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学習アドバイス

物理 三宅唯の学習アドバイス

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物理 三宅唯

「理論は知っているだけではだめ、それを行使できるかが重要」であるとし、原理・定義・法則の定性的把握と定量的行使を軸に、自然現象をグラフィカルに解析。それは公式を振り回すだけの物理を超え、因果関係を的確に捉える直感を君に与えてくれるだろう。公式の運用のみならず、それ自身の導出と解釈に重点を置いた講義で、森羅万象の謎を華麗に紐解いていく。

「わかる」を「できる」にしよう

この時期になると、知識量が増えていると思いますが、これから過去問演習を進めるにあたって大切なのは「わかる」を「できる」にすることです。例えば力学の問題で、「エネルギー保存の法則を用いて答えよ」というハシゴがなくても解ける力、つまりその現象を解析するために何が必要なのか、理論の架け橋を自分で用意して答えを出して行く能力がついているかどうかを自問自答しながら進めてください。1つの大問に小問が(1)~(4)まであるとすると、大抵の場合、最後の小問(4)が最終的な着地点で、小問(1)~(3)はいわばハシゴの役割になります。この小問(1)~(3)が無くても、自分で筋道を立てて結論に至れるかどうか試してみましょう。これを繰り返すうちに、「この現象にはこの法則を使う」といった解決の型ができ、自ずと得点に結びついていくはずです。モチベーションアップにもつながりますよ。

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物理の学習は、基本さえ理解できれば、学習スピードは向上します。特に物理の苦手な生徒は、「早く先に進めなければ」という意識が強くなり、焦って先を急ぎがちですが、1つ1つの単元についてしっかり理解していくことが大切です。模試や過去問演習においては、あまり全体的な得点は気にしないこと。現時点での既習分野がしっかり得点できていれば良いので、それを励みに進めていってください。

模試や入試の全ての問題には「何を学生に求めているのか」というメッセージ性が含まれています。模試の解説では、その辺りのことまで踏み込んで説明していることが多いので、模試を受験したら是非しっかり読んで欲しいです。

また、これまで受講した講座も再度受け直すことをおススメします。物理の場合、同じものを繰り返し学習することで、段々と能力が上がって理解度も深まりますから、1回目にうまく理解できなかった知識や考え方も、2回目にはすんなり理解できることが多いです。

物理の学習に「ネガティブな思考」は禁物です。あまり細かいことに落ち込んでいたらキリがない学問ですので、自分に自信持って取り組んでください。

自分の好きな単元から取り組もう

複雑な現象をそのままに性質を見出そうとする化学や生物と違って、物理は現象をシンプルに、いわば大雑把に模型化する学問です。まずは物理という学問の特性に慣れて欲しいです。高2生、高1生はまだ準備段階にいますので、教科書の練習問題や易しい問題集を選んで、自分の好きな単元から取り組んでみましょう。もし愛用の問題集が手元にないならば、今月出版された私の著書『物理一問一答【完全版】』も見てみてください。物理に苦手意識のある生徒は、「これならできる」という自信を少しずつ積み重ねていくことが大切です。定期テストの範囲の公式を集中的に覚えるだけの勉強では、すぐに忘れてしまい、何も残りません。自分の中にしっかり残っていく学習をして欲しいですね。

高3生までに、中学の理科も含めて、物理で説明できる現象をある程度知っておくこと。これを知らない生徒がとても多いです。

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物理はモチベーションが一番大事な学問です。まずは自分の好きな分野や楽しいと思える単元から取り組んで伸ばして行けば、苦手な分野も含め、自ずと結果はついてきます。あまり苦手な分野ばかりにとらわれないこと。物理の学習だけではなく、将来の目標に対しても、まずは自分の得意なところから伸ばして、モチベーションを維持しながら取り組んでいくことが成功につながります。

東進はホームページ上でセンター試験の解答・解説を掲載しています。高3生はもちろん、高2生・高1生も入試問題の解答・解説をぜひ読んでみてください。通常は受験した生徒が解答確認のために読むことが多いと思いますが、今後受験をする皆さんへ向けて、「どういう勉強の仕方をしたらいいか」という指針が明記してあります。学習の計画を立てるときや勉強の方法を考えるときに大いに活用できると思います。

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