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学習アドバイス

古文 栗原隆先生の学習アドバイス

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古文 栗原隆先生

20年を超える指導経験から、東大・難関大志望者に絶大な信頼を得る真の実力講師。「構造分析による本文解釈」と「出題者の心理・行動分析による設問解法」を軸に、独自の図表や心和ませる古典エピソードを交え展開される講義は必聴。あらゆる入試問題にも素早く、確実に正解へ導く本質の指導を追究する。

入試がゴールではない

「結果に対する恐怖感から何も手につかなくなり、時間ばかり過ぎてしまう」というのが、今の時期最もダメなパターンです。これを避けるためには、まずは考え方を変えましょう。今勉強していることは、これから先大学で研究する学問の礎になります。ですから「入試がゴール」と思うのではなく、「これから先の人生のための勉強をしているんだ」という意識を持って、今までどおり、コツコツと勉強を進めていってくださいね。

古文の入試問題では出題者は何を問いたいのか、どうしてそこに傍線をつけたのかを考え、本文の中からその要素を抽出し、出題者が求める形式で、正しい現代語として答案を構成しなくてはなりません。今から新しい教材に取り組むのではなく、これまで勉強してきたテキストや問題集を繰り返し勉強することで、最初に気づかなかった重要な箇所や間違えた原因が明確に見えてきますよ。

試験前日は、入試会場までの道順を再度確認しておくこと。試験当日は、通勤ラッシュや事故等、時間通り到着するとは限りませんから、余裕を持って予定を立てておきましょう。また、特に記述式試験の場合、「自分が理解している語彙」と「表現できる語彙」はできるだけ豊富にしておく必要がありますので、何の教科でも良いですから、試験数分前まで活字に触れておくことをおススメします。

脳を活性化させるためにも食事は重要ですから、試験当日の昼食にも自分が食べやすいものを用意して、試験に挑んでくださいね。「緊張で昼食が食べられなかった」というのは絶対に不利ですよ。

理屈をしっかりとつかもう

語学は1つのシステムです。そのシステムがどのように構築されているかを押さえてしまえば、あとは簡単です。文法も、ただ活用を丸暗記するだけでは途中で嫌になってしまいますから、どのように言葉が組み立てられているか、その理屈をしっかりとつかむことが大切です。独学で勉強するのはなかなか難しいので、時間を有効に使うためにも、東進の授業を活用しましょう。まずは基礎的な講座を一つ受けることから始めて、その授業と馬が合いそうだと感じたら、発展的な講座へと進んでください。

入試の古文というのは、作者との対話ではなく、出題者との対話です。2/24の「第1回 2月センター試験レベル模試」や2/25、26の「東大入試同日体験受験」を受験したら、「出題者はここで一体何を問いたいのか」を考えながら復習すること。ただやみくもに問題集を解いても力はつきませんよ。

現在私達が話している日本語のもとになったのが「古語」ですので、大きな枠組みは変わっていません。文の型は「動詞文」「形容詞文」「形容動詞文」「名詞文」の4つ。主語がないのは当たり前で、その述語の部分が一体「誰の動作」であり、「誰の状態」であり、「誰のこと」なのかを考えるのが古文の勉強なのです。「型」からのアプローチが重要ですよ。

 日本語は孤立言語と呼ばれ、他言語と比較することができません。しかしこれからどんどん言語学的な研究が進み、「古語」がもっと研究されれば、他言語と共通する祖語が発見される可能性があります。実際に、万葉集では「母音調和」に似た現象が起こっていることがわかっていて、もしそれが「母音調和」であるとすれば、アルタイ語の中に日本語を含めても良いのではないか、という説もあります。日本語という孤立言語を今後研究する上で、「古語」は絶対に無くてはならないのです。「古文は社会に出たら役に立たない」と切り捨てるのではなく、世界の中の言語として見ると、古文がもっと楽しくなりませんか?

 勉強は辛いですが、研究は楽しい。どこが違うのかと言うと、自分で興味を持ち、もっと知りたい!と勉強するのが研究なんです。皆さんにも、「もっと知りたい!」と思えるものが必ずあるはず。様々な分野の中からそれを見つけることができたら、皆さんの勉強は研究レベルになりますよ。もちろん、基礎的な事項等、ある程度覚えなければいけない要素はありますが、単なる「やらされている勉強」ではなく、その先にある自分の研究のための勉強なんだと思って進めてくださいね。勉強する中で、何か疑問に思ったことがあれば、そのままにしないで必ず質問すること。疑問が湧くこと自体が、進歩ですよ。

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