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学習アドバイス

日本史 金谷俊一郎先生の学習アドバイス

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日本史 金谷俊一郎先生

入試頻出事項に的を絞った授業と、「表解板書」と呼ばれる独特の切り口の板書は、受講生から圧倒的な信頼を得る。また、日本史用語の意味の理解と時代把握に重点を置いた授業は、知的好奇心をくすぐり、歴史の本質をさりげなく提示する。それは、今後のより深い研究への導入にもなり得るものである。

センター試験の得点を志望校の水準まで上げておこう

9月から本格的な志望校対策を始めるために、夏休みの間に基本的な知識を修得し、センター試験レベルの問題を解けるようにしておくこと。「センター試験本番レベル模試(8/26(日)実施)」を目標に、志望校の水準までセンター試験の得点を上げておきましょう。センター試験の得点を上げておかないと、国公立の二次試験や私立大学の問題演習に移ることができません。知識を得点化する必要があるからです。9月以降はこの「知識を得点化する作業」にすべてを傾注すべきで、知識の修得に時間を費やしてしまうと手遅れになりますよ。

「東大本番レベル模試(8/19(日)実施)」の論述問題では、与えられた条件に従って、持っている知識をいかに論理的な文章に組み立てていくかが重要です。第一に基本的な知識の修得はもちろん、受験後には「何を書くべきなのか」解答例を徹底的に検証すること。

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夏期講習の講座は、通期の講座を基にして、そこからステップアップをはかるための講座となっています。ですから、入試範囲を全て修了している受験生は、積極的に受講してください。例えば夏期講習では「文化史」や「社会経済史」の講座がありますが、それらは1学期に習った「政治史」と決して独立するものではなく、その内容に基づいた内容になっています。仏教を重視する政策をしている時代であれば、そのような文化が発展するといったように、その時代の政治状況や経済状況、外交状況などが「文化史」に反映しているのです。こういったことを意識しながら、早めに取り組んで頂きたいですね。

じっくり時間をかけて「土台作り」をしておこう

日本史の学習は、①土台作り(「流れ」や「歴史的展開」をつかむ)、②細かい知識の定着、③演習の3段階に分けられます。このうち一番時間をかけるべきなのが、①の土台作りです。現役合格している生徒の多くが、高1、高2生のうちにじっくり時間をかけて土台作りに取り組み、完璧な土台を基に高3生で②、③へと進めています。この3つの作業を高3生になってから一度に行おうとすると、時間切れになってしまったり、肝心の主要教科の勉強がおろそかになったりしてとても大変ですよ。

土台作りのために、まずは『日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』(東進ブックス)をしっかり読みこんでおくこと。なかなか時間が取れないという生徒は、付属のCDを通学時間などに何度も聞いてください。また東進の講座「ベーシック日本史」も、限られた時間の中で効率的に学習できますのでおススメですよ。

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土台作りの「流れ」や「歴史的展開」をつかむ作業で大切なのは、用語を覚えることではなく、1つ1つをしっかり理解していくことです。例えば、今の時点で1週間に 100 個の用語を覚えたとしても、受験生になる頃には全て忘れているでしょう。しかし、「覚える」のではなく「理解」すれば、早い時期に取り組んでも頭に残り続けます。好きでしっかり観たテレビドラマなら、台詞の一つひとつは覚えていなくても大雑把なストーリー(=流れ)は思い出すことができますよね。それと同じです。時間のある今だからこそ、理解に重点をおき、磐石な地盤をつくっていただきたいと思います。

日本史の場合、センター試験レベルの問題であれば、小学生や中学生でも解ける問題が存在します。つまり、今の皆さんの実力で解ける問題があるということですから、「センター試験本番レベル模試(8/26(日)実施)」も、まだ全範囲を終えていないからといって躊躇することなく、積極的に受験しましょう。得点は気にしなくても良いですから、自分が解けそうな問題を見つけて解いてみてください。そういったことを積み重ねていくうちに、実力も上がってきますよ。

日本史は全て人間が行った結果であり、そこには必ず理由が存在します。子どもの頃、大人に「どうして?何でこうなるの?」と聞いてきたように、日本史に関しても「何故」という疑問を持って取り組んで答えを求めていくと、日本史の面白みが感じられるはずですよ。

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