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学習アドバイス

数学 青木純二先生の学習アドバイス

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数学 青木純二先生

公式は覚えるだけでなく、自分で創って使うものという変わらぬ想いで、20年以上教壇に立ち続けてきた本格派講師。「なぜそうなるの?」を考えることを数学の基本とした講義は、本物志向の生徒から永く支持される。既知の修得はもちろん、一つの考え方から発想を広げ、自分の頭で考え続けるトレーニングを通じて、未知なる問題を解決できる力を養成する。

問題演習の考え方

受験シーズン目前ですが、数学に関していえば、11月は徹底的に問題演習に取り組む時期です。その際に注意しなければいけないことは、「その問題は本番ではまず出ない」ということ。つまり、その問題の解き方を覚えることも、解答をノートに写したりすることも、あまり意味がないということです。

皆さんは試験会場で生まれて初めて見る問題をその場で考えて解き上げなければなりません。その際、①その問題の意味を考え、②実験などで答えを予想し、③適切に立式し、④確かな計算を実行し、⑤答えにたどり着く、などのプロセスを経る必要があるのです。人が解いたこの流れを覚えるのではなく、自分でこの流れを作れる人になることが皆さんの最後の仕事です。「なぜこの発想になるのか」「どうしてこういう設定したのか」などを意識しながら、過去問演習等に取り組むことが大切です。

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12月以降は二次試験対策からセンター試験対策に徐々に比重を変えていき、1月はセンター対策一色となるでしょう。しかし、センター試験2日目が終了したら、すぐに二次試験対策に頭を切り替えられるように意識してください。「落ちたらどうしよう・・・」という不安は誰にもあります。でも、考えても仕方のないことは考えない。まっすぐ先を見据えて突き進む精神的な強さを決して失わないように頑張ってください。

数学を理解することを大切に

高2・1生の数学の勉強で最も大切なことは、問題演習をすることよりもまず学習した内容をしっかりと理解する時間を作ることです。この理解の深さが入試問題を解く力につながっていきます。「問題の解き方を覚えたからOK」という考え方では大学入試を突破することは難しいです。問題を解くことよりも概念の理解を優先させること。

新年度を迎えるにあたり、高2生は今から、受験生になる覚悟を持ちましょう。まずは自分に厳しく、生活を変えること。理系の人は、数学Ⅲの学習がいつ終わるのかを確認しておきましょう。学校差や個人差はあると思いますが、理想は実際に高3生になる前、来年の3月頃までにひと通り学習が終わっていることです。

高1生は今から受験生のように気を張る必要はないですが、受験生になったらどんな生活スタイルになるのか想定しておきましょう。

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数学の学習でよく勘違いするのが「問題が解ければよい」という錯覚です。それが単に「解き方を覚えただけだった」という場合はなおさら注意が必要です。「なぜそうなるのか」を常に考えながら数学と接していれば、1年後の学力は驚くほど違っているはずです。

受験生になる心構えは本紙でも述べましたが、自分に厳しく、生活を変えること。たとえば、今の生活が半年後、同じスタイルではもちろん甘いです。息抜きは必要ですが、まだ受験生として走り出していない段階で、自分へのご褒美を考えているようではまだまだ自覚が足りません。厳しいことかもしれませんが、そのような覚悟で受験生生活を迎えてほしいと思います。

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