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学習アドバイス

英語 土岐田 健太先生の学習アドバイス

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英語 土岐田 健太先生

学生時代より黙々と日々研鑽してきた努力人は、「実用英語」と英語文化の「教養」の橋渡しをする。英語圏の文化背景から英語を捉え直す講義スタイルは、これまでの英語観を大きく変え、将来まで通用する圧倒的な英語力を習得できる。高校生だけでなく、社会人対象の資格講座や教養講座も担当。「知的な面白さ」を追求し続ける講義で、受講者の知的好奇心を満たし、合格のその先の将来と向き合う自信をも与えてくれる。

「出題者の意図」に目を向ける

「入試問題」は受験生への「メッセージ」を伝えています。「こんな学生に入学して欲しい」というメッセージをつかむ。そして、それに応えられる準備をすること。これこそが受験勉強後半の指針になります。9月からは「インプット」から「アウトプット」の学習へ移行する時期です。最重要なのは、「自己分析力」です。過去問を解くと、「自分の弱点」が浮き彫りになります。合格する受験生は「弱点」を「補強」します。東進の「過去問演習講座」の解説授業も大いに活用してください。解説では「出題者の意図」「取るべき問題・捨て問」さらに「具体的な合格のための勉強法」などが満載です。

「戦略」を練るために「過去問研究ノート」を作ってみるのもおススメです。ノートに書くときは「分析時間10分」と短時間に区切って行うことがポイントです。そのうえで、以下の2つの着眼点が重要になります。1つ目は「繰り返し問われているポイント」の研究です。例えば、「筆者の意見が端的にまとめられる“this+名詞”に下線が引かれている」や「指示語の把握」など、「出題者が繰り返し狙ってくるポイント」をまとめておきます。要するに、「問われるポイント」の見える化です。2つ目はシンプルに、「気づきと次回の注意点」を書くことです。例えば「合格最低点」との距離。個別の試験は、独自の「エッジ」が効いているので、工夫次第で活路が見い出せることも多いのです。さらに「解く順番」も意外と自分に「しっくり来る手順」があるものです。「知識問題(文法・発音・アクセントなど)」→「思考問題(長文・自由英作文など)」の解く順序を工夫することで、最適な時間配分を見つけられます。「過去問」は「敵」を知ること。そして、それを徹底すれば、将来の「味方」つまり母校に変える力になっていきますよ。

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さて、「模試」は「軌道修正」に使うのが大切です。9月22日の「難関大記述模試」や「有名大本番レベル模試」などでは、受験勉強の範囲をすべて一通り終わらせておくことを目標にしてください。最も大切なのは、模試前の「メンテナンス」です。「分野別」の課題を浮き彫りにして、これまでやって来た問題集も抜け漏れチェックを余念なくやってください。10月27日の「全国統一高校生テスト」では、一度1週間前くらいから「総復習」を入れてください。プロのアスリートは「練習」から「本番」を意識すると言います。特に、終わった後はできれば「部分的な修復」(その問題限定の復習)にとどまらず、その分野の「総合的な修復」(仮定法なら、仮定法の総復習)を行ってくださいね。

「タイミング」と「やり方」に注目して「単語と文法」の学習を

高2生、高1生が9月中にすべきこと、それは「単語と文法」です。「意外とこれまでと変わらないアドバイスじゃん!」と思った人は、「タイミング」と「やり方」に注目してみてください。大学入学共通テストでは、「リスニング」もリーディングと同じウェイトを占めます。つまり、「ギリギリ滑り込みセーフ」ではなく、これまで以上に「余裕を持った受験勉強」が必要になります。

ならば、夏休み明けでたるみがちなこの期間に「終わらせるべき課題」をやってしまおうということです。「文法」から話しましょう。「文型」と「句と節」を一番の相棒にしておきたいです。その際に「ルールの理解(インプット)」→「演習(アウトプット)」の流れを大切にしてください。さらに、これまで以上に例文の「音声学習」を取り入れてください。一文レベルでいいので、テキストについている例文の音読やリピーティングをするのです。その際にIt is important to have enough sleep .「あることが重要だ(何が?)」「充分な睡眠をとることが」と「カタマリ」を意識しながら音読するようにしてください。「仮主語」や「真主語」の考え方を理解したうえで、「前からカタマリでつかむ練習」を重ねる。これはリスニングで「前から英文を処理する力」をつけてくれます。

次に「英単語」。こちらも「イメージ学習」と「音声学習」が大事です。リスニングで問われることを見越して、単語は普段から「イメージ化」「音声」を使って勉強するようにしてください。具体的な対策で言うと、「0.1秒で頭の中でヴィジュアル化」できる力が「リスニング」では重要になります。今後は、「リスニング」を見据えて、文法や単語の勉強から「音声学習」を組み込むことがますます重要になるでしょう。今すぐ「単語と文法」の音声学習を始めてみませんか?

