TOSHIN TIMES on Web
>
TOSHIN TIMESバックナンバー
>
学習アドバイス

英語 土岐田健太先生の学習アドバイス

バックナンバー:

絞り込み検索:

英語 土岐田健太先生

学生時代より黙々と日々研鑽してきた努力人は、「実用英語」と英語文化の「教養」の橋渡しをする。英語圏の文化背景から英語を捉え直す講義スタイルは、これまでの英語観を大きく変え、将来まで通用する圧倒的な英語力を習得できる。高校生だけでなく、社会人対象の資格講座や教養講座も担当。「知的な面白さ」を追求し続ける講義で、受講者の知的好奇心を満たし、合格のその先の将来と向き合う自信をも与えてくれる。

「文法力」は「成長の幹」になる!

プロのアスリートほど、「基礎」を大切にしています。受験でも「基礎力」の高い生徒が合格を勝ち取っているので、今回は「基礎力」に絞ってお話をします。

基礎力とは「英語の一文に含まれる文法事項と単語がわかり、完全に身についている状態」です。時代の流れによって細かい変化はあっても、「文法のルール」の幹にあたる部分は骨太です。「文法力」は英語力を支える大きな「武器」になります。

実は、上手くいかない受験生には「残念なパターン」があります。それは、「先輩がこれをやっていたから私もこれを使う」という都市伝説の実践です。大量の問題をやみくもに丸暗記するだけでは、力はつきません。

一方で成功する受験生にも「黄金パターン」があります。それは「理屈」→「反復」の流れを大切にすること。授業で「文法の理屈」を理解し、その後で「豊富な演習」をします。文法は前半戦の勝負の要です。特に「読解」の肝となる「文型」、「準動詞(不定詞・動名詞・分詞)」「接続詞」「関係詞」「時制」「比較」「仮定法」の項目は、4~5月にじっくりと時間をかけて、完璧に仕上げておきましょう。さらに、「総合力」を鍛えるために、5~6月は文法から読解への橋渡しとして「句と節:名詞・形容詞・副詞のカタマリ」の理解を完璧に仕上げておきましょう。講座の確認テストや修了判定テストはその流れを意識して作られているので、キッチリ活用していきましょう。

英単語は「五感がフル稼働」する方法を使うと忘れなくなります。「語源&イメージング・イラスト・発音・フレーズ音読」は非常に効果的です。「0.1秒で意味が言える状態」まで英→日の順に声を出して覚えます。さらに、「電子辞書の発音ボタン」や「付属CD」を活用すると、ググっと記憶力が高まります。

<以下web限定>

「単語力」は「工夫」で力をつける!

本紙では触れられなかった単語の学習について、今回はcommitという単語を例に複数のアプローチで覚える方法を紹介しましょう。commitの語源は「完全に(com)送る(mit)」→「尽くす」となりました。ませた高校生の会話では「オレあの子にコミットしてるからさ」と日常でも耳にしますよね。カップルの絵を書いて、キモチが一途に彼女に向いている絵を書いて覚えてもOKです。フレーズでは、be committed to X「Xに尽力する」がよく使われるので、「0.1秒で意味が言える状態」まで英→日の順に声に出して覚えます。「電子辞書の発音ボタン」や「付属CD」を活用すると、ググっと記憶力が高まります。

模試で「自己分析力」を磨く!

模試の結果に一喜一憂せず、「自己分析」の絶好の機会と捉えることが重要です。「4月センター試験本番レベル模試」を受けた後も、「時間配分のチェック」と「自分の分野別の得点率」も見てください。成功した生徒のパターンを紹介しましょう。紙に「現状分析・苦手分野」と「対策」を書き、壁orスマホの画面などに貼っておきます。それを1週間以内に克服するプランをメモしておき、いつでも目に触れるようにしていました。例えば、100点未満~160点のラインだと、個別の弱点のほかに、「未習分野がある」「一文一文の把握力が弱い」「選択肢の吟味が不足している」「時間配分が甘い」など、共通した課題を抱えていることが多いのです。

みなさんは、「ダイヤの原石」です。「磨き方」さえしっかりしていれば、勉強で輝けるのが「受験勉強」です。将来輝くためにも今「泥臭い努力」と「工夫」を積み重ねてください。

時間対効果を意識した学習をしよう

高校での勉強の指針は「時間対効果」を意識することです。予習ではまず辞書を引かず、本文の読解をしましょう。評論文ならば、「何が言いたいのか?」「どういう根拠があるのか?」などを意識して、メリハリをつけて読みます。次に、一文の「文の構造」や「語句レベル」を意識しながら丹念に読んでいき、その中で「自力ではわからない」部分をチェックしていきます。「『わからない』の見える化」をするのです。

復習は、①「10分復習法」②「弱点補強」③「音読」がおススメです。

①「10分復習法」。受けた授業を10分で「口頭要約」or「プチ講義」でおさらいします。「人に伝える」つもりで話すと、その内容が驚くほど頭に入るものです。

②「弱点補強」。これは「調べ学習・暗記・類題演習」などです。単純に知らなかった単語を覚えるという勉強のほかに、「調べ学習・類題演習」を入れると、なお復習は効果的です。

③「音読」。これは最も重要な勉強法です。「音読」は復習を総合的に行うのにおススメの方法です。「単語・熟語・文法・文のカタマリ」などを語順どおりに掴む力を養うことができます。音読する時はできればモデルCDのお手本に沿って学習を進めたいところです。

「入試の変化の過渡期」は「あれも・これも必要」と悩んでしまうものです。しかし、大事な勉強のエッセンスは変わりません。また、大学入学共通テストや4技能入試だけではなく、各大学の「理念」にも関心を寄せてみましょう。意外とトップ校ほど、「学問の文献講読力」を求める大学や「英語+αの思考力」を、入試を通して問う大学もあります。

「求められている人物像」と「自分のなりたい理想像」の重なる部分を探して、自分の本当に行きたい志望校を見つけてくださいね。

<以下web限定>

大学入学共通テストや今後求められる「学力」とは?

