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学習アドバイス

日本史 井之上勇先生の学習アドバイス

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日本史 井之上勇先生

語りかける口調はとても穏やかだが、緊張感のある厳しい指導で定評がある。しかし、その厳しさは生徒の成長を思ってこそであり、講義は人気を博している。つねに生徒と同じ目線に立ち、入試問題に対する的確な思考法を教えてくれる。気がついたときには、ダイナミックな歴史の流れが一本の糸につむがれ、連綿と輝いているはずである。

思考する学習を忘れずに

センター試験本番に向けて「政策」や「出来事」について、「なぜ実施されたのか」、「結果どうなったのか」などを思考する姿勢を持ち続けてください。直前期になると、天皇・内閣の順序など、記憶が維持できているかという学習に終始しがちで、考えることをしなくなる受験生を目にします。

センター試験の設問の多くは、思考力を問う問題で構成されています。政策・出来事の原因・結果などを常に意識しながら学習を続けていきましょう。

また「センター試験本番レベル模試」等を見直して、間違えたところについては同じ失敗を繰り返さないようにすることが重要です。一方で、もっと多くの問題に取り組みたい人は、「センター試験本番レベル模試 日本史B」(東進ブックス)に取り組むことをおすすめします。先輩たちの受験データも掲載されているので、モチベーションの維持にも役立つはずです。

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「政策」「出来事」の時期を意識した学習を

誤文は、(a)文の論理性が誤っているもの、(b)時期を組み替えているもの、の2つのパターンに大別されます。(b)を誤文だと判断するためには、「政策」「出来事」の時期に関する大まかな感覚を養っておく必要があります。また、読解が必要となるグラフ・表の問題は、基本的な年代を把握していることを前提としている設問が多いことを知っておきましょう。

とはいえ、教科書に記載のある年代を、直前期に全て把握しようとするのはナンセンスです。確実に押さえておかなければならない年代はそれほど多くはありません。

「政策」や「出来事」については、つねに「いつ」を意識して学習を進め、最重要と考えられるものについては、年代を再確認する姿勢をもてばよいでしょう。

「目的意識をもって演習を行う」

漫然と“解いて採点する”だけでは、長続きしません。以下のように、工夫しながら演習を進めていきましょう。

(a) 出題形式を認識しようとする意識をもち、2文選択・4文選択・年代整序など、同じ形式の設問を集中的にとりくんでみる

高得点を獲得するためには、出題形式を把握することが不可欠です。

(b) 視覚教材を用いた問題、史料問題など、やや特殊な形式の問題に、集中的にとりくむ。

慣れてくれば、実は難しく思えた写真・地図を利用した問題が、実はそれほど多くの知識を求めているわけではないことに気づくでしょう。

(c)得点を一覧にする

本来の実力は1年分の問題を解いただけではわかりません。数カ年分解いて得られた得点の平均値が実力です。そのため、本当の実力を把握するために,時間を量って数年分解く必要があります。できるだけ本番と同じ環境を整えて解答・採点し、得点をメモしていきましょう。目に見えるかたちで得点を残すことは、モチベーションの維持、目標の設定に大きな役割を果たします。

教科書に記載されている図・表・地図を確認する

資料集のような副教材は、わかりやすい図や、教科書に記載のない絵などが記載されていて、日本史学習に不可欠なツールです。

しかし、出題者が最優先で参考にするものは、教科書であることを認識しましょう。直前期に情報過多で混乱する事態を回避するためにも、資料・史料は教科書で確認しましょう。

既習の情報にも警戒する

しばらく取り組んでいない時代・分野は、記憶から遠ざかっていくのが当然です。「既習だから」と安心しないようにしましょう。

直前期の模試は「弱点となっている時代や分野を把握する」模試

全ての受験生に共通する、普遍的な「12月にすべきこと」はありません。たとえば、健康でいたいと考えるならば、人間ドックを受診して、(1)血圧が高いか低いか、(2)痩せているのか、太っているのか、などを把握する必要があるのと同じです。人間ドックの受診にあたるのは、センター試験の過去問や本番レベル模試の演習です。

センター試験日本史Bは、第1問がテーマ史、第2問が原始・古代、第3問が中世、第4問が近世、第5・6問が近現代、というように出題される時代がほぼ一定しています。たとえば大問ごとに取り組むなどして、弱点となっている時代を見つけ出してみましょう。

