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学習アドバイス

日本史 山中裕典先生の学習アドバイス

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日本史 山中裕典先生

長年に渡り膨大な量の論述答案を添削してきた経験から、生徒の理解度を完全把握。それに基づく論述式問題の指導・対策により、東大をはじめとする難関国公立大への合格者を多数輩出。構造図を多用した独自の図解板書で歴史の仕組みや構造を描き出し、歴史の本質に迫る講義は、見るもの全てを魅了。歴史用語の丸暗記では得られない、深い理解と真の実力が身につくことを必ず約束する。

ポイントは「文化史」 「史料」と「近現代史」

「文化史」「史料」は、受験生が後回しにしがちで得点差が開く分野ですから、手つかずの人は今始めましょう。教科書などの図版を見てイメージをつかむだけでなく、図版の解説文を読んでいくと覚えやすくなります。また、基本史料は、「どこがどのように問われるのか」をチェック。出典の名称や、史料文中で穴埋めや下線部で問われやすい部分。これらを把握できると、得点に直結します。

出題量が多い「近現代史」にも早めに取り組みましょう。年表を活用し、まず大きく10年ごとの区切りに分けて、それぞれの「政治」「外交」「経済」の動きを説明できるようになりましょう。また、学習する際は教科書の太字の周辺部分にも注目し、重要用語の意味や内容を理解することも忘れずに。「なんとなくキーワードだけ覚えている」という状態から脱すれば、正誤判定問題などにも対応できる応用力がついていきます。

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もうひとつ、「今自分がどの時代を学習しているのか」をきちんと意識しましょう。例えば選択問題で、「縄文時代の記述として誤っているものを一つ選べ」というのがあるとします。①②③④の4択あって、そのうち①②③の3択は縄文時代についての正しい内容の記述、そして④は弥生時代についての正しい内容の記述だとします。ここで多くの受験生が迷うのですね。「誤っている選択肢が見つからない!正解がない!」とパニックになり、選択肢のどこかに誤りがあるハズだと勘繰ってしまう。実はこのパターンの選択肢が並んだとき、正答率はぐんと下がります。

これに引っかからず正答するためには、自分が今勉強している内容が縄文時代のことなのか、弥生時代のことなのか、というように、「いつの時代の話か」を常に意識しながら学習する必要があります。今回のケースでは、設問文には「縄文時代の」と書いてあるので、④が弥生時代のことだと分かれば、設問文と時代が違うから誤り、と判断してすぐ正答できる、というわけです。

日本史の全体像を つかもう

学校の授業は小刻みに進みますが、大学入試では日本史の全体像をつかむことが大切です。そこで、「年表を活用」しましょう。教科書に載っている簡単なものが良いです。年表を常に見ながら学習していくと、今学んでいる内容が日本史全体の流れのなかでどこに位置するのかが分かり、それぞれの時期に何があったのか大まかに説明できるようになります。また、小・中学生向けの「学習漫画」もオススメです。史実に基づいた内容で構成され、通して読むことで全体の流れをつかめますから、日本史の学習スタートに最適です。

すでに受験勉強を始めている人は、問題集に取り組みましょう。「答え合わせをして終わり」ではなく、間違えた所やあやふやな点については、教科書などを開いて確認すること。この学習パターンを今のうちに身につけておけば、今後の過去問演習もスムーズに始めることができますよ。

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高1、高2生は、何より学校の授業を大切にしてほしいですね。その上で東進の授業を有効に活用し、知識の定着や受験への対応力を身につけていってください。

また、自分が訪れた場所の歴史に興味を持ったり、色々と調べてみたりすることも大切です。例えば、鎌倉を訪れるとしましょう。源頼朝が何100年も前に同じ場所に立って同じ空気を吸っていたと想像するだけでも、なんだかワクワクしませんか?また、自分自身の地元にも歴史があります。自分がそこに住むまでの間の歴史を知ることで、地元が身近に感じられます。さらに、修学旅行など各地を訪れる機会には、その場所の歴史をあらかじめ知ったうえで訪れると、地域と歴史とのつながりが理解できます。こういった形で日本史を理解する力がついていくと、普段の日本史の学習にも非常に役立ちますので、身近な場所の歴史を大切にしてみてください。

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