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学習アドバイス

古典 三羽邦美の学習アドバイス

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古典 三羽邦美

縦横無尽な知識を駆使し、ゆったりと悠久の世界に誘う独特のストーリー授業が、根強い支持を集める、受験古典界の重鎮。正攻法でありながら歴史的背景を交えた奥深い授業内容に、「古典食わず嫌い」の受験生もグングン引き込まれ、短期間で確実に合格レベルの実力が身につく。

模試と過去問演習で志望校対策を!

土台となる古文単語や古典文法、漢文の句法などの勉強は、夏までに完成できたでしょうか。

センター試験、国公立・私大二次とも、志望校別の対策に本腰を入れて取り組む時期になりました。その演習の流れの中で、土台の力を確認し、不足している単語や不完全な文法・句法の項目を発見し、コマメに不足ポイントを補充・補完していくこと、それを直前まで怠らないことが、最後のプラス1点、2点につながります。

志望校の過去問演習講座でそれぞれの問題の傾向や雰囲気をつかむことは当然ですし、10月の全国統一高校生テスト、10~11月に集中する東大・京大などの旧七帝大の各本番レベル模試、12月のセンター試験本番レベル模試などは、必ず受験しましょう。本番の感覚を体感し、時間配分や解くときのスピード感なども意識して臨んでください。

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スピーディーにこなす時間配分の訓練を!

過去問演習は、これまでもある程度やってきていると思いますが、何となく数をこなしているのではダメです。制限時間を守り、たとえばセンター試験なら、現(評論)・現(小説)・古・漢をいかに80分の中で時間配分してスピーディーに解くかを訓練することが大切です。しっかり正答できればギリギリ80分でもいいわけですが、自信がない設問や後まわしにした設問を振り返る時間の余裕も必要ですから、漢→古→評論→小説がベスト、とか、評論→小説→漢→古がベストとか、自分が最もうまく時間配分できるやり方を固めておきたいものです。もっとも、現実には、配られた問題を見渡してイケそうなものからという判断になりますが……。

私立大は各大学でかなり出題の雰囲気、傾向が違いますから、志望校ごとの過去問演習が必須です。国公立大では、とにかく記述の訓練が大切です。大学によって解答欄の大きさ一つとってもかなり雰囲気が違います。設問の求めている適切な解答の作り方をしっかり訓練しておきましょう。

問題演習の中で知識の確認と補完を!

残りの時間、直前の直前まで、古文・漢文ともに、知識の確認、忘れていることの補完につとめてください。そこが出るかもしれませんから。

たとえば、古文なら、助動詞「る・らる」「む」「べし」の意味の判断、反実仮想の公式と解釈、「に」「なり」「なむ」「な・ぬ・ね」「し・せ」「る・れ」などの紛らわしい語の識別、已然形+「ば」と未然形+「ば」の区別、係り結びの法則、副助詞「だに」の解釈、陳述の副詞の解釈、敬語の種類と敬語の対象の答え方、掛詞・枕詞・序詞・縁語などの和訳の修辞など、大丈夫でしょうか。漢文なら、返り点の付け方、漢文の五文型、書き下し方、「疑問・反語」「否定(二重否定・部分否定)」「使役」「受身」「比較」「仮定」「抑揚・累加」「限定」「願望」「比況」「詠嘆」の句法など、大丈夫でしょうか。アレ? と思う点があったら、すぐに確認・補完しておきましょう!

受験古文・受験漢文の意識を持った勉強を!

大学受験に必要な知識は、3年間の学校の授業で学習するはずなのですが、いざ入試問題を解いてみると解けないことが多いのが現実です。受験に対応するには、できるだけ早い時期から、「受験のための古文・漢文」の意識を持った対策をとることが大切です。

古文・漢文は、現代文に比べると、「何について問われているか(古典文法・古文単語・漢文の句法など)」のポイントが見えやすく、そのために「何をどれくらい勉強すればいいか」がわかりやすい科目です。それを意識して、効率のよい学習計画を立てることが大事です。

そして、現時点での自分の力と、全国での立ち位置を知るために、まだまだと尻込みしたりせず、「全国統一高校生テスト(10/28)」にぜひ挑戦しましょう。問題は学年別に用意されていますが、意欲ある高2生・高1生は受験学年レベルにも挑戦できますよ。

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受験のための古文・漢文とは?

紙面でも触れましたが、センター試験や大学受験に必要な学力は、高校3年間の授業の中で習うはずのものではあります。しかし、3年間の、いつの授業で何をやったかの記憶はかなり曖昧なものでしょう。

古文・漢文は、現代文に比べると、「何が問われているか」のポイントが見えやすい科目です。それは、問題を作成する側から言っても同じで、設問の傍線部にしようとする箇所というのは、何らかの重要な文法や単語や決まりなどのポイントがあって、そのことがわかっているかどうかを聞こうとしがちになります。

つまり、古文・漢文は、「何をどれくらい勉強すればいいのか」がはっきりしている科目で、その「何をどれくらい」がしっかり示してあったり、うまくまとめてあったりする参考書を見つけることが大切です。あとはそれに従って、いかに効率よくこなすかなのです。

早く始めて繰り返すことが大事!

古文の場合は、中心になるのは古典文法と古文単語、漢文の場合は、漢文の句法と重要な語法ですが、これらは、当然、覚えなければいけません。文法や句法や単語などを鮮明に覚えるには、どこかの時期に集中的に勉強することが大切です。高1の夏に古典文法の助動詞をやったとか、高2の夏のうちに漢文の句法の講座を受講したとかいうやり方です。もちろん、1回勉強してその後ずっと忘れないということは無理ですから、さらに記憶に定着させるには、繰り返すことが必要です。そこに「時間」が必要になります。

ですから、高2生はもちろん当然ですが、高1生でも、できるだけ早く「受験勉強」としての古文・漢文をスタートしてください。高1生はこの冬くらいから始めれば、300くらいの古文単語を、受験時までに、やろうと思えば3、4回は繰り返すことができます。完璧を期して1回やるよりも、ザッとでも4回繰り返したほうが頭に残ります。

新テスト対策にも土台の力は必要

高1生は、2020年度からの、センター試験に代わる新テストを受けることになります。試行テストが行われたとはいえ、まだ傾向は不鮮明ですが、どのような設問の形になろうと、古文・漢文はとにかく問題文の読解力は必要なのですから、そのための古典文法・古文単語・漢文の句形などの土台の力はつけなくてはなりません。しっかり、土台の力をつけておけば、設問に対応することもできます。

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