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単語学習について補足します。companyを例に「イメージ学習と音声化」を考えてみましょう。companyは「会社」という意味は誰もが知っています。しかし、「一緒にいること」という意味は知らない人が多いです。companyは元々「com(一緒に)pany(パンを食べる人たち)」という語源です。欧米の習慣で、一部の地域や儀式では「パンを一緒にちぎって食べる。葡萄酒を飲む」というものがあります。これが今ではあまり意識されなくなり、companyは単に「一緒にいること」という意味で使うことがあります。会話でもI enjoyed your company.「一緒に過ごせて楽しかったです」という英語はメチャメチャよく使います。これは何気に、早慶レベルでも問われる知識です。これを「ビジュアル化」して覚えてください。「友達と遊んだ時」「恋人とデートしている2人」のように、絵が一瞬で浮かぶようなトレーニングをしておきます。さらに、「電子辞書」や「付属CD」の有効活用で差が付きます。僕自身、実は「発音記号」と「電子辞書の発音ボタン」の利用をしてから、単語が覚えやすくなりました。電車に乗っているとき、間違って発音ボタンを押してしまったのですが、その時のことは今でも覚えています。しかも、周囲にいたのが「英語圏の方」だったようで、その後しばらく例文をたくさん紹介してくれました・・・。60歳になっても、90歳になっても言える自信がありますね。「音声化」と「感情」は単語の記憶力をググっと高めてくれるのです。

「将来」の目標を考える時、「原体験」を思い出すことも大切です。僕の場合、幼い頃読んだ絵本を思い出して、その本が『ジャイアント・ジャムサンド』という本でした。言語の持つ特有のリズムや言い回し、さらには「外国」の香りを「翻訳」から感じ取り、「英文科」で外国の文学の思想・文化背景などを掘り下げたいと思ったのです。あまり、「役に立つか」「役に立たないか」という観点から学部を選ぶのはもったいないです。「自分の原体験」をもとにして、「興味・関心」から「学問分野」を選ぶことで、受験勉強の起爆剤となります。自分の関心ある分野の第一線の研究者の本を読むのもおススメです。高校生の時、斎藤兆史先生の『英語達人塾』という本を読んで、英語の達人の勉強法を一通りやってみました。第一線の研究者の高い水準の勉強法は、僕の大きな支えとなりました。その体験は、受験勉強が決して「ゴール」ではなく、その先に進むための「通過点」と考えられるきっかけとなりました。

また、「直感」も大切にしてください。高校生の時、アルピニスト野口健さんが高校に講演にいらっしゃいました。その時の「話術」と「多くの人に伝える努力」「言葉通り実現する姿勢」が大変印象的だったのです。僕は「将来は人前で話す仕事をしたい」「本を書きたい」「言ったことを実現したい」と思えるようになり、この体験がなければ僕は英語講師という仕事を選択することはなかったかもしれません。ちなみに、熊本に授業に行った時、たまたまフライトが一緒で当時のお礼を言うことができました。このように「原体験」や「カッコいい大人」を見つけることが「志」を探る手掛かりになるのでは?

さっき、電車に乗っていました。受験生だけではなく、大人の9割が「スマホ」をいじっています。スマホで情報検索したり、仕事に活用したりすることはもちろん大事です。しかし、「勉強」に集中する10分と明確に設定することで、「ダラダラ時間」を「できる人の時間」に変えることができます。この10分を「勉強」に当てる習慣をつければ、ライバルに大きな差がつきます。なぜならば、1年で3650分得ることになり、それって丸2日以上の時間を手に入れたに等しいのです。それはみなさんが受験本番までに喉から手が出るほど欲しい時間となるのです。今すぐ変えられる10分の習慣。スマホを見ずに、「単語集」を見ることに時間を使ってみませんか?

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