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学習アドバイス

古文 栗原隆の学習アドバイス

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古文 栗原隆

20年を超える指導経験から、東大・難関大志望者に絶大な信頼を得る真の実力講師。「構造分析による本文解釈」と「出題者の心理・行動分析による設問解法」を軸に、独自の図表や心和ませる古典エピソードを交え展開される講義は必聴。あらゆる入試問題にも素早く、確実に正解へ導く本質の指導を追究する。

最後の基礎確認を済ませ、過去問演習に進もう

昨年度のセンター試験は、大変読みやすい問題文でしたが、問1(ア)の単語解釈の問題で13%、問2の品詞分解の問題で30%程度の正答率でした。問1(ア)は、どんな単語集にも載っている重要単語が出題されていたのですが、文脈を無視し、傍線部分だけ読んで意味を判断したのが原因です。再度「基礎強化古文」のような基礎講座を活用し、出題者が「何故ここに傍線を引いたのか」「何故このような選択肢を組み立てたのか」まで考えること。問2の品詞分解に関しては、「対策不足」の一言に尽きます。こちらも基礎講座を受講し、知識を固めておくことで、必ず得点できる設問です。

理系で古文にまで手が回っていない生徒も、今を逃すとあっという間にセンター試験本番になってしまうので、9月中にある程度まとまった時間を取って最後の基礎確認を済ませ、過去問演習へと学習を進めましょう。

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大学入試の古文で出題者が求めているのは、文章を「解釈する力」です。つまり、与えられた文献を「分析」し、部分ごとに「検証」を行い、それを現代語として「再統合」し、全体の内容を「理解」して「説明」する力を求められています。ここは自己主張する場ではないのです。設問を見たら、「出題者が一体何を聞いているのか」をまず考えること。答えは必ず本文中にあることを忘れないでくださいね。また、問題文が書かれた時代にも要注意です。例えば口語文の影響を強く受けた近世の問題文であれば、現代語文により近い構成になってくるので、いわゆる古文単語の意味のまま訳してしまうと、大きなズレが生じてしまいますよ。

古文学習のプロセスは将来必ず役に立つ!

古文が苦手な人ほど、「古文が何の役に立つのかわからない」という人が多いと思います。古文の方法論である、文献を「分析」し、部分ごとに「検証」を行い、それを現代語として「再統合」して全体の内容を「理解」して「説明」するプロセスは、この先の卒業論文、修士論文、博士論文といった大学の研究においても全く同じですし、ビジネスの世界で、多くのクライアントの前でプレゼンを行う場合も必要になります。つまり、古文の学習は文理問わず将来的にも非常に価値のあるものなのです。結果は後からついてくるので、まず勉強のプロセスを楽しむことが大切ですよ。

楽しんで学習するキッカケとして、東進の講座を是非活用してください。まずは自分の現在のレベルに合って、楽しそうだと思える講座を見つけて始めてみてください。新たな発見があると思いますし、それがモチベーションアップにつながりますよ。

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古文という科目は、日本の言語文化を学ぶ教科です。民俗学や哲学、思想史や日本語史などさまざまな要素を含みますので、その中で何か1つでも興味を見つけて頂ければ、今後も苦痛だけでなく、喜びを持って勉強できるのではないでしょうか。

また、「わからないことが発見できる喜び」も古文の魅力です。「同じ時代の作品でも何故文体が違うのか」「登場人物が何故そのような行動をとるのか」「その行動が何に基づくものなのか」ということは、原文を見ればヒントが出てきます。これらは単に訳文だけ読むだけではわかりません。私にとって古文は、「自ら犯行現場に入り、現場を観察して証拠となるものを見つける」という犯罪捜査的な面白さを感じるんです。

授業の予習復習をする際は、問題文を品詞分解し、現代語訳する習慣をつけておきましょう。かなり力がつきますし、高3生になってからが楽ですよ。そこで疑問が出れば、先生に質問したり、東進の講座を活用してください。少しずつ小出しに勉強するよりも、映像を使った授業で集中的に取り組んだ方が、理解度が深まります。テレビドラマも、1、2週間おきに視聴すると話のつながりがよくわからなくなりますよね。ワンシーズンを一気に視聴した方が、その作品に対する理解度がかなり深まるはず。古文の勉強もそれと同じですよ。

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