません。高1生・高2生の間に用語の理解を終わらせておくと楽になります。

生物の場合は、すぐに高得点を期待するのではなく、修得するまで長丁場になることを意識して、正しく理解するという姿勢で臨むといいでしょう。高3で勝負をかけるための基礎力を高1、高2のうちに身につける。ただ、生物に力を入れすぎてしまい、英語や数学をおろそかにしてしまうと本末転倒です。だから、毎日コツコツと、10分でもいいからやる。ゼロと1では全然違いますから。生物はコツコツやれば成績はゆっくり上がっていく、積み重ねの科目なのです。

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 夏休みまでは大学受験に向けた勉強方法を習慣づける時期です。まず、一夜漬けはダメ。高校の勉強、特に生物は中学と違って、短期間ではできないほど莫大な量になります。授業のペースも速く、油断すると理解できないところに飛んでしまうので要注意です。

 高校初の実力テストでは高い得点をとって欲しくないと、あえて言います。高得点をとってしまうと,その学力を維持するのはエネルギーと精神力が必要です。ボクシングでもチャンピオンの防衛戦はとても大変です。だから、今の段階でテストの点数が低くてもショックを受けることはありません。次のテストで上げていけばいいんです。勉強していなければ勉強すればいい、まだ習っていなかったら習ってから理解すればいい。問題の形式にとまどって解けなかったのなら、問題に慣れればいいのです。自分の点数を分析すれば、解決方法が必ず見つかります。高1、2生のみなさんはまだ時間があります。実力はこれからでも十分身につけられます。あとで、早く着手できたことがほんとによかったと思えるように、コツコツと頑張ってください。

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