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国民文学レベルに見られる世界観・価値観が、現代にどう生きているか、あるいは生かせるか、ということを考えたい。

ここでの大衆文学としては、吉川英治、山本周五郎、大仏二郎、司馬遼太郎を考える。そこに見られる一つの考えは、「奉公」ということだ。奉公とは、公に尽くすことであり、小さな「私」から抜け出ることとも一体になっている。

その意味で、「家出」ということは家だけでなく、藩といった「私」から飛び出すことでもある。近代化前の時代、家出とは、奉公とは、死を覚悟するものであった。そこから、リーダーというもの考える材料が見つかる。

坂本龍馬など文学作品に取り上げられた人物を材料に、リーダーとは何か、ということを考えたい。 (山折先生の話はもっと続くのですが、これ以上書くと面白さのネタまで書いてしまうので、止めておきます。)

現職
宗教学者

略歴

1954年 東北大学文学部印度哲学科卒業
1959年 東北大学大学院博士課程単位取得退学

1982年 国立歴史民族博物館教授
1988年 国際日本文化研究センター教授
1997年 白凰女子短期大学長センター所長
2000年 京都造形芸術大学大学院院長
2001年 国際日本文化研究センター所長
2005年 現職


著書・受賞など
『デクノボーになりたい−私の宮沢賢治』(小学館)
『こころの作法』(中央公論新社)
『臨死の思想』(人文書院)
『日本人の宗教感覚』(日本放送出版協会)
『悪と往生』(中央公論新社)
『近代日本人の美意識』(岩波書店)
2001年 京都新聞大賞(文化学術賞)
2002年 和辻哲郎文化賞(一般部門)