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第1回目となった13日(土)には、中学1年から高校3年までの生徒とその父母らが参加した。静岡文化芸術大学学長の川勝平太氏による『「美しい国」日本について』と題された講義では、日本の形成について、歴史や地理から考察。有史以来、日本が東洋や西洋の文化をどのように取り入れ発展を遂げ、未来へどのように繋がっていくのかについて興味深い講義が展開された。
講義後の質疑応答は、講義を聴くだけでなく自ら考え質問し、さまざまな意見を共有して答えを見出していくことで、リーダーにふさわしいコミュニケーション能力を養うのがねらい。参加した生徒から「日本人の信仰心」や「日本の英語教育」についての質問があり、活発な議論が行われた。

▲榊原英資塾長による入塾式。
▲川勝先生の「日本について語れる力を持ってほしい」という言葉から講義が開始。
▲「平安、鎌倉、江戸、安土桃山……」日本の時代区分は全て土地名からつけられているなど、日本の歴史についての考察が展開。
▲講義後は活発な質疑応答が行われた。

東進ハイスクール武蔵小杉校
尾崎 奈緒さん
東京都 私立 田園調布学園高校 2年

今回の講義では「時代」というのがテーマでした。私は歴史にめっぽう弱いですが、先生のお話は不思議と自然に理解でき、驚くことがたくさんありました。
時代には「鎌倉」「室町」「江戸」と、当時栄えた地域の名が付けられます。そこで現在私たちが生きている時代は最も栄えている地域「東京」の名が付けられると思われます。時代は、各々を文化で分けることができ、鎌倉・室町は東洋文化、江戸は日本の伝統文化です。では東京時代は何かというと西洋文化です。
しかし、西洋文化が東京に広がりきりそうな今、日本は新たな時代に突入しなければなりません。
そこで次に何を日本は目指せばいいのか。それは「世界の見本となり環境を考える」文化の創出です。今まで世界の文化を取り入れてきた日本だからこそ世界のあらゆる環境を知ることができるのではないでしょうか。
そしてその新時代をリードしなければならないのが私たちなのです。「あの頃はよかった」という時代を生きたことがない私たちだからこそ、「あの頃より今のがずっといい」と言われるような時代を作り出さなければならないのです。
これから私たちが生きていく時代を私たちが作っていくのです。そしてその時のために今は自分自身が獲得できる精一杯の知識と経験を積んでおかなければならないと思いました。
東進ハイスクール青葉台校
北原 しおりさん
神奈川県立 横浜緑ヶ丘高校 2年

会場には東進生だけでなく親子で申し込みをしてきている方もたくさんいてびっくりしました。お話の内容はとても分かりやすく、かつ丁寧に話して下さったので聞いている側も興味をかきたてられるような講演でした。私たちが住む日本は地理、歴史、文化とあらゆる面から総合的に見て、地球に見立てることができるという所に感動しました。
これからの日本を担っていく立場として私たちが今やらなければならないことは、環境を美しく保ち、日本の益々の発展を推進すること、そして日本の抱えている問題を一つひとつ解消していくことだと思います。当たり前のことを当たり前にやることが実は難しいのだとどこかで聞いたことがありますが、私もその通りだと思います。自国を愛してこそ自国が分かり、自国を理解してこそ自国を愛おしく思えるではないでしょうか。だから私も川勝平太先生のようになりたいと思います。今回は貴重な機会を与えて下さり、ありがとうございました。
東進ハイスクール都立大学駅前校
鈴木 理紗さん
東京都 国立 筑波大学附属高校 3年

「美しい国、日本。」第九十代内閣総理大臣を務めた安部晋三氏の掲げたスローガンだ。今でこそ「美しい国」という言葉は聞き慣れたフレーズとなっているが、スローガンとして掲げられる以前、私たち日本人は、日本の「美しさ」をどれだけ意識していただろうか。
歴史の史料として残されている和歌や俳句、絵画などの作品に、桜や富士山の描写が多くあることから、昔の人々は日本の美しさを日々の生活の中で度々感じていたであろうことが伺える。しかし、時代が進み利便性追求のために技術革新が進んだことで、自然に肌で触れる機会が減り、環境破壊という問題も生じるようになった。こうして、私たちの中の「美しさ」という意識は薄れていったのだ。
日本は長い歴史の中で、東洋と西洋両方の文明を取り入れることに成功し、世界性のある国へと成長した。「文明」という観点で、東洋の要素を持つ京都、西洋の要素を持つ東京、江戸の風情を残す金沢を三都とすれば、日本は間違いなく、世界における文明の中心地となる。また、地理的な要因を含み、日本列島を地球全体の縮図として見立てられるのであれば、地球環境回復の対策も、日本が中心に立ってすすめていくべきである。
「美しい国」の力で、「美しい地球」を作ることが、今後日本に課された課題であることを感じた。
東進ハイスクール光が丘校
西田 茉央さん
東京都 私立 桐朋女子高 1年

私は講義をうける前、正直「本当に日本は美しい国なの」という疑問があった。私は海外に住んでいた経験があり、日本をとても恋しくなる時もあれば、反対に向こうの文化に魅了され、日本が嫌いになった時期もあったからだ。講義が始まり、まず「日本を地球の縮図と見立てることができる」という考え方の斬新さに驚いた。歴史、地理、そして心のあり方(信仰心)という観点から日本を見て世界と比較することは、とても深みがあり難しい問題だが、川勝平太先生のお話はとても分かりやすく、納得できて面白い。最初は「日本を地球の縮図として見立てることができる」という事に半信半疑だったものの、途中から、理解し、納得し、最後は感動へと変わった。私もこのように日本について語れる人になりたい。自分の国、美しい国日本を語れる人でありたいし、誇れる国にしてくのが私達の今後の課題である。
東進ハイスクール茗荷谷校
渡辺 文さん
東京都 私立 共立女子高校 2年

「日本は世界の文明の生きた博物館である。」という川勝先生の言葉が最も印象に残った。日本はこれまでに、中国の文化と欧米の文化をどちらとも主体的に取り入れてきた。そしてそれを日本人の生活に活用するなどしている。先生は、日本程にも他国の文化を主体的に取り込んだ国は他にない、と話されていた。
他国の文化を取り込むということは、その文化を良いものであると認め、その文化の美点を知っているということにつながる。日本は中国と欧米の文化を取り入れてきたということは、日本に東洋の文明と西洋の文明の両方が存在するということになる。さらに、日本は東洋と西洋のどちらともの文明の美点を知っているということになる。それは日本の良い特徴である。これからの国際社会において、東洋と西洋の両方の良いところを知っていることは日本が世界の中心に立つためのとても良い材料になると思う。そして、日本は世界の文明の生きた博物館としてこれからも東洋と西洋のそれぞれの良さを世界に伝えてゆくことができるような国になれたら良いと思う。
このように、文化的にも歴史的に見ても日本には世界性がある。先生はこのことから日本を世界の縮図として見立てることができる、と話されていた。さらに、日本列島には亜寒帯気候の地域から亜熱帯気候の地域まである。なので、地理的に、地球環境的に見ても世界的、地球的である。日本を地球の縮図として見立てることもできる。
世界、地球の縮図である日本が世界に先立って環境問題に取り組んでいけたら良いと思う。現在日本には様々な国から多くの留学生が来日している。これからも他国からお手本にされるような国になれたら良いとも思う。そして日本を起点として、それぞれの国が美しい国を目指し、美しい世界、美しい地球をつくって行きたいと思う。
今回の一回だけの講義で自分の知識の浅さに気付き、一つの分野においても本当に深いと感じた。今後も広く深く様々な分野を学習したいと思った。