「大学入学共通テスト」で求められる力を考察してみましょう。今回は、英語の共通テストで「最も重要な力」に絞ってお話しします。それは「情報検索力」と「情報分析力」です。

<情報検索力>

「情報検索力」とは、「必要な情報を探し、それを活かす力」のことです。世の中は様々な情報で溢れかえっています。その中から「的確に情報をつかみ取り、それらを適宜組み合わせて活用していく」力が求められています。つまり、必要な情報の「取捨選択」の力が問われています。この力に関しては、「センター試験」と同じなのです。広告・図表・グラフ問題の「目的」を問う問題と一緒ですから、「センター試験の過去問」がバッチリ良い練習素材となります。

<情報分析力>

さらに、共通テストでは、過去のセンター試験から一歩進んで、より明確な意図で「情報分析力」を求めると予想できます。その力をつけるためには、「まとめると?」「違いは?」を習慣化すると差がつきます。特に、新テストの設問で差がつきやすいのは「共通点」と「相違点」を見つける問題です。特に「共通点」を探す力は将来にも役に立ちます。共通テストの英語の文章自体はとても易しいです。シンプルな英文ゆえ、「複数のテクストを比較参照する力」、そこから「共通点」を見つける力が顕著に問われているのです。

共通点を探るのに必要な「分析力」は、同じ「仲間」でくくる力です。一方、相違点なら「仲間外れ」を見抜く分析力です。例えば、ゴリラ、チンパンジー、人間なら・・・「霊長類(primates)」とグルーピングできます。また、てんぷら、寿司、すき焼きなら・・・「和食(Japanese food)」とまとめられますね。そこに「パスタ」が混ざっていると「相違点」とわかります。応用問題として、AとBの発言の「共通点」と「相違点」を探る問題が試行テストでは問われているので、普段から「共通点」や「相違点」を考える習慣が大切です。

4技能入試に向けてのアドバイス

まず「1つ得意なテーマを作る」ことが大切です。例えば、入試にも頻出の「人工知能」に興味があるならば、「人工知能」に関する「読解」をして、それと関連する「リスニング」をします。リーディングとリスニングは「受信・理解」なので、相関関係が高いのです。同じテーマの読解&リスニングをすることで、「興味」を深めながら学習をすることが可能です。なお、「音声学習」では「英語の音のストリーム」「音のつながり」「音の脱落」など、英語らしい音声をチェックして、意味と音の一体化を行うことも実力アップにつながります。

「ライティング・スピーキング」は「発信」に当たるので、こちらも相関関係が強いです。「インプット」で培ったストックを用いて、能動的に使いたい「英語表現」を蒐集します。話すことは「十分なインプット」をした後で行うのが僕のおススメの方法です。特に、英語の運用では「アクティブ・ボキャブラリー(運用語彙):英語を書いたり話したりする際に必要な語彙」の習得が必須です。単語集でも「運用」の観点から「選抜メンバー」を選んで、積極的に活用していきましょう。例えば、「重要な情報を伝える語彙」「価値観を伝える形容詞」のように「選抜メンバー」にグルーピングをしていきます。資格試験では「言い換え力」が語彙の豊富さの加点対象にもなりますので、同じことを別の単語で言い換える練習は有効ですね。

次に、リーディングとリスニングで内容の理解を深めたら、「人工知能」に関してエッセイライティングをします。その際には、「一般論」「主張」「理由」「具体例」「結論」などの構成を立ててから、「十分な推敲」を練り、良いエッセイに仕上げておきたいです。「身の丈に合った解答」を作るのが大事なので、「シンプルな内容」が好ましいです。意識的に収集した語句を散りばめることも忘れないでください。「見たことのある表現だけを使う」を守ることで、「intelligible(伝わりやすい)」な英語になっていきます。

最後に「スピーキング」です。話すことは「スピーチ(speech)」と「インターアクション(interaction)」の2つが主です。今回は「スピーチ」に絞ってみましょう。スピーチでは、エッセイライティングの「ネタ」を土台にしましょう。エッセイライティング以上に時間も限られているので、「シンプリフィケーション」に徹することになります。仕込みとして、ストックした表現を「日本語→英語」で瞬間的に言えるように練習しておいてください。話すときの構成はプレゼン技術として有名な「PREP(Point/ Reason/ Example/ Point)法」の流れで話すと、説得力が増します。スピーチの定型表現として、X is important/ critical/ vital.「Xは重要です」One factor/ reason is that SV.「要因・理由の一つは~です」やAnother factor/ reason is that SV.「もう一つの要因点理由は~です」Let me give you an example./ Let’s say ~.「~の例を考えてみましょう」などの表現は使えると、メリハリのついた話し方になります。最後のまとめの1文はIn short, SV.「まとめると、SVです」やMy point/ The bottom line is that SV.「言いたいのは~です」などバリエーションの利いた表現を使えると、スピーチの締めとしてググっと完成度が上がります。

バックナンバー:

絞り込み検索:

大学への資料請求はこちら!