把握した弱点を重点的に学習すべきであることは、いうまでもありません。

解説は重点をおく部分とそうでない部分を判断しながら確認する

解説を熟読するのは大切なことですが、直前期の今は、把握している知識も多くなってきているはずです。すでに理解できている事項について、問題を解き直したり解説を熟読したりすることは、効率のよい学習法だとはいえません。

設問の見直し・解説の熟読は、弱点分野・時代に多くの時間を割くなど、軽重を意識しながら進めましょう。多くの時間がかけられないのであれば、解説の確認に割く時間は、問題を解いた時間の半分(30分)に設定するなど、メリハリを意識した復習を心がけてください。

解説授業を受講する

センター試験本番レベル模試の解説には、問題を解くための情報が不足なく掲載されています。しかし、目で解説を確認するよりも、歴史用語を耳にもいれたほうが効果的であるのは、いうまでもありません。また、紙面では十分に伝えきれない情報もあります。そこで、解説授業をぜひ受講してみましょう。ポイントを簡潔に解説しています。

自信をもつ

「これまでよりも得点が落ちた」、「周囲のレベルがあがっている」…など大きな不安に苦しむことがあるかもしれません。自分を信じてください。直前期においても知識がほとんど完璧だといってよい受験生はいません。

一方で、3~4日の冬期講習で、1日目に弱点などを発見できた受講生が、最終日までに異常なのびを示していた(猛烈に復習したのだと思います)という例もめずらしくありません。模試の結果がどうであれ、自分を信じ、「最後まで成績をのばす」という信念をもって取り組んでください。

教科書を読む習慣をつけよう

日本史は教科書が学習の基本ですが、教科書を読む習慣を定着させるのは容易ではありません。要因は、目的意識の欠如にあります。今日は「○○を理解する」など目的意識を持って臨んでください。

読んでいるつもりでも、アタマのなかには入ってこないというのであれば、 ①声を出して読む②手を動かす(重要だと思う文や語句にマーカーをつける)③理解したことを書いてみる(ノートを作成する)など、工夫しましょう。いずれにせよ、何度も反復して把握していくべきものです。地道な努力を続けていきましょう。

日本史学習では時代の枠組み、フレームを把握しましょう。そのためには政治史を中心に、各時代のおおまかな動きなどを把握していきましょう。なお、センター試験をはじめ、細かい知識を要求される傾向にあるのは近現代史です。入試の現状に対応して、近現代に重点をおいた学習を進めていきましょう。

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大まかな予定をたてる

センター試験のレベルであれば、数ヶ月で通史の学習を終わらせるといったことも可能です。ただし、短期間で身につけた知識は、同じく短期間で記憶から失われていくことリスクがあります。

仮に3~4ヶ月で通史学習を終了させるプランを立てて、そのプランを達成できたとしても、そこがゴールだとは思わないようにしましょう。

ペンキ塗りのイメージ

浅くてもよいので、大まかな流れを押さえるために、A期間までに古代、B期間までに中世、といった目標を立て、たとえばB期間の目標が達成できなかったとしても、C期間の課題にとりくんでみてください。当然中世はすっぽり抜けてしまうことになりますが、2回目に取り組むときに把握すればよい、と考えてみてください。

なお、2回目の通史学習では、(a)1回目の内容を確認する (b)1回目よりもやや細かい情報まで押さえようとするなど、1回目の復習と+αの知識を定着させようと意識しましょう。

1回目は教科書本文のみ、2回目は脚注まで読む、3回目はグラフ・表まで対象にする、というように、ハードルをあげていくとよいかもしれません。

「繰り返すこと」これを常に念頭においてください。 

センター試験同日体験受験(1/19・20)」について

日本史の実力はそれなりにあったはずなのに、センター試験では今ひとつ得点できなかった受験生を数多くみてきました。本番に近い状態で問題に取り組む機会が少なかった受験生です。

本番の1年前に、当日と同じ雰囲気で問題を解いてみることの意義は大きいです。1年後の自分を想像しつつ、ぜひ「同日体験」の受験会場にむかってください。

もちろん入試本番が1年後であるといった時期に、受験日本史の全範囲を網羅的に終了している受験生は多くはありません。高得点をめざすというより、オリンピックと同じ姿勢(「参加することに意義がある」)で臨んでみてください。

とはいえ、高得点が得られれば、学習にはずみがつくはずです。受験前の準備として、ぜひ浅く広く日本史をとらえようと努力してみましょう。全体を把握するために、高等学校日本史Bがとりくみづらいのであれば、中学社会の教科書を利用してもよいでしょう